本物…?
恋っていうより、ホラーっぽくなってますが…苦笑
表現が下手なので怖くないですけど…(>_<)
私と春彦が会ったのは男じゃなく、女だった。それに、熊谷先生なら私だって春彦だってすぐにわかるはず。
じゃあ
あの時あった長い髪の女は
いったいだれ……
「春彦!肝試しの時会ったお化けの格好した長い髪の女だよね?!」
2mくらいしか離れていない春彦に大きな声で聞いた。
驚きながら春彦が答えた。
「え?…あ!女の人だったけど?」
その答えを聞いた瞬間。
その部屋にいた全員の顔が青ざめた。
もちろん、先生も。
「あんた達大丈夫?!熊谷先生だよ?あんなガタイの良い先生を女に間違えないでしょ。」
「…私達がみたのはひょろっとした髪の長い女だった。」
「…やばくない?…」
部屋中がザワザワしはじめた。
な…に…。
怖い。
じゃあ
もし
あの時ついて行ってたら…?
いったいどうなってたんだろ………
「…まぁ!大丈夫でしょう!私と春彦はちゃんといるし!気にしない気にしない!」
明るく振る舞うが、やっぱり怖いのには変わりない。
「ごめんな、皆。先生が悪い。」
すると先生が謝った。
「ごめんなさい。」
続けて鈴木先生も謝った。
次から次へと先生が謝っていく。
「だ、大丈夫だよ!先生!」
その言葉しか言えなかった。
「…先生!いろはは私達女子がしっかり支えるんで、大丈夫です!!」
紅葉が私の肩に手を置き言った。
女子の皆が深くうなずく。
「ありがとう。」
先生達がお礼を言ってこの話は終わった。