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【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


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第373話 色は色々らしい

 はっ!ま、ま、まさか!

 戦隊じゃなくて、おそ梅ちゃんですか?!

 だったら、まだ紫が残っている!……はうううっ!そして、皐月たんには紫が似合いそうじゃないですか!

 はうー、写真撮らなくちゃなのー!

 スマホ、スマホ、無い!

 スマホが無い!

「いいんですか?私達も交じって……」

 と、相良さん。

 うん?

 相良さんも交じるの?

 そうすると7人になる……。7人組なんて何があったっけ?二次?い、いや違う、思わず変換ミスしちゃった。

 虹?7色……って、ピンクがなくなるな。

「行こう!」

 と、ショップに向かう女子チーム。

 あああっ!

 芽維たんが、私の右手を握った。

 きゃーんっ!

 柔らかいですぅ!

 そして、温い。

 すべすべだぁー。変な汗とかかいてない手だ。

 ヒロイン(候補)って、手までかわいいとか!こんなかわいらしい手でぎゅってされたら、落ちる。

 ころりと落ちちゃうよっ!手をつなぐの反則っ!芽維たん~ラヴー!!

 とか脳内パニックしてる間に、ショップに連れてこられた。

 目の前にはネズニーキャラクターの描かれた衣類がずらりと。


 ……。でな、あれだ。

 必要なのは7人組じゃなくて、8人組だったんだよ。

 私を入れたら8人だった。

 田中レッド、

 相模ブルー、

 轟イエロー、

 芽維ピンク、

 相原グリーン、

 皐月パープル、

 相良ブラック、

 んでもって、私は……。

「天使みたいだな」

 試着室でTシャツ着て出てきたら田中くんの口が、中二みたいなこと言いましたよ?

 聞き間違い?

 天使みたいって……。私が、天使?まぁ、白いシフォンスカートに白いTシャツになったので、色は天使だけど……。

「似合うよ」

 何の躊躇もなくにこっと田中くんが褒めるもんだから、そんなことないとか、またまた冗談ばっかりとか、何にも言えなくて……。

「あ、ありが……とうございま……」

 お礼の言葉しか出てこない……。

 うわー、なんだか恥ずかしいっ!

「白川さんは白なんだ!白川だけに?」

 と、そこにカレー大好きキニンジャー……じゃない、轟くんがやってきた。

「あ、本当ですわね。白川の白……ふふふ」

 そう考えれば、私が白が似合うというのもあながち間違ってないかもしれない?

 しかし、こうしてお揃いTシャツで8人色違いでずらりと並ぶと……。

 テンションあがるわー!

「写真撮るよ、並んで並んで!」

 と、田中くんの声でゲート前に女子チーム整列。パシャリ。

「あ、私もお願いします」

 みんながスマホを取り出す。スマホを男子チームが受け取りパシャパシャ。

 ってやってたら、ホテルのスタッフが来た。

「お客様」

 はっ!

 ご、ごめんなさい!他のお客様のご迷惑ですよねっ!って身構えたら

「よろしければ皆様ご一緒のお写真お取りいたしますよ」

 なんと!

 さすが夢の国の入り口のホテルスタッフです!

「あ、ありがとうございますっ!じゃぁ、あの、お願いしますっ!」

 とはいえ総勢8人。みんなのカメラに収めてもらうのは時間がかかって申し訳ない。

「このカメラで撮ってもらっていいですか?後でみんなに写真渡すね」

 轟君が結構立派な眼レフデジカメ取り出してスタッフに手渡す。

 うんそうだね。代表のカメラに写してもらってみんなに配布。正しい。

 ……にしても、立派なカメラだな。高校生なんてスマホ写真ばっかりだから……あんなカメラ持ってる人なんてイベントのコスプレ会場でしか見たことないよ!

 まさか、轟くん……カメコとか……?

 イベント会場とかでばったり会ったりして……。う、うわー、それって、それって、まずい!

 いや、むしろ、オタク仲間が増えて嬉しい?

 よし、ちょっと探りを入れてみるか!

「轟くん、ずいぶん立派なカメラをお持ちですわね」

「うん。美味しいもの撮影してSNSに上げてるうちに、もっといい写真が撮りたくなって」

 はい。

 食べ物撮影用カメラだそうです。

 さすが、轟くん。ぶれない。

「カレーライスもおいしそうな色に取れそうですね」

 おっと。

「そうなんだ。黄色すぎるカレーの写真になっちゃうことがなくなったよ」


いつもありがとうございます。

書籍から興味を持って読んでくださっている方もいらっしゃるかな?

ありがとうございます。

書籍と違って、だーらだーら、終着点どこって感じですが、一応つながってます……。

(*'ω'*)

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