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第二話:腕、もしくは兵器

第二話  腕、もしくは兵器



ざざーん……。


「ん、んん……」


光に巻き込まれて意識を失っていた廉は、顔に塩水がかかる感触で目を覚ました。


うっすらと目を開けると、目の前に広がるのは青い大空。起き上がってみて辺りを見まわすと、そこは漁船の上だった。


「おっ、ようやく目を覚ましやがったか」


上体だけ起こして頭を振り、意識を取り戻そうとする廉の背後から声がかかる。


振り向いてみると、そこには一人の男がこちらに笑顔を向けながら歩いてきた。


動きやすい角刈りに、日焼けした肌。筋肉質の腕、典型的な海の男である。


「驚いたぜぇ?なんつったって網を引き揚げたら魚じゃなくて人間が釣れんだもんよ。最初水死体かと思ったぜ」


男は廉の横に腰を落すと、生憎こんなものしかないけどな、と言って水の入ったペットボトルを寄越す。


特に廉は喉が乾いていたわけじゃなかったので口を付けない。


「船室はあるんだけどさ、どうも俺って奴は掃除が下手なんでね。もう物置になっちまってんのよ」


がっはっはと豪快に笑う男に対し、廉は未だに状況を整理できずに混乱している。


男は黙っている廉を変な方向に勘違いし、途端に焦り出す。


「お、おめえ。もしかして何かあってしゃべれなかったりすんのか?」


実際的外れなのだが、男の中でそれは確定事項になっているようで、分かりやすいようにうろたえている。


そこで廉は一度整理を後回しにして男に話しかける。


「あー……。別に、喋れないわけじゃないです」


すると男は大袈裟に安堵の溜息をつく。


とりあえず廉は今の状況を把握するため、男からいろいろと訊こうとする。


「えと、俺の名前は金城廉です。貴方は?」


一通り訊いた情報を整理すると、廉を助けてくれた男の名は『鮫島銛矢(さめじまもりや)』割と老けた印象を持つが、これでもまだ二十代らしい。


何代も続く漁師の家系のようで、銛矢という若干変な名前も海の男である父親がつけたと言う。母親は反対しなかったのだろうか。


ここは廉が落ちた崖下の海で、鮫島の隠れた漁場らしい。


廉が落ちた日からもう既に丸一日経っていて、ツアーの日程は終わっている。別に、カップルが成立したものは自由に離脱して良いので、大きな騒ぎにはなっていないだろう。


右腕等の傷は最初からなかったらしい。ただの夢だったのでは?とも思うが、あの痛みは夢ではありえないだろう。


となると、思考がファンタジーに傾いてしまうので、一度思考を止める。


漁は既に終わり、後は帰るだけという事なので、鮫島の好意もあって廉は素直に送ってもらう事にした。




































そのまま港まで送ってもらった後、病院や警察に行かないのかと心配する鮫島を黙殺して、廉は荷物を取りにホテルへと向かっていた。


手荷物は洞窟を這いずっていた時点で無かったし、崖から落ちたのだから今頃海の藻屑だろう。大した金額も貴重品も無かったので未練は無いが。


廉はとっとと家に帰りたかったのだが、今の廉の手にあるのは自分の着ている服のみ、多少面倒でも荷物を取りに行かなければならない。


「……はあ」


鮫島の港から廉の泊まっているホテルまでは、海沿いに歩いて三十分以上はかかる。バスなら早く着けるが、手荷物を失ってしまった廉にバス代ですら用意する事は出来ない。


半分ぐらい歩いたところで音を上げた廉は、寂れた商店の前にあるベンチに腰掛ける。


冷たい水でも欲しいところだが、何度も言うように廉に金は無い。


廉の目の前の道は人通りが少なく、堤防越しに大海原のパノラマが広がっている。


時々自転車に乗った少年が通りすぎるのを見て、奪ってしまおうか等と物騒な考えも浮かんでしまう。


「え――!?まさかっ!!」


そんな若干どころではなく荒みながら呆けていた廉に、右側から声がかかる。


立ち上がる気力を失ってしまった廉はだらけながら右を向くが、そこに立っていた人物を見て弾かれるように立ちあがった。


「――ユーディットっ!?」


そこに立っていたのはゲルマン系らしい長身の少女で、ショートの金髪に青い目の童顔。楓とは違って本当に日本人離れ――実際日本人ではないのだが――したプロポーションである。


