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瞑想世界83

親は腐っても親だと思うと、田村は言った。

田村が言った。





「俺はこの世界にあって中途半端な存在だ。そしてお前よりも力が弱く万能性は無いかもしれないし、お前の世界滅亡に加担してしまう可能性もあるが、俺はお前に闘いを挑み、お前を生還させる。それが俺の友情であり、道はそれしか無いと俺は思っている」




村瀬がにんまりとしてから言った。





「綺麗事はいい。朝鮮人と罵り、かかって来い」





田村が続ける。




「お前は母親を怨んでいるが、母親は世界に一人しかおらず、腐っても親は親であり、それを殺す事は許せない。だから俺はそれを引き止め、やめさせる」





村瀬がせせら笑った。




「セックスの事しか頭に無い、自分を棄てた淫乱女を許せと貴様は言いたいのか?」




田村が答える。





「許せとは言っていない。ただ殺すのはおかしいと思う。だから俺はお前にそれはさせない。それだけだ」




村瀬がうそぶく。





「俺は朝鮮人。そしてど淫乱の母親に棄てられた身だ。そんな気持ち、貴様などには分かるまい。違うか?」

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