表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/270

瞑想世界59

感知すればそれが常識となり、感知出来なければそれが常識となるだけの話ではないかと、田村は言った。

僕は尋ねた。





「多次元とも言える空間の中で、一つの次元にいる時、魂は単数として捉らえられるが、それを多次元に移行させると、単数としての複数が無限大にあるという事か?」





田村が頷いた。





「そうだ」




僕は水を一口飲んでから言った。





「しかし人間にそれを感知する事は不可能だろう」





田村が首を左右に振り答える。





「いや、仙道では幽体離脱、所謂陽神を体外に出すと、肉体感覚と同時に魂感覚があるからな。それを考えれば、複数としての単数が、多次元宇宙理論の根幹をなす事は想像に難くないわけだ」






僕は改まった口調で田村の意見を否定した。




「しかし再度言うが、常識的な人間にそれを感知する事は不可能だろう?」





田村が答えた。





「感知すればそれが常識となり、感知しなければそれが常識となるだけの話ではないか?」





僕は頷き、言った。





「まあ、それはそうだな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