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【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


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第416話 庶民いじめらしい

 来年か再来年の新入生もチェックしないといけないんだよね……そ、そうだ……。

「お兄様、そういえば、鳳凰学園は高等部と中等部との交流のようなものはございませんの?」

 もしかすると、すでに中等部にショタキャラ攻略対象とか潜んでいて、入学前にも交流会みたいなので出会いイベントとかがあるかもしれない……。

 やだー、もうっ!

「特にないな」

 ほっ。

 よかった。

「一部の部活動や生徒会が時々合同練習や合同会合などを行うくらいか」

 よくなーーーーーーーい

 生徒会とか、めっちゃ鬼門じゃんっ。

 それに、一部の部活動って何?

「ご、合同で行う部活動もあるんですのね?」

「ああ、そういえば中等部お茶会部を2カ月に1度招くと言っていたが……」

 嘉久のいる、お茶会部ーーーーっ!

 ちょっと考えてみる。

 お茶会部……。高等部ではなんだか入部資格がどうとか言っていたことから考えるに……。

 中等部でもそういう傾向があると考えれば……そこそこのおぼっちゃまたちが在籍しているはず。

 あ、そもそも高等部の特待生みたいなのは中等部はないんだっけ?

 そうすると、鳳凰学園中等部に通っているってだけで、いいとこのおぼっちゃまで、その中でも特別なんかの資格があるような人たちがお茶会部で間違いないってことは……。

 うん、あれだ。

 攻略対象、いそうだよね……。

 いたとしてだよ、いたとして……。

 お茶会部と私の接点は、ない。

 お茶会部の中等部→高等部→嘉久→私と、めっちゃ遠い。さらに、ヒロイン候補の芽衣たんとか皐月たんとかだと、お茶会部の中等部→高等部→嘉久→私→芽衣たん皐月たんと、さらに遠い。

 おっしゃ。大丈夫。

 今年はなぁんも考えないでおっけ。

「そうだ、お茶会部での清掃活動なんだが、応援委員に応援してもらおうかという案が出ているんだが、中等部のお茶会部にも声をかけるのはどう思う?」

「いいんじゃありませんこと?」

 別に、高等部のお茶会部と中等部のお茶会部がどれだけ交流しようと、もーまんたーい!問題ないずら。

 勝手にしろと思うずら。

「そうだな。交流の幅も広がるし、来年、再来年に優秀な部員を確保することにもつながるかもな」

 と、兄も推奨。

「中等部のお茶会部も合流するとなると、応援委員と高等部のお茶会部でかなりの人数になるな。もう一度清掃活動の計画を練り直したほうがいいかもしれないな」

 嘉久が満足げに頷いている。

 ん?

 何か、私、大切な単語を聞き落としてません?

「応援委員はこれでk3のポイントになるだろうが、委員全員が参加するのか?」

「全員ではないよ。三分の1くらいかな。すでにほかの応援が入っている人間もいるようだから」

 兄が嘉久の言葉を聞いて笑った。

「三分の一か。それなら、応援委員ではお茶会部メンバーと交流を持ちたい人間で席の取り合いかな」

 席の取り合い。

 いや、そんなことはどうでもいい。

 応援委員が、お茶会部と交流だと?

 応援委員の芽衣たんが、お茶会部の嘉久と交流だと?

 応援委員の芽衣たんが、お茶会部の剣崎徹と交流だと?

 応援委員の芽衣たんが、中等部お茶会部のショタ系攻略キャラと交流だと?

 私の目の届かない場所で、シナリオがどんどん進んでいくだと?

 そして、私の知らない間に、破滅フラグが乱立していくだとぉぉぉぉぉっ?!

 やー、めー、てー!

「三分の一なら、単純に3年生だけとか2年生だけとかならいいんだけどな。力仕事もいるから女子に偏ったりしてもなぁ……」

 と、嘉久がため息をついた。

 そ、そうか。攻略対象に近づきたい女子が名乗りを上げるのか。

 ……芽衣たんは、庶民だし。そういう争いが起こった場合は、きっとはじかれるよね?

 ……。

 ……。

 ……って、んなわけあるかーーーーっ!

 普通の交流ならそうだろうとも!

「嘉久様、私、嫌な予感しかいたしませんわ。応援委員や中等部とご一緒するのはよしたほうがよろしいのではありませんか?」

 っていうか、やめろー!

 全力で阻止する!

「嫌な予感?どういうことだ?」

 兄の言葉に、破滅するんだよ、私が!って言いたいが言えない。

「応援委員からお手伝いに来る方々ですが……、交流を持ちたい方とは限りませんわ」

「どういうことだ?」

 嘉久が首をかしげる。

 マジわかんないのかよっ!

「清掃活動をなさるのですわよね?お嬢様おぼっちゃまでお育ちになった方にはハードルが高いかと……。ですから、すすんで応援に来る方ではなく、押し付けられて応援に来るのではないかと危惧しておりますの」

 あああ、めっちゃ簡単にセリフが出てくるわ。

「このわたくしに掃除をしろとおっしゃるの?冗談じゃありませんは!」

「庶民がすればいいのよっ!さぁ、掃除をしていらっしゃい!」

「わかっているわね?お茶会部の方々と口をきくんじゃありませんよっ!このうすぎたない庶民がっ!」

 ……そんなべたなセリフを言うような人間が本当にいるのかって思うけど、いそうな気がするのがこの学校の怖いところなんだよねぇ……。

 で、どうなるかって?

 応援委員からお茶会部の応援に来るのは、特待生とか庶民と呼ばれる人達になるわけで。そこには芽衣たんが含まれていて……。

 しかも、お茶会部でゲーム補正だか、シナリオ消化だか知らないけど、何らかのきっかけで嘉久や剣崎徹やショタと話をする機会があったりして……。

 それを見た応援委員にいじめられるって流れよね。

 ……ん?


お読みくださりありがとうございます。


お盆があっという間に過ぎ去り……。現実は酷だな。

話の中では、GWめっちゃ長かったのになぁ……。

季節感がないな。うん、来年のお盆にはお盆の話を書いてたらいいなって、まてー!もっと進めような?今年中に完結くらいの勢いだそうな?(絶対無理だと天の声が聞こえる……)

熱中症にお気を付けください。

室内でも水分とらなきゃアウト。水分はカフェフィン入っているものはNG(利尿作用があり体から水分排出されちゃうからむしろマイナス)だそうなので。頭痛とかも軽い水分不足かもしれません。

私は、最近マイブームでお茶ミルで粉にした緑茶を飲みまくっていたのをやめてルイボスティーで過ごしてます。ああ、緑茶が飲みたい。あの粉粉したのが飲みたい……。(カフェイン中毒禁断症状発動中)

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