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瞑想装置36

無事生還出来たようだなと、田村が言った。

生命のおののきにも似た全身総毛立つ震えのままに、田村がジャンプした。





波に当たり、田村の身体はかき消えて行った。





僕は深呼吸一つして、りんごの右回転するチャクラを想起し、唇の震えが全身に伝わって行くのを飲み込むようにジャンプした。





凄い勢いで落下して行き、岩場が迫った恐怖の瞬間、僕の身体は青いビー玉になり、水に潜り、その海水のしょっぱさが舌に感じられた瞬間、僕は投げ出されるように、自分の部屋に戻った。





胡座をかいたまま、一つ息をつき、それを合図に僕は青いビー玉から僕自身に戻り、電話を手に取って、田村に連絡を入れた。





「無事生還出来たようだな?」




田村の問い掛けに僕は答えた。





「ああお前もな、村瀬と成実ちゃんを助けに行こう」

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