顔の幼さとスタイルの良さのギャップが激しい少女である。


名は『天先(あまさき)ユーディット』廉の小学生時代の彼女である。


ドイツ人とのハーフであるユーディットは生まれも育ちも日本で、ドイツ語を話せないドイツ人なのだ。


ユーディットと廉がであったのは五年生の春、教室に着いた時である。


楓のせいで小学生にしては荒んでいた廉は、子供っぽい男子に辟易していた女子に割とモテる方であった。


その人気に嫉妬した男子の数人は、登校する前の廉の机にいたずらをしようとしたが、ユーディットに見咎められてしまった。


五年生の男子となると無駄に腕力に自信を持ってしまい、すぐに強攻策を取るのである。


そうして喧嘩に発展しかけた際、タイミングが良いのか悪いのか、丁度廉が登校してきたのだ。


出鼻を挫かれた男子達は矛先を廉に変え、ニヤニヤとながら近づいてきた。


小学生高学年の男子というのは女子と仲良くする事が意味も無く恥ずかしい事だったので、男子達はユーディットと廉が付き合っているのではないかといった。


本来なら廉は焦るように否定して、からかうネタを作らせる事になるのだが、廉は違った。


涼しい顔で立ち上がると、ユーディットを抱き寄せて肯定したのである。


ユーディットとしても、廉に悪感情を抱いていないどころか、好意を抱いていたために男子を見咎めたのだ。別に断らずに頷いた。


その噂はすぐに全校に広まり、廉とユーディットは公認のカップルと化したのだ。


廉は美形という訳ではないので、熱狂的なファンによる嫌がらせといったステレオタイプな事件は起こらず、ユーディットの楓下着発見事件まではそれなりに友好的で平和な関係を築ける事ができた。


