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解説 特殊能力 見通者

●特殊能力 見通者(シーカー)

・分類 特殊能力

・付与 生来

・能力変更 無

・扱い 国際条約適用有


【解説】

・「答えを見通す者」の意味

・一種の天才で、この世界における人類の発展は、この能力者達あっての存在。

・数万桁の計算を一瞬でやってのけるが、注意すべきは彼等が暗算しているのではなく、計算式を思っただけで答えが浮かんでくるという点。

・彼等の思考は、「頭で計算」するのではなく、答えを「受け取る」方が正しい。


【歴史】

・元々は神族・魔族・獄族の一部が保有する特殊能力。

・先の魔族対神族の戦争の際、慢性的な人手不足を解消するため、能力保有者の遺伝子を元に兵器としての人間を生産することが神族と魔族双方で行われた事の名残。

・この中で生み出された特殊能力を持つ人間は、戦後、公には「一匹残らず殺処分」されたことになっている。

・しかし、殺処分を逃れた彼らの生き残りの遺伝子が今の人類に引き継がれている点では、騎士や魔法騎士などと由来は同じ。

・人間が「非自然的生命体」である証拠のような能力。


【能力】

・生来の能力。

・個人によって発現や能力にはばらつきがあり、能力別にスタンドラインと呼ばれる身分分けが行われている。

・最高が6本のハイパースタンドで、現在は三人しか存在しない。

・スタンドラインが4本以上で“見通者シーカー”を名乗ることが出来、天才として国際的な保護を受けることが出来る。


【称号としてのスタンドライン】

見通者シーカーにもランクが存在し、それを“スタンドライン”と呼ぶ。

・ヨーロッパの大学で学者の身分を証明するための勲章に由来。

・学会や職業団体から、科学、医療、化学の全ての分野において頭脳的な意味で実力を持つ者に与えられた飾り紐状の勲章で、この飾り紐が多い程、地位が高いとみなされる(下記参照)

・往々にして着衣の目立つ箇所に取り付けられており、本数によってその人物のランクがわかるようになっている。

・つまり、スタンドラインは“見通者シーカー”だけに与えられるものではない。

・“見通者シーカー”として認証を受けられるのは、スタンドラインが4本以上必要。


【線ごとの扱い】

● 1本線

・博士、教授、医師など。そこらに腐るほどいるため、価値は無いに等しい。

●2本線

・学長や院長などが持つ政治的な意味合いの方が強い。

●3本線

・複数の技能を持つなど総合的な能力を持つ者。

・複数の博士号を持つ者。

・学者上がりなどの成り上がりが着けたがるため、「金と政治力で買える称号」扱いされる。


~普通の人間が努力と幸運だけで獲得できるのはここまで~

 ※『見通者シーカーを巡る国際条約』により、これ以上の取得は見通者シーカーに限定されている。


●4本線

・ノーマルスタンドと呼ばれる。

・これを保有して初めて“見通者シーカー”と認められる。

・“見通者シーカー”の中で最もレベルの低い存在。

・メサイアの全面開発までは出来ないが、改良や関連する武器を開発することは出来る。


●5本線

・ハイスタンドとよばれる。

・このクラスの能力があって初めてメサイアや飛行艦などの魔法兵器の設計図が引ける。

・扱いは貴族級。


●6本線

・ハイパースタンドと呼ばれる。

・国際的VIP待遇。

・メサイアだろうが何だろうが設計してのけるまさに天才中の天才。



【以下、関連情報】

●DA CAD/CAMシステム

・DACAS(ダキャス)と呼ぶ。

・“DIFFERENT AGE OF CAD/CAM”の略。

・日本語では「隔世のCAD/CAMシステム」。

見通者シーカーの発想をCADやCAMに置き換える設計支援システムのこと。

・通常、コンセプトの確定から実機の運用開始まで数十年の期間と膨大な人員が必要な新型戦闘機の開発も、このシステムを扱う見通者シーカーは、たった一人、わずか数日で完了させてしまう。

・この世界では、全てのコンピューターの開発は、この種のシステム開発のために始まったことになっている。

・世界各国政府や見通者シーカー個人によって様々なシステムが構築されている。

・多くは見通者シーカー個人が勝手に作り上げることから、見通者シーカーの癖や思考、あるいは嗜好や趣味が大きく反映されている。

・総じて、魔法科学の粋を結集したモンスター・コンピューター・システムのため、常人にはメンテナンスどころか理解することさえ出来ない。


●白雪姫(しらゆきひめ)

・津島紅葉が作り上げた彼女専用のDACAS(ダキャス)。

・普通のDACAS(ダキャス)は設計のみを担当するが、紅葉のDACAS(ダキャス)は工作機械群までを含む一種の製造工場となっている。

・葉月市の開発センター地下に存在。

・クライアント端末は数期が存在し、専用飛行艦にも一基設置されている。

・すべて白い卵の形をしており、入り口に番号が記されている。

・どういう原理原則で動いているのかは一切不明。

・メサイアをコンセプト段階から試作品の完成までをほんの数日でやってのける点では、DACAS(ダキャス)の中でも群を抜いた性能と効率を持つ。






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