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瞑想世界201

成美ちゃんの情けに賭けるしか道は無いと、田村は言った。

田村が言う。





「成美ちゃんの賭けに俺達も乗るしか道は無いんだ」




僕は突っ込んだ。





「愛の永劫性に賭けるのか?」





田村が答える。





「そうだ。村瀬の破壊衝動を阻止出来るのは成美ちゃんの永劫なる慕情しかないと俺は思うんだ」




「しかし成美ちゃんは俺達を邪魔者として扱い、排除する事しか考えていないではないか?」




息をつき田村が答える。





「それを何とか呼びかけて、こちらの意向を伝え、仲間にするしかないと俺は思うんだ」




「瞑想装置の残忍性にのみ、突き動かされている成美ちゃんに、俺達の意向は伝わるのだろうか?」





田村がいみじくも言ってのける。





「愛の永劫性に賭ける分、成美ちゃんには情けが残っている。その情けに俺達は賭けるしか道は無いのさ」


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