6話 誕生日前夜
お久しぶりです。6話 誕生日前夜を書かせていただきました。
いつもより、短いです。
それでは、どうぞ。
7月29日 私の誕生日前日
双葉と琴羽の二人が、祝ってくれた。
二人が作ってくれた、手作りのストロベリークリームのケーキ。甘酸っぱいクリーム、ドライフルーツを混ぜたスポンジ、
美味しくて。
琴羽が、趣味にしている、アクセサリー作りを双葉が習い、二人それぞれが別のアクセサリーをプレゼントしてくれた。
琴羽がペンダント、双葉がストラップ。
とても、嬉しかった。
お菓子を食べて、ジュースを飲み、これからの、夏休みの予定や、思い出話、たわいのない話をし、最後に二人が、とんでもない爆弾の置き土産をしていった。
それは突然の、だった。
入浴中、凜からの突然の、電話。
『今、いいか?』
「り、凜くん、突然どうしたの?」
明日菜は驚いて、スマートフォンを湯船の中におとしそうになる。
『いや、琴羽から留守電入ってて、明日、皆で出かけるから、俺から、明日菜に連絡してくれってさ』
……聞いてない、今日一緒に居たのに
『それで、明日大丈夫か?」
凜が問う。
「だ、大丈夫だけど……」
明日菜は、必死に考えている所に、凜が不意を突くように
『なら、ちょうどよかった。明日菜の誕生日だしな』
明日菜の思考が止まった。
……今[ちょうどよかった]って言った?聞き間違いじゃないよね。だって、それは……
『おーい、明日菜、明日菜?』
「ふぇっ!?な、何?」
『いや、何って、明日の朝、明日菜の家の前に集合らしいけど?』
「あ、うん、それは、いいけど」
『じゃあ、そう言うことだから、明日な』
そう言って凜が、電話をきった。
「あ……」
明日菜は、口元まで、お湯に浸かる。
……明日、凜くんも一緒なんだ……
PM.11:58
明日菜が、課題を終わらせる。
PM.11:59
明日菜が、寝ようと、、ベッドに座りスマートフォンの目覚ましをセットする。
AM.00:00
スマートフォンがなる、明日菜が、みてみると、メールが一件。
凜からのメール。
明日菜は、ドキドキと、メールを開く。
そこには……
happy birthday! 明日菜。
お休み、よい夢を。
シンプル過ぎる文、それでも、明日菜は、嬉しく思う。
明日菜は、眠りに落ちるまで、そのメールを眺めていた。
どうでしたか?短くとも、楽しんでいただけたでしょうか?
いただけたのなら幸いです。それでは、次回も、お付き合いいただければ幸いです。