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宣告、勇者

作者: 三千百六


 ツーホン村に王国軍ならびに教団の司祭がやってきたのは、王国で最も魔王軍との戦いが激しかったプットロープ砦が陥落して間もなくのことだった。


 村の中央から、各家々に司祭の言葉が響き渡る。


「ここに、ツーホン村の勇者パーティーを任命する。ガッツ・アルガトの息子、勇者ユイル。ミレニカ・サーランの娘、魔法使いサリアナ。セイテック・ムロクロンの娘、僧侶エレソア、エバー・シャルロットの息子、戦士ロイ」


 まず、家族の名を呼ばれなかった人々が歓声を上げ広場に集まった。


 王国万歳、王国万歳。勇者の誕生に喜びを。精霊の導きのあらんことを。神のご加護のあらんことを。


 そして、子供の名を呼ばれた親は、強く、強く子供を抱きしめ、涙は枯れることなく。叫ぶことを赦されず。体を崩れ落とす事で子供から手を離した。


 勇者パーティーの宣告を受けた子供らは胸を張り、必ず魔王軍を倒して来ますと、広場に覚悟を持って現れた。


 その子供らに司祭は告げる。

 「誇られよ!貴殿らは神によって選ばれた勇者パーティーである。この後、貴殿らは王と面会する。尚、渡されるのは1人につきヒノキの棒が1本と50Gである!!くれぐれも有りがたく頂戴するように!!」


 ツーホン村の子供達は司祭とともに王の元へ向かった。


 この日、100組の勇者パーティーが誕生した。

 

トッキューを何話か書いてみようかな

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