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第二十三話:望まぬ進化

眠い…



視界の全てを緋色に奪われ、氷雨はうつ伏せに倒れていた。


もう指の一本たりとも動かせない。もっとも、まだ指があるかどうかさえ疑問ではあるが。


熱いという感覚すら消え去り、今氷雨に出来る事はただ漫然と緋色しかない世界を眺めるのみである。


氷雨から少し離れた位置では鳴神が巨大な炎の翼を広げ、緋色の羽毛を散らしながら空を飛んでいた。


緋色の羽毛は何かに触れた途端猛火となり、一瞬にして焼き尽くす。


幸い鳴神の父は戦闘の余波でどこかへ吹き飛ばされてはいるが、この羽毛の範囲外に行ったとは限らない。


氷雨は鳴神を止める為に体に鞭打って立ち上がろうとするが、今の氷雨には鞭打つための手すら奪われている。


感情を叫びに変えても発せられるのはかすれた声だけで、すぐに緋色の渦に溶けていく。


アームズを動かそうとしても、氷雨の視界に見慣れた青がうつる事は無い。


「(俺は……どうなっちまったんだ?)」


体のどこにも感覚は無い。視力は変わってはいないが、その視界内に自分の体が入る事も無い。


視界の端々に時々入る鳴神はただ破壊衝動の赴くまま、飛び回り燃やし尽くす。


守るべき筈だった父親がどこにいるかも分からない状態で無差別に破壊する鳴神には、もう既に理性は欠片も残っていない。


しかし、氷雨にはその姿はとても悲しく見えた。


「(……先輩、泣いている……)」


狂気の叫びは慟哭に、降り注ぐ火の粉は涙のように。氷雨にはそう見えた。


こんな姿を見たくないから、こんな気持ちにさせたくないから、氷雨は戦ったのに。


「(誰か……!先輩を止めてくれ……!!)」


氷雨はあるかも分からない喉から悲痛な叫びをあげる。


「(なんでもするから……!!神様とやらがいるのなら……!!奇跡を起こしてくれ!!)」


鳴神が正気を取り戻し、なんの後遺症も無いハッピーエンドを迎えるための奇跡を氷雨は真摯に祈る。


だが、そんな都合のよい奇跡が起こるのならば誰も苦労はしない。真摯な祈りは緋色に覆われた空に消えていく。


ピチョン


無駄と知りつつも祈りつづける氷雨に、雫の落ちる音が響いた。


岩すら溶岩と化す高熱の中、水が蒸発せずに滴り落ちるなどあり得ない。様々な条件が重なればあり得なくも無いことではあるが、そんな無駄な奇跡が起こるはずも無い。


「(これ、は……)」


氷雨は驚きながらも上を見上げ、そして更にもう二度驚いた。


まず第一に、上を見上げる事が出来たのである。体がまだ形を為しているはずの無い状況下であるのにもかかわらず。


そして第二に、緋色の帳を透き通った青が切り開いていたのだ。


奇跡が、起きたのだろう。ただ、そこに込められている意味を知ってなお、奇跡と呼べるかは疑問ではあるが。


しかし氷雨はその意味を知らず、本能のままに青で緋色を侵食していく。


「(あ、ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――っ!!)」


氷で出来た上半身が顕現し、緋色の世界に幕を引く。


煮えたぎる溶岩は黒く冷え、青の氷に覆われる。そして、二人を包む緋色の渦は氷の壁に姿を変えていく。


鳴神の周りだけが唯一緋色の世界を作り出しているが、やがてその緋色も青に飲みこまれて行く。


氷雨は氷で覆われた体で立ちあがり、今度は青の世界に縛られた鳴神を見る。


パチン


どこからとも無く指を弾く音が聞こえたが、氷雨は気にせず――気に出来ないとも言えるが――鳴神の下へ一歩ずつ歩いていく。


廉のように背中から発現したアームズの上半身は、グレーシャーブルーと同じようにとげとげしい氷で形作られた鬼のようだった。


