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瞑想世界150

田村が田村だと言えば、その言葉を、僕は欠如した未完成体として信じるしかない状況とは?

複数としての単数時空間の狭間に在っては、我は複数としての単数でしかない。





詭弁的発想法を用いれば、複合体に蔓延している複数の思考は、単数としての思考が制御していると考えた方が明解でもあり、複数としての単数時空間の狭間に在っては、田村は一人しかいないのだ。




「俺は田村だ」





と言われれば僕はそれを信じるしかなく、そこはかとない違和感を抱きながら、そぞろ考える。




僕は何故このような違和感があるのかを自己洞察して行く。






複合体あると錯覚しているが、実は単一の時空間しかなく、その中で巨大な力を持った単一の意思は、複数としての単数時空間を制御する事は可能となる。




その時空間の中で、逆に言えば力なき存在は全的な時空間制御能力を持たず欠如分が生じる。





その空洞が忘却ならば今の状況を端的に顕していると、そう僕は考えた。




その欠如分が僕に違和感を感じさせていると僕は結論付けた。

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