表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
33/270

瞑想世界33

朝鮮人を馬鹿にするなと、村瀬が絶叫した。

薮から成実ちゃんが不意に飛び出し、僕らの前を目にも止まらぬ速さで横切り、崖っぷちからジャンプした。





ジャンプしながら成実ちゃんが耳をつんざく金切り声を上げ、その金切り声に成実ちゃんの肉体が粉々にされ、空中に輪郭だけの肉体残像が映り、その残像が速度を上げて灯台に張り付き、実態化して、再び金切り声を上げて走り出した。





走り出した成実ちゃんを追うべく、灯台の壁から村瀬が忽然と抜け出し、追いかけ始めた。





残忍で無慈悲な顔付きをした瞑想装置同士が、僕らを無視して死闘を繰り広げて行く。





村瀬が強烈なパンチで成実ちゃんを殴り倒し、馬乗りになって止めを刺そうとするのを、成実ちゃんが前蹴りを入れて逆襲する。





殴り合いをしても、二人は痛がらず、酷薄な笑みを頬に浮かべて悦んでいるのが見て取れる。





村瀬が吊り上がった目で成実ちゃんを睨みつけ、声を限りに叫んだ。





「朝鮮人を馬鹿にするな!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