荒々しいカットの角に、鋭く刻まれた目、目にまで届きかねない鋭い牙を持ち、廉とはまた一風変わった上半身である。


グレーシャーブルーが触れた所から青はどんどん深まっていき、遂には鳴神の翼でさえも青に染まっていった。


鳴神は空を飛ぶ翼をもがれ、力無く膝をついて項垂れていた。


氷雨は鳴神の下まで辿り着くと同じように膝をついて鳴神の肩に手を置く。


「っ!」


体を僅かに振るわせた鳴神は、涙に濡れた目で氷雨を見上げる。


そして、氷雨の姿を見て突然泣き崩れる。


「わ、私は……なんてことを……!!」


氷雨は自分の体がどうなっているかは全く分からないが、鳴神の様子を見る限りとても酷い状態である事は分かる。


だが、そんな事より優先すべき事がある。


鳴神は正気を取り戻し、今涙を流している。氷雨にとってこれよりも優先されるものなど無い。


あるとしても、それも鳴神に関する事である。


氷雨は鳴神の肩に両手を置き、目を見て笑いかける。


「大丈夫ですって。廉のアームズはどんな傷だって治しちまうんですよ。だから、泣かないでください。あいつだって心の傷は治せないんですから」


そのまま抱きしめてしまいたい衝動に駆られるが、氷雨にそんな度胸は無い。


そして一応、鳴神の父に関する誤解も解いておく。


それを聞いた鳴神は再び俯いてしまうが、彼女の頬に緋色ではない赤が芽生えたのを見て氷雨は安心する。


後は廉が来るまで待ち、廉が来たら全部元通りに治してもらえばいい。そうすれば、これは全て悪い夢になる。


動かした腕がもげて鳴神は再び青くなるが、氷雨は再び笑みを浮かべて安心させる。


だが、それは氷雨にはもう感覚すらないという証明であり、鳴神は自責の念に駆られる。


鳴神は廉のアームズの力の程を知らないので、安心する事も出来ない。


『ふふ……それはどうかな』


「きゃっ!?」


そんな鳴神の耳だけに声が響く。


鳴神は咄嗟に辺りを見回すが、声の主は見えない。


『金城廉のアームズの能力は物質の形状や組成変更。決して、治療って訳じゃあない』


「……どういう事っ!?」


突然叫び出した鳴神に氷雨は怪訝な顔になる。


声はかまわず続ける。


『……なに、そのまんまの意味さ。零から一は創れない。それは、アームズの力でかろうじて生き長らえている霧霜氷雨の体も、な』


それを聞いた鳴神は氷雨の体をもう一度見る。


――体の殆どは全て炭化して崩れ、かろうじて残っている部分を氷で繋げただけの無残な姿を。


廉の力をもってしても、氷雨は治らない。アームズの力がいつまでも維持できるはずも無いし、このままの姿で生き続けることも出来ない。


そして、そうしてしまったのは自分自身。なら、償わなければならない。


だが、見知らぬ声の意見を鵜呑みにするほど、理性を取り戻した鳴神は馬鹿ではない。今最も信頼できる氷雨に確かめる必要がある。


「ねえ、氷雨君……。本当に、治るの?廉君のアームズは無いものを創れないはずだよね……?」


ここで、嘘でも治るといっておけば事態は悪化しなかっただろう。だが、氷雨は自分の体がどうなっているのか、全く知らなかった。


恐らく、自分の体は多少焦げている程度で、一番被害が大きいのもさっきもげた腕くらいだと思っているのだろう。


廉の能力が改変だけだとしても、ちょっと体重が減る程度だとしか氷雨は考えていなかった。


だから、氷雨は鳴神が廉の能力を知っている事に疑問を抱きつつも、簡単に答えてしまった。


「別に気にするほどじゃあないですよ。先輩を守るための傷なんて、俺には勲章っすよ」


『ほら、言ったとおりだろう?霧霜氷雨は、もう……』


「う、そ……」





『助からない』





『でも大丈夫。君のアームズは全部の中でも最強クラス。この戦いを勝ち抜く事に問題は無い』


「い、や……」


「先輩!?どうしたんですか!?」


