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瞑想世界241

田村さんはそれでいいのと、成美ちゃんが言った。

対話の先陣を切り、成美ちゃんが言った。





「瞑想方法というのは絶対的な個人差は明瞭にあると私は思うの。私なんか全くの自己流だし。ただここに至るまでに、それぞれの瞑想方法がリンクするというか酷似する点を踏まえて、末広がりがあり、また点に絞り込まれて、ここに至る点まで収斂されて来たと思うの。そのリンクしていると言うか類似点をピックアップしながら、瞑想装置や多次元宇宙の事を論じ、出来るだけ解明するやり方を進めましょう」




田村が賛同した。





「そうしよう。まず瞑想に於ける肉体と精神と言うか心の関係について論じ合おう」






僕は電車から降り、ベンチに腰掛けてから、賛同した。





「分かった。じゃあまず自己流の成美ちゃんから始めてくれないか?」





成美ちゃんが不審がる。




「私からでいいの?」





すかさず僕は答えた。





「成美ちゃんの瞑想術は肉体から半ば強制的に離脱させられた後のものだし。従って肉体の欲求からかなりの部分逸脱していると推測出来るし。ある意味ここに至るまでの過程が教条じみていなくて、一番興味深いと言うか、面白そうだと思うんだ」





成美ちゃんが田村に賛同を求めた。





「田村さんは、私でいいのかしら?」





田村が答える。





「それでいい。話しを進めてくれ」

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