表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/270

瞑想世界21

頭が痛いと、成実ちゃんが訴えた。

身体がだるく重い。





その不調を僕は田村に訴えた。





「身体が重くだるい。それに腹がぜんぜん減らないし、喉も渇かない。それよりも変なのは便意を催さない事だが、お前はどうだ?」





田村が同意した。





「俺も同じだ。身体がひどくだるく、歩くのもしんどくなって来た」





「成実ちゃんはどう?」





僕が成実ちゃんに話しを振ると、成実ちゃんが頷き言った。





「便意を催さないのは私も同じだけれども、頭がひどく痛くて」




僕は田村に顔を向け、尋ねた。





「どうだ。村瀬の心の在りかに近付いるているか?」





雑木林の中を重い足取りで歩きながら田村が答える。





「微弱で、感応しにくいが、何とか近付いているような気はする」





僕は田村を励ます。





「お前だけが頼りなのだからな。お前が身体の変調をきたし、戦線から離脱したら、俺達全員お手上げだからな。頼むぞ」




林道の奥を見据える目付きをしながら、田村が答える。





「俺は性に合わないからな、強がりは言わない。だから、この世界に在っては、邪魔だと思われれば俺の存在など跡形もなく消えて行く定めだろうし、この身体の変調がレッドゾーンの証ならば、早く村瀬を探すことが先決だと俺は思うんだ」




「ちょっと休ませて。頭が痛くてもう歩けない」





成実ちゃんが辛そうな声を出してから、頭を両手で抱えるような感じでうずくまった。





咄嗟に僕もうずくまり、成実ちゃんの顔を覗き込む感じで声を掛けた。





「大丈夫かい、成実ちゃん?」





頭を抱えたまま成実ちゃんが訴えた。





「大丈夫だけれども、少し休ませて」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