絶望に突き落とされた鳴神に、悪魔が囁く。


『なら、この戦いを勝ち抜いて願いをかなえてもらえばいい。霧霜氷雨を生き返らしてくれってな』


パチン


今、鳴神の中で殺人は合法化された。


どうせ今ここで誰を殺しても、アームズの戦いを勝ち抜く事が出来ればみんな生きかえらせる事が出来るのだから。


罪からの逃避に後押しされた鳴神は、慈愛の目を向ける氷雨を突き飛ばし、再び緋色の幕をあげる。


「―――――――――――――――――ッ!!」


鳴神を責める事は出来ない。罪に囚われた中で甘美な逃げ道を示されて拒める人間など、いる訳が無い。


氷雨に対する友愛のためでもあったのだろうが、一番大きいのは自分に襲いかかる罪の大きさであった。


たかが十代の少年少女に、自分の友人を殺しただなんていう罪に耐えきれるのは、一部の例外を除いてそういないだろう。


それこそ、理性を奪われてでもいない限り。


「パッシオ……!スカーレットッ!!」


度重なる温度の変化に鳴神の体は悲鳴を上げるが、鳴神は気にならない。


『そうさ、罪から逃げられる人間なんて……いるはずが無い』


緋色の翼は始めて使ったときよりも大きく美しく鮮烈に広がり、緋色の世界を取り戻していく。


対して氷雨はグレーシャーブルーの両腕を前に突き出し、押し返す。


しかし、その内心は千々に乱れている。もう解決したと思ったのに、なぜ、再び鳴神は自分に刃を向けるのか。


それでも、ここで負けてしまっては全てが無駄になってしまう。アームズに込める感情を緩めたりはしない。


「なぜ……!なぜなんだ、鳴神先輩ッ!!」


氷雨が半ば叫びながら呼びかけても、鳴神は何かに恐れるように耳を塞ぎ、目を閉じて震えている。


口は小さく何事かをうわ言のように呟いている。


しかし、そんな鳴神とは裏腹に緋色の翼と緋色の腕は絶えず炎を噴き出し、氷雨に襲いかかる。


炎と緋色の羽毛は氷雨のアームズの効果範囲に入った途端すぐに消え去るが、逆に言えば下手に動いてしまうとすぐに勢力圏が侵されてしまうという事だ。


ただでさえ氷で体を固めている氷雨に、もうこれ以上ダメージを食らう事は出来ない。


もっとも、氷雨はそれを知らずに、隙あらばすぐに鳴神の下に向かおうとしているのだが。


実際氷雨は少しずつ体を溶かしながらも、摺り足で鳴神に近づいていく。


だが、氷雨が近づけば近づくほど、気配を察した鳴神は怯え、後ろに下がる。


「何故……!何故だ!答えてくれ、お願いだ鳴神先輩!!」


氷雨は返答の無い問いかけを何度も何度も鳴神に投げかけるが、反応は無い。


溶け行く氷雨の体から流れる水は涙のように、止めど無く溢れ出す。


遂には、氷雨の足が崩れ、歩く事すら出来なくなる。


しかしそれでも、氷雨は地面に這いつくばり、残った腕と足で少しでも鳴神に近づこうとする。


「こんなに……!先輩が、近くにいるのに……!!」


だが、その残った腕と足もどんどん崩れ、終いには生命維持に必要な部分にまで炎が及んでいく。


「こんな……!」


伸ばした手は届くことなく崩れ去り、もう一度氷雨は絶望を味わう。


なまじ中途半端な奇跡を体験した分だけ、襲いかかる絶望も強く、厳しい。


何度も希望と絶望を繰り返し、完膚無きにまで弄ぶ。それが狙いなのだ。


そして、最後のトドメは、まだ行われていない。


氷雨はその事を全く知らず、ただ、感情のまま叫ぶ。


「立ちあがれ!凍らせろ!!……助けさせてくれよ!!グレーシャーブルーッ!!!」


……その願いは聞き届けられる。ある、一部分だけ。


グレーシャーブルーの上半身は氷雨の意に反して聳え立ち、炎の弾幕を切り開く。


丁度腰の辺りから朧気になって見えなくなるグレーシャーブルーの上半身はどれほどの炎を受けようとも、どれほどの緋色の羽毛を受けようとも、揺らがずに鳴神の下にまで直進する。


