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メサイア ヴァチカン法国

●ヴァチカン法国

・キリスト教の総本山として君臨する国。

・現在のヴァチカン市国と違い、かなりの領土を持つ(イタリア半島の半分)。

・イタリアとはあまり仲良くない。

・宗教的にヨーロッパに影響力を持つとはいえ、この世界ではキリスト教はそれほどヨーロッパでも浸透していない(北欧神話やギリシア神話とかが未だに信じられているし、そっちの方が一般的。つーか、あまりに普及しないから、一部過激原理主義者が頭来てヨーロッパを見捨ててメイフラワー号に乗ってヨーロッパを出て行ったのが後のアメリカにキリスト教徒が多い理由……(笑))

・よく言って原理主義者、悪く言えば宗教的にキ印が多いため、メサイアを偶像崇拝の対象だと言い切ったり、精霊体に反対したり、魔法科学の面ではいろいろと後進国。



●グレイファントムC【】

-米国のキリスト教圧力団体の要求により、法王に献上されたグレイファントム。

-この騎をベースにアニエルが開発された。

-開発元はアメリカだが、この国はずーずーしくも、グレイファントムは献上されたものだから、煮て喰おうが焼いて喰おうが我々の、ひいては神の自由だと言い張って勝手に素体レベルから量産体制まで構築してのけた。

-各国に支援の名目でグレイファントムを売りつけていたアメリカにとっては開発費をふんだくりそこねた唯一の例で、これ以降、ヴァチカンの度重なる要請にもかかわらず、アメリカ政府がグレイファントムの研究データの供与に応じなくなったのも当然である。


●アニエル【】

・ヴァチカン法国の主力メサイア。

・宗教的制約がいろいろあって、グレイファントムの出力比45%程度とにまで落としていた騎、全く性能を発揮しきれていない。

・かつてのアフリカ戦線でのヴァチカン法国主力騎。

・アニエルBも作ったけど使いモノにならなかった。

・導入担当臣を宗教裁判の結果、火あぶりにさせた因縁の騎。



●アニエルB【】

・アニエルの戦時改良版。

・アフリカ戦線で、人類側起死回生の切り札と(一部で)期待されたヴァチカン騎士団がボロ負けした。

・原因は、アニエルに「ワケわかんねぇ」制約を施した悪魔のせいだ!と騎士達がこの制約を戦時特例として勝手に外したタイプ。

・この結果、アニエルは全く別物へと変貌。制約を施した担当臣は「悪魔」のレッテルを貼られ火刑台へ……。



●スパーダ【】

-イタリア語で「剣」の意味

-魔族軍日本侵攻時点でようやく配備が始まったばかりの新鋭騎。

-イタリア軍の配備するヴィーペラ(毒蛇)と同型騎。

-量産性能に優れているため、目立った所は何もない。

-能力の不足は追加武装で補う方針が採用されているが、肝心の追加武装があまりに高額な上に信頼性に欠ける上、トドメとして狩野粒子影響下では何の意味もないミサイルが主体で、メサイア同士の白兵戦兵器のバリエーションには致命的に欠けている。

-日本戦線では支援クラスのメサイアとして扱われることが多い。



●デュミナス【】

・ランズエンドを元に開発された騎。

・少年王は真言宗智山派の仏教徒のため、宗教的集団であるヴァチカンへの設計データ売却にはかなり難色をしめしたとされる。


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