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瞑想世界218

絆の再確認は人間のはかなさの再確認なのか?

瞑想装置もどきへの戻し変換がなされ、少し身体が楽になって来た。





無二の親友田村とのあくことの無い争い。





息を詰めながら、僕は考える。





争い、闘う事の意味を。




闘う事の哀しみ。





絆深き相手との殺し合いは本当に哀しく、虚しい。





だが殺さなければ殺されてしまう、この状況では闘うしか道は無いのだ。





村瀬がやっているのか、成美ちゃんがやっているのか、はたまたカオスの坩堝が仕向けているのか分からないが、宿命とも言えるこんな争いに、意味も分からず追い込まれている自分がいる。





あくことの無い争いによる絆の再確認は、逆に言えば人間には絆に依存して生きるしかない事のはかなさを知る術でもある。





救いなど何も無いその虚しさを実感させる為に今の状況はあるのか?





…分からない。





意味は分からないが、とにかく生き延びるしかないと、そう僕は独りごちた。

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