回想を終えた廉は落ちついて座りなおし、ユーディットを見上げて話す。


「……まさか、こんなところで会うとはね。ここらへんに住んでいるのか?あの中学は中高一貫だったはずだけど」


二人が別れたのは六年生の冬、気まずい思いを感じる事の無いまま卒業式となり、廉は楓と同じ中学へ、ユーディットはカトリック系の中学に行ったらしい。


多少遠い場所にある中学だったものの、こんなところにあるわけではない。


ユーディットは出会ったことが相当のショックだったのか、廉が声をかけても反応がない。


「ユーディット?」


顔の前で手を振ると、ようやく目の焦点があう。


ユーディットは苦笑いをしたまま首を振る。


「あ、ううん。ちょっと旅行に来たようなものなの」


そう言った後、ユーディットは廉の隣に腰掛ける。


ようなもの、というフレーズに違和感を感じるが、訊くべき事ではないだろう。


「そういう廉君こそどうしてこんなところにいるの?」


ユーディットのその言葉に、今までの出来事がフラッシュバックして、思わず項垂れてしまう。


焦るユーディットをよそに、廉はポツリと呟く。


「……色々あったんだよ」


廉の背負う暗い雰囲気に、何か変な勘違いをしてしまったユーディットは無茶に話を変える。


「そ、そんなことよりもさ、結構大きくなったよね。私より小さかったのに……あぁっ!」


が、その話題も廉の鬼門であり、廉の背負う雰囲気をさらに暗くさせる。


中高の成長期で男子の平均身長くらいには成長した廉だが、小学校の頃はかなり小さい部類に入っていた。


それは秘めたコンプレックスであり、突付かれると人知れず落ちこんでいたのである。


無論、突付いた者は見えないところで反撃をしていたが。


ユーディットが成長して変わったねといいたかったんだよー……とフォローにならないフォローをしている間、廉は廉で立ち直り、割とダメージを隠した笑みを浮かべる。


「……ふふ、成長して変わった俺が何ですぐに分かったんだ?」


その言葉に、なぜかユーディットは廉に顔を近づけて来る。


目と鼻の先まで異性の顔が近づいてきても顔色一つ変えない廉に、楓の枯れている宣言もあながち間違ってはいないと感じさせられるが、今はそんな事はどうでも良い。


そのまま睨み合い、頭突きでもかましてやろうかと廉が思った時辺りで、突然ユーディットは顔を離して言う。


「そう、その目でわかったの。なんか色々と物騒な事でも考えてそうな……ね」


ユーディットは廉の隣に腰掛け、過去を懐かしむように目を細めて続ける。


確かに、頭突きでもかましてやろうかという物騒な考えは浮かんでいた。


「あの時もそうだった。私達が付き合う事になったときもね」


あの目に惚れたのよーと冗談混じりに言うユーディットに廉は苦笑いで返す。


「ははっ。今もよく言われるよ、高校生の目じゃないってな」


主に言うのは楓である。


その後、話が切れた二人は黙ったまま大海原を見る。


あの事件のせいで別れていなければ、今も二人は恋人同士でいたのかもしれない。


関係は良好だった。ユーディットと別の中学になったとしても、行動的なユーディットなら会う機会は事足りるだろう。もしかしたら同じ中学に来たかもしれない。


しかしそれは仮定の話、ユーディットだって別の恋人を作っているだろうし、今の廉は色恋沙汰に興味を持てない。


「……ねぇ」


そのまま数分間黙っていた二人だが、ユーディットが静かに口火を切る。


「あの時の……、あれってなんだったの?」


指示語だらけのユーディットの言葉だが、恐らく楓の下着事件の事だろう。


今更誤解というのはありえないので、廉は素直に本当の事を話す。


「ああ……あれはな」


最初は暗い顔をしていたユーディットだったが、楓の起こした事件を聞いているうちに笑い出した。


「あーっはっはっはっはっは……。なにそれー、嘘でしょー?」


「俺も嘘だと思いたいよ……」


それを聞いて満足したのか、ユーディットはすくっと立ち上がる。


「ねえ、今からどっか遊びに行かない?ここって結構観光名所多いらしいから」


ユーディットは廉の前に立って手を差し伸べるが、廉は首を振って断る。


「あー、別にいいよ。今日色々ありすぎてな、とっとと家に帰りたいんだ」


残念そうに表情を曇らすユーディットだが、すぐにもとの表情に戻る。


廉は立ちあがり、ユーディットに背を向けてホテルに向けて歩き出す。


その状態で手を振り、別れを告げる。


「また合う事もあるだろうさ。そんとき、だな」


ユーディットの表情は見えないが、止めようとする意志などは感じられないので振りかえらずに歩く。


背を向けて去っていく廉に、ユーディットは手を伸ばす。


「そうね、さようなら……。でもね、もう次は無いの」


「ッ!?」


そこで場違いな殺気を感じた廉は思わずその場から飛び去る。


「――――ッ!?なにを……!!」


アスファルトを転がったせいで多少擦り傷が出来るが、廉の目の前の光景はそんな痛みなんてすぐに忘れてしまうほどのインパクトがあった。


ユーディットの腕から半透明の腕が飛び出て、廉のいた場所の地面を抉っていたのである。


その腕はユーディットの肘あたりから分かれ出て、空想の獣のように刺々しく、無駄に攻撃性を主張している。


ユーディットは今までの豊かな表情を消し去り、凍ったような無表情で廉を睨む。


「……逃げないで。痛いのは一瞬だから」


ゆらりと、幽鬼のような動きでユーディットは半透明の腕を構える。


廉の頬に冷や汗が流れる。ここまで死を現実的に感じたことは無いからだ。


なんだかんだ言って廉にはヤクザ程度なら逃げ切れる自信はあったし、チンピラ程度なら返り討ちにすることは出来る。


しかし、今のユーディットは違う。似非ではない殺気を廉だけに向け、それを裏付ける力を持っているのだから。


反射で飛び退いただけであって、廉がさっきの攻撃を予測できたわけではないし、またアスファルトを抉るほどのパワーを受けとめられる自信はない。


廉は背筋につららを入れられたかのような恐怖を感じながら、ジリジリと摺り足で後ろに下がって間合いを取ろうとする。


対してユーディットは無造作に、まるで喧嘩の素人のように歩いてくる。


ユーディットが近づけば近づくほど廉は下がり、決して間合いを詰めようとはしない。


