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ポラリスの多世界  作者: 一
特異大魔法世界編
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#72 マルタ魔法皇国の魔法使い


結局僕にはシード枠だったため、ギリギリまで誰が僕の相手をするかわからなかった。


名前が判明したのはほんの五分前


相手の名前はマクシミリアン・ローデンヴァルトとか言う人。性別もわからなければ、そもそも人かどうかもよく分からない。


はたしてどんな人物なのか、どんな存在なのか気になるところだが、これだけははっきりしている。今までの相手より数段強いということだ。初戦の相手とはもしかしたら比べものにならないほど強いのかも知れない。


初戦のウォルムナ・シュタナさんも相当というかかなり強かった。当然のように究極技能(アルティメットスキル)や究極付与(アルティメットエンチャント)も使用してきたし僕的には予想通りに苦戦した気がする。指先だけ部分的に星崩衣(せいほうい)を纏わなければ切断されてたかも知れない。


だが、得られた魔法は全て深淵之魔神(ナイアーラトテップ)を発動したため僕のスキルや魔法リストに含まれている。


今僕が得ている力らは



【魔法】


超越魔法:時元摩天楼(クロックワーク)

幾何魔法(トポロジーマジック):空閲迷宮(くうえつめいきゅう)

超越魔法:界奉(かつり)

超越魔法:七星柱連撃・貪狼星・巨門星・祿存星・文曲星・廉貞星・武曲星・破軍星

世界魔法:原始意識(カーター)

起源魔法:真神理人(コトワリノヒト)


【スキル】

究極技能(アルティメットスキル):神戦武装(カヴァーチャ)

究極技能(アルティメットスキル):斬截ノ太刀(ざんさいのたち)

究極技能(アルティメットスキル):神域完全武装(ニヴァータカヴァチャ)

究極付与(アルティメットエンチャント):八王馬(スレイプニィール)



だ。


魔神王戦とクランベリーズ・クラインシュタイン、ウォルムナ・シュタナ戦で得た力だ。


はっきり言って使いどころに困る力ばかりだ。自分自身で受けた経験と、ソラの観測した結果から導き出した答えも同様だからだ。


深淵之魔神(ナイアーラトテップ)の力で全ての魔法やスキルさえ吸収する自分へ驚愕するしか無いのだがチートだと改めて思う。


一応、この魔法やスキルは全て使用可能だ。

力の根源は僕の中で現在進行形で進化に還元されている莫大な力から捻出される。僕の中で力がなくなればこれらの深淵之魔神(ナイアーラトテップ)で獲得したスキルや魔法は一切使えなくというわけだ。


うまく出来ている。確か100万のスキルを1つに還元した究極スキルだとソラが教えてくれたな。

恐らく究極技能(アルティメットスキル)には位があって、そのなかでも深淵之魔神(ナイアーラトテップ)は最上位に位置するスキルなのだろうと確信している。


これからの戦闘で間違い無く魔法やスキルは吸収され僕のものになっていく。相手からしたらたまったもんじゃないだろう。


使いどころを考えて使用しないと全部が強力過ぎるから下手すると会場が持たないかも知れない。予選でも本戦でも相手が使用した魔法やスキルは結界に多大な影響を及ぼしていたと観測済みだからだ。


僕の重々力連爆撃(グラヴィトンボミング)は超重力爆弾を弾けさせるものだが、もちろん威力はかなりギリギリまで最低限に調整している。ソラの観測だと重々力連爆撃(グラヴィトンボミング)を通常射出した場合、国が消えるレベルというかこの星に甚大な影響が出ると結果が出ている。


これは非常にマズいというか、ヤバイ。試合とか本来の目的を失う可能性が殺人的に高い。


だが、相手次第では威力を会場と結界が保つギリギリまで上げても良いかも知れない。もしかしたら、僕の重力爆弾が効かない存在もいるかも知れないことも考慮しないといけないからだ。


なんせ、この世界のことは知らないし、この武道大会に出る出場者のことも僕は全く知らない。


ただ、はっきりとわかることは、この世界で言うレベルが既にカンストしていること。それ以上の存在でかつ相手の経験値や能力以外でのステータスが桁が違うこと。


ここは相手の様子を見ながら戦闘するしかない。


お互いに殺し合いでは無いのだから、威力は抑えているとはいえ、かなりの攻撃力やスキルや魔法を使用してくる筈。


ソラとうまく連携しながらだな。


さて、僕の三回戦が始まる。


石か鉄かわからないが、頑丈に作られた舞台への階段を上ると、碧い髪で短髪長身の端正な顔立ちの男性が立っていた。


既に網膜に表示されている何かの数字がもの凄いスピードで上昇している。それが魔力量だと気づくまで数秒のタイムラグがあった。


「やぁ、君が白い月からの噂の少女ポラリス・ステラマリス君だね。私はマルタ魔法皇国の魔法使いマクシミリアン・ローデンヴァルトだ。良い試合をしよう」


「ポラリス・ステラマリスです。マクシミリアン・ローデンヴァルトさんよろしくお願いします」


互いに握手した。


ただ、軽く握手しただけで相手の強さがわかるような気がした。

初戦以上の激戦になると僕は思った。ソラも同意見だ。



「それでは両者!第三回戦試合を始めッ!」



レフェリーの声が会場の大歓声にも負けない声量で開始の合図の声が僕の鼓膜に響いた。


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