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瞑想世界155

危険であろうとも、ジャンプするべきだと、僕は言った。

田村が言った。





「この状況で、俺は何をすればいいんだ?」





僕は答えた。





「これが騙し絵ならば、俺達の目の前にいる村瀬や成美ちゃんは傀儡という事になる。破壊神たる村瀬は確実に分身であり、成美ちゃんは村瀬の破壊衝動が見せている幻影だと俺は思うんだ。だが俺達は成美ちゃんの本体を救出するべく動いているのだから、このワームホールは脱出しなければならないと俺は思う」




田村が尋ねて来る。





「どうやって脱出するんだ?」




「来た道を戻りジャンプするしかないと思うんだ」





田村が反論する。





「新たなるワームホールが待ち受けているかもしれないじゃないか?」





僕は答えた。





「いや、それでも欠如した記憶を取り戻すべくジャンプするしかないと俺は思うんだ」





田村が答えた。





「虚偽の安心安全に背を向けて、危険に立ち向かう形か?」





僕は躊躇する事なく言った。





「そうだ」

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