廉はもう悟っているのだ、自分では決してユーディットには勝てないと。


本来ならすぐに背を向けて逃げ去りたいところだが、そんなことをしたらすぐに背中を貫かれるかもしれないという恐怖が廉を縛る。


「……随分とイメージが変わったんだな。俺のことばっかり言えないじゃないか」


なんとか突破口をつくれないかと口を開くが、ユーディットは応対してくれない。


握り締めた手が汗で湿る。


痺れを切らしたユーディットが一気に間合いを詰め、腕を振り上げる。


「くそっ!!」


すぐに飛び去るが、袈裟懸けに薄く皮を切られてしまう。


かすった程度でこれだ、人体など簡単に両断出来てしまうだろう。


その規格外の恐怖に、喧嘩なれしているとはいえ、基本平和ボケした高校生に耐えられるわけがない。


「う、ぁ……」


膝から力が抜け、その場に蹲ってしまう。


動けと膝を叱咤するが、動く気配はない。


そんな廉に無表情のままユーディットが近づき、無造作に腹部を貫く。


「ぐ、ばぁっ!!」


廉は目を見開いて吐血し、自分の腹を貫いているユーディットの腕に倒れこむ。


それをユーディットは振り払い、廉を振りまわして腕を引き抜く。


廉の傷口からはまるで赤いペンキをこぼしたかのようなふざけた量の血が流れ出る。


倒れる体を捻ってユーディットの方を向きながら倒れると、ユーディットは固まった表情のまま突っ立ていた。


「ユーディット、何故だ……!!」


不幸中の幸いというところか、ユーディットが貫いたところに即死するほどの重要な器官はなかった。


仰向けに倒れ、傷口を抑える廉を見下ろしユーディットは呟く。


「……大丈夫。もう大丈夫だから……!!」


意味不明の言葉を繰り返し呟くユーディットは、どんどん表情が崩れていく。


今まで微動だにしなかった体はガタガタと震え、目尻からは涙が流れて泣き崩れる。


「もう、大丈夫だから…………!!」


一体何を言っているのか分からないが、そんな事を考察する暇も無く、ユーディットは震えながら腕を振るう。


「次は、また戻れるから……!!」


振り下ろす腕の速度は普通の女性のものではなく、喧嘩慣れした廉でさえ反応する事はできなかった。




































「チャオー?元気かナー?」


廉が次に目を覚ましたのは、ゆらゆらとした黒い空間の中だった。


体は思うように動かず、四次元というものを彷彿とさせる。


それでも廉が声の方向を向くと、そこには洞窟の中で見た光の球と同じものがあった。


現実味の無い出来事の連続に、廉はどこから夢でどこから現実なのかの判別がつかなくなってくる。


「ンー?全部現実だヨ、君が洞窟で這っていた事も、元カノに殺される事もネー」


光の球は廉の心を読んでいるのかのような答えを返す。もっとも、この状況に見を置いた人間の考えなんて簡単に思いつくのだろうが。


口を開く事すら億劫な廉はこれ幸いと心の中で疑問を並べる。


洞窟で見た光の球、ユーディットの変貌、あの半透明の腕の正体、そして、光の球の素性。


「アチャー、随分と欲張りなんだネ」


するとやはり、光の球は廉の考えを察する。


「君が見た光の球は、君が生き残るために与えられた力なのサ」


光の球が一度明滅すると、廉の両手にユーディットと似ている半透明の腕が現れる。


似ている、というのは、ユーディットのものとは違って、廉のものは肩までの、割と人間に近い腕なのである。


白を基調とした腕に、ベージュ色の腕輪が手首や肘辺りに数個はめこんであり、拳の部分には淡い朱色の手甲がある。


驚く廉をよそに、光の球は続ける。


「君と同じような力を与えられたのは……、何人だったっけナ?まあいいや、結構いる事にしてネ」


その腕は廉の意思によって動き、腕を動かさなくても決まった範囲なら動かせる。


「その腕は総称してアームズっていうんだヨ。アームズ持ちっていうのはその能力を持っている人の事だネ。別に正式名称ではないから適当に呼んでも良いんだけどサ」


廉は訊いた順番と答える順番が違う事に文句の念を送る。


「あハ?ああそうだったネ。ユーちゃんがあんなになっちゃったのは……。景品があるからだヨ」


光の球が言うには、アームズを持ったもので最後まで生き残ったものには、何でも願いを一つだけかなえてくれるらしい。


「どうしても叶えたい願いがあるんだネ、元カレを殺そうとするなんてサー」


光の球の言い草に、何故か強い反発心を抱いた廉は言葉にならない怒りを表す。


廉の反応に、光の球は愉快そうな点滅をして、言う。


「マ、彼女の真意がどうだとしてモ、直接聞いてみれば良いのサ」


すると廉の意識が白濁して遠のいて行く。何とか意識を手繰り寄せようと手を(実際手は無いので気持ちの問題である)伸ばす。


しかし、そんな抵抗も空しく、眠りにつくような感覚で廉の意識は消えていく。


「そういえば言ってなかったネ。君のアームズの名前は……」


消え行く意識の中、光の球は告げる。


「アービティアリィ・ハッカーだヨ。能力はすぐに分かるサ」


氷雨:ずいぶんとまあ、すげぇな、廉


廉:……何が言いたい


氷雨:おまえに彼女がいたなんて初耳だよ


廉:そりゃそうだろう。あまり思い出していい思い出じゃないからな。……あの平手打ちは女子小学生のものじゃなかった


氷雨:だろうな。廉が小柄だったっても人一人吹き飛ばすなんて並みの人間の芸当じゃないしな


廉:……ああ、もう次回予告にいっていいか?


氷雨:おいおい、やっとこファンタジーになったのにもう終わりかよ


廉:無茶を言わないでくれ本来なら俺は死に掛けのはずなんだしな


氷雨:しゃーねぇなぁ……。この程度にしてやるよ


氷雨:倒れ伏した廉の亡骸の前で泣き崩れ、意味不明の言葉を呟きながら謝り続けるユーディット

   しかし、廉は死んではいなかった。

   目を覚まし、ユーディットと同種の力を手に入れ,立ちあがり、叫ぶ廉

   「ユーディット、なにがそこまでお前を駆り立てるのかは知らないけど……。俺も能力を失っては行けない理由ができたんだっ!!」

   次回『恣意の改変者』。お楽しみにっ!!


廉:いやな思い出が、また一つ増えそうだ……

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