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【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


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第406話 命を狙われるらしい

 ……って、冗談はさておいて。

「フルコースの3人分の無料券をお願いできますか?」

 にこっと手を出す私。

 まぁ、ほれ、ウインドーに写真が飾られるくらいどってことないよ。(秘儀、手のひら返し)。

 どこの誰とかわからないわけだし。言いたい人には言わせておけばいいや。

 はっはっは。

 あっ、しまった。

 3人分だと、もっと大人数で来た時に困るよね?

 ふと、この間ネズニーに来たメンバーの顔が思い浮かぶ。

 ……田中くんとか、騎士じゃなくて兵士ポジ。似合いそうだわ。戦場をかける兵士。

 相模くんは、文官系だなぁ。芸術家っぽい服装もいいかもしれない。

 轟くんは……サイズ、あうのあるのかな?

 相良さんと相原さんもドレス着たらキュートだろうなぁ。

 芽維たんと皐月たんが貴族令嬢だとしたら、相良さんと相原さんは町娘とか似合いそう。

 あ、モブっぽいって意味じゃないよっ。町娘の服も可愛いのだ。ドレスとワンピの中間くらいな感じ。スカートのふくらみも半分くらいかな。

 で、町娘装束には帽子がついてるの。それが超かわいい!前のつばが大きくて、ふわふわなリボンとかがついてて……。

 そうだ、私も今度は町娘衣装にしよう。3人娘うふふ。

「あ、3人分じゃ足りないかも……」

 ぼそりとつぶやくと店員さんがそっと、無料サービス券の束を渡してくれた。

 いや、こんなにもらっても……。

 そんなに友達いないから……。

 ぐおおおっ。泣。

 あ、いいんだ。嘉久にもあげよう。うん、そうしよう。

 あと、弟にもあげたらいいよね。

 ……。そ、それから、えーっと……。

 そ、そうだ、図書委員のみんなにも。

 ほ、ほら、私、友達いっぱいいるよ?

 ……うううっ。

 そうだ、お菓子部の1年生とももっと仲良くなって、友達になろう。

 ……とはいえ、お菓子部ってグループ作業で、同じグループになった人以外、あまり交流する機会がないんだよなぁ……。

 私と芽維たんは当然同じグループで、あと同じなのは、2年の先輩と3年の先輩だから……1年のお菓子部員と接する機会が本当にない。

 指導してくれる先輩と1年生が組むしかないから……1年生ばかりのグループはできないんだよなぁ。

 ……どうすれば、仲良くなれるんだろう?

 うーむ。

 ……図書委員のみんなと仲良くなったきっかけは、なんだったかな?

 そうだ、なんか2年と3年がもめて、巻き込まれる感じで1年も結束して対抗するみたいな感じになったんだっけ……。

 お菓子部は、章子先輩が部長なだけあって、先輩たちもみんな素敵な方たちばかりだし……そんな内部抗争が起きるわけもなく。

 そうすると、外部との抗争勃発により、結束する?

 いやいや、抗争してどうするよっ!

 って、あれ?

 おや?

 K3とかで部活の点数を争っていなかったか?

 すでに抗争してるじゃんよっ!

 ってことは、お菓子部1年としてK3ポイントを獲得するために、相談いたしましょう、皆で力を合わせて!的なことで結束すれば……。

 友達が増えるのでは?

 うおおおっ。ナイスアイデア!

 あれ?私、K3とかあんまり熱心にやるつもりないんだけど、どうしたらいいんだろうか?


 あ、そうそう、ドレスから私服に着替えるタイミングで、Tシャツやめました。

 兄がぶーすかいうかと思ったら、剣崎徹も私とおそろいなのが気に入らなかった模様。

 で、現在……。

 兄が犬耳。剣崎徹がウサギ耳、章子先輩が猫耳、私がネズミ耳をつけておりまして。

 くっ。

 なんだろう、写真を撮りたくなる。

 人は、耳を付けた瞬間から、三次元から二次元寄り……2.5次元の生き物になるんじゃないかな……。

 しかし、歩いているだけで、女性の視線が痛い。

 イケメンズ+つけ耳の破壊力……。

 私ですら、写真を撮りたくてうずうずしてるんだもん。通りすがりの人たちが盗撮しているのも仕方がない。いや、仕方がないじゃないよっ。

 盗撮だめ、絶対!

 肖像権とかあってな、勝手に写真撮っちゃダメなんだぞ。

 あ、偶然映り込んじゃったとかは許されるっちゃぁ、許されるので、お姫様城を撮影するつもりで、歩いていた兄たちが偶然映り込んだとか、そういうのは仕方がないわけで……。

 くっ。なかなかこういう観光施設では、人間目的で故意に撮影しているのかそうじゃないのかの線引きがむつかしいから取り締まりもあれだな……。

 下着とか狙いなら明らかに黒だが……。

 グレーというしかないのか。

 兄も剣崎徹も章子先輩も気にならないのかな……。

「璃々亜、おいで」

 兄が急に横にいた私を背に隠した。

「徹、東、左右を頼む」

 兄に言われて、すべてを察したらしい章子先輩が私の右。剣崎先輩が私の左に移動した。

 なんだこれ。

 SPに守られてる要人みたいなことになってるぞ?

 とか思っていたら、兄からただならぬ殺気を感じる。

 ちょ、何?マジで私、命を狙われてるの?

 ……まさか、何かの破滅フラグを踏んだ?

 そして、破滅コース、殺されるっていう……結末が……。

 そ、そ、そ、そんなぁ!

 破滅フラグを踏んだ覚えなんてないどころか、まだゴールデンウィークですよっ!

 高校生活始まって、1か月くらいですよ?そんな段階で、悪役令嬢が破滅するとか、想定外もいいとこじゃないかっ!

 このゲームを考えた人間、ちょっと来い!

 いくらなんでも、意外すぎて……ああ、この意外性が、このゲームの人気の所以なわけ?

 ぐぐぐっ。


お読みくださりありがとうございます。

兄の暴走が止まらない。

っていうか、章子先輩と、剣崎徹は付き合っちゃえばいいんじゃない?

とか思うよねー。どうなの、あの二人の関係。

さて、7月に入りましたね。早いものです。んー、更新ペースはまだこんな感じでよろしくです。

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