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設定 メサイアについて

●メサイアの定義

・魔晶石エンジンを用いて駆動する人型魔法陸戦兵器。


●メサイアのサイズ

1.全高

・大凡の目安で35メートル。

・ただし、装甲形状や追加装備などによって変動することがある。

MCR(メサイア・コントロール・ルーム)の高さが一つの基準。

・頭頂部だとルミナスのようなロングホーンヘッド(48メートル)は判断に困る。

・武装含むだと、フライルーラーは75メートル(ハイ・メガ・カノン最大展長時)

・搭載機材含むだと、E-WACSは中継アンテナが全長8キロもあってもうワケわかんなくなるから。


2.重量

・騎体重量:約100トン~200トン。

・これにゴテゴテと追加装備を装着すれば300トンくらいにはなる。

・全長約10メートルの90式戦車の重量が約50トンと考えれば、むしろ軽いと思う。


3.基本形状

・脊椎と腰骨を一緒にしたような形状の“素体”と呼ばれるフレームがメサイアの本体。

・背骨にあたる部分にメサイアの神経に相当する部分が収められている。

・ここが損傷するとメサイアとしては使い物にならなくなる。(人間が脊椎を損傷した場合と同じ)


●メサイアの装甲

・最も初期はセラミックの複合材など、戦車とほとんど同じ。

・ただ、この装甲に魔晶石エンジンから出力を割り当て、魔法による装甲強化(魔力相転移装甲)がメサイアを護る。

・その実力たるや、対物理攻撃の大半を無効とするほど強い!

・……んなわけない。

・155ミリ榴弾砲の直撃程度なら耐えられる程度で、戦艦の艦砲射撃なんて喰らったら吹っ飛ぶに決まっている。

・結局、何だかんだ言っても、魔晶石エンジンから供給される魔力の出力に左右されたり、魔力を装甲に転用する魔法を工業製品としての装甲に付与する魔力相転移装甲技術そのものが、開発されてから今日まであんまり進歩していない技術だったりする。

・これは、作品中のメサイアのチート性を抑制するある程度の制約事項でもある。

・具体的には、最も初期のメサイア、“スターリン”クラスから今日まで、メサイアは戦車砲や榴弾砲の直撃を防ぐのがやっとなのが実情なのはそのため。



●陸戦兵器としてのメサイア

・人間の動きをトレースして駆動するため、人間が出来ないことはメサイアも出来ない。

・人間がそうであるように、メサイアもまた、地面に足を着けて動くことを基本としている。



●メサイアの飛行能力(基本)

・全高30メートルの物体による戦闘機顔負けの空中機動は困難というのが基本設定。

・宇宙空間ならともかく、空気抵抗をナメてはいけない。

・マクロスみたいなことやったら間違いなくメサイアは空中分解する。

・演出としてはやってみたいけど……無理。

・確かに、多くのメサイアは、空中飛行能力は持っている。

・だがそれは、背面部にグラビティーフィールドを作り出し、フィールドが生み出す反作用によって空中に浮かび、反作用をコントロールすることで飛行するにすぎない。

・イメージが掴みづらかったら、アクション映画で多用されるワイヤースタント|(ワイヤーリギング?)を思い浮かべて欲しい。

・俳優(もしくはスタント)を吊り上げているワイヤーに相当するのがグラビティーフィールド。

・要するに、メサイアは飛行中は宙ぶらりん状態になる。

・こんな格好では空中では無防備に近いし、武器を振るっても当たりもしない。

・あまりに無防備だから、普通、メサイアは最前線まで飛んでいくなんてことはしない。

・移動速度は大体、レシプロ爆撃機並み。


●メサイアの飛行能力(機動力改善型)

・これに対して、飛行能力の改善を計ったのが機動力重視型と呼ばれるタイプのメサイアである。

・狩野粒子の影響を受けていない戦場での飛行移動能力確保はそのまま対ミサイル防御能力の向上にもつながるという発想。

・とはいえ、このタイプを名乗るモデルの多くは、エンジン出力の向上やエネルギー配分の見直しにより生じた余剰エネルギーを飛行系統に回しているだけで、特別な飛行装置を増設したりはしていない。

・背面部は攻撃装備や予備弾薬などを搭載する場所だから、継戦能力をそぎ落とすような装置の取り付けなんて許されるわけがない(バックパックに装備を詰め込んだ歩兵と、パラシュート背負った空挺隊員とを個体の継戦能力で比較してみよう)

・せいぜい、通常モデルより何割か早くなった程度の話。

・あくまでメサイアは陸戦兵器。


●メサイアの飛行能力(機動力重視型)

・とはいっても、メサイアに機動性は欲しい!

・そう考える人はやっぱりいる。

・継戦能力を犠牲にしても空中での高い攻撃能力を持つメサイアを求める特殊任務部隊などがその好例。

・予算とメサイアの頭数ににある程度余裕がある国のみ開発・運用できるような話で、弱小国家ではメサイアを空に飛ばすのがやっと。絶対に無理な話。

・エンジン出力をさらに高め、また、空中機動にも耐えられるように騎体各部の耐久性を改善し、必要ならば小型エンジンを搭載した飛行ユニットを増設する……。

・この開発に必要な費用は新型モデル開発に匹敵する。

・短期間かつ低コストでこんなモデルを作り上げることが出来るのは、開発国で頑張る見通者シーカー達のおかげ。

・彼らがいなければ、開発期間だけで何年かかるやら……。

・グレイファントムRSなどのモデルが該当。

・このタイプになってメサイアは初めて亜音速戦闘爆撃機並みの速度を出せるようになった。


●メサイアの飛行能力(特殊騎・飛行特化型)

・予算の無駄遣いに近いモデル。

・可変騎やフライルーラーのように、人型であることを放棄するトンデモ系もここに含まれる。

・騎体側のエンジンを増設したり、エンジンそのものを根本から作り直したりとか、普通の国家なら予算が下りそうもない程度にやりたい放題やって初めて実現できるような話。

・ここまでくると、とてもではないが、新人の一般メサイア使いに任せられる価格のモデルではありえなくなる。

・大体、ここまで来ると、アメリカやマラネリや日本しかモデル化出来ないのは、予算を好き勝手出来る立場にいるハイパースタンドクラスの物好き、もとい、天才的見通者シーカーが必要だから。




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