そして、鳴神の首を掴みあげ、つるし上げる。


……ここで終わればよかったのだ。そうすれば、恐らく今の状況であり得る最も良いハッピ−エンドだったはず。


だが、これ以降は、考えうる最悪のバットエンドだ。


「えっ……?」


そう呟いたのはどちらだったのか、呆けた声が漏れる。


氷雨はグレーシャーブルーを動かしたつもりは無い。それこそ、鳴神に肉迫する時点から。


だが、現にグレーシャーブルーは鳴神の首をつるし上げ、そして――


「止めろ……。何をやってるんだよ。俺はそんな事望んじゃいない!!」


――凍らしていく。氷雨では到底創り得ない、とても済みきった青く蒼く綺麗な青で。


鳴神はグレーシャーブルーの腕を掴んで抵抗するが、全く揺らぐ事は無い。


首を中心にして氷は広がり、そして鳴神の顔にまで氷は這いあがっていく。


「止めろ!止めろぉっ!!止めてくれぇっ!!俺は、俺は……!!」


氷雨がどれほど叫んでも、グレーシャーブルーは止まらない。


鳴神は目に涙を浮かべ、しかし暴れるのを止め、掴んだ腕も放し、緋色の翼も消す。


虚ろな視線を氷雨に向けて目が合うと、ふっと僅かに微笑み、そして小さく呟く。


「え……?」


氷雨は鳴神が何を言ったのか分からなかった。……いや、理解できなかった。


「(ごめんなさい。ありがとう。……さようなら)」


それを最後に、鳴神の顔は完全に氷に覆われ、やがて全身も凍りついた。


取り残された氷雨は呆然とし、グレーシャーブルーを見上げる。


グレーシャーブルーに表情は無く、何を考えているのか分からない。そもそも、思考能力があるかどうかさえ疑問ではあるが。


グレーシャーブルーは段々腰から消えていき、それに伴って氷雨の意識も途絶えていく。


『はは、流石だよ霧霜氷雨。予想外だ。……ルールを捻じ曲げただけの価値はある』


氷雨は意識が完全に途切れる寸前にそんな声を聞いた。


……とても、つまらなそうな声を。




































「……平和だな」


「うっさい。折角他人の振りしてんのわかんないの?」


平和そのものの雑踏の中、耕作は傍らの優姫に声をかけた


廉が私用でいないためにアームズの消去は行えないが、だからといって休むわけにも行かない。廉を除いた三人は街中を歩いていた。


優姫は廉達と同じように夏休みに入っているが、耕作は変わらず仕事があるはずなのになぜかここにいる。


恐らく、サボりだろう。


今ここにいるのは耕作と優姫だけで、東子は飲み物を買いに行くという口実で逃げ出した。


それもそのはず、耕作は優姫に親しげに話しかけるが、帰ってくるのは刺々しい返答だけである。


東子がいた頃は女同士という事で会話が弾む事もあったのだが、今は完璧に失われている。


「アンタみたいな奴と一緒にいる所を知り合いにでも見られたら、次の日には変な噂が立ってるわよ。良くて熱愛発覚、悪くて援助交際ってね」


「……俺、そんな奴に見えるのか?」


耕作は様々な意味を込めて問い掛けたのだが、優姫は事も無げに「さあね」と返す。


「アタシの友人はただでさえ恋愛に飢えてる奴でね。自分だけで済ませばいいのに、アタシにまで恋愛事を要求してくるから困ったもんよ」


口では嫌そうにそう言うが、表情にあまり嫌悪の色は無い。心の底では嫌ってはいないのだろう。


「ほんと、なんで縁が切れないんだろうね。そろそろ腐りきって千切れてもいいほどの腐れ縁なのに」


優姫程度の年齢で腐れ縁は無いだろう。腐れ縁というのは、廉と楓クラスのことを指すのだ。


「……でも、嫌いじゃないんだろう?」


正鵠を射た耕作の問いかけには答えず、優姫は無視して先に進んでいく。


だが、それが照れ隠しである事は耕作にでも分かった。


「(……初々しいねぇ)」


見た目通り、素直な娘ではないのだろう。


それを微笑ましく眺めていた耕作だが、あまり進まれてしまうと東子と離れてしまう。耕作は優姫を止めるために歩き出した。


耕作:なあ、君の友人てどんな人なんだ?


優姫:は?ついにペドに目覚めたの?


耕作:何故そういう発想に行きつくんだよ……


忍:耕作がロリコンだというのは本当かっ!?


耕作:どこから来たんですかあなたはっ!


忍:いや、今の耕作は端から見ればロリコンの誘拐犯に見えかねんからな。(見知らぬ少女と仲良くしてるのを心配しながら見てたなんて口が裂けても言えない……!)


耕作:ちょ、それは無いですよ。俺ってそんな犯罪者面ですか!?


忍:……落ち着きたまえ。単に今の世の中はそういうものだと言っているだけだ。(おい、近すぎるぞ!!そんな近づいてしまっては……!!)


耕作:にしたって酷いっすよー……。


忍:そうか、それはすまなかったな。(うっ。こんな事ばかりしているから嫌われてしまうのだ……。全く何をやっているのだ本当に……。)


優姫:…………………………


東子:どうしたの?


優姫:……いやね、ツンデレってあんな感じなのかなと


東子:……うーん。真似はしないほうがいいかな。色んな意味で。


漁輔:そうだぜ?キャラがかぶったらそれこそ出番が無くなる


優姫:アンタにだけは言われたくは無いわね。もう既にアンタの名前辞書機能からも消されてるわよ?


両輔(仮):な、なんだってー!?


東子:もう再登場も無いし


両輔:せめて間に予定を入れてくれーっ!!

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