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【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


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第33話 やっぱり芽維たんは満点らしい

 前世の世界と、今の世界がどこまで一緒なのかが気になって、2時間目も3時間目も4時間目も気が付いたら終わっていた。


 机を3つくっつけて、お弁当タイムだ。

 漆の2段になったお弁当箱。大きさは手のひらくらい。漆のお弁当箱なんて、重箱サイズしかないと思ってたよ。どこで売ってるんだろう。

 蓋を開けると、1段目にはご飯と漬物と卵焼き。2段目におかずが入っていた。メインはぶりの照り焼きだ。美味しそう。

「どうでしたか?テスト」

 皐月たんが、お弁当箱の蓋を開けながら質問する。

 ああ、そうでした。

 1時間目の現国に続いて、2時間目に数Ⅰで数学のテストが。3時間目はテストの返却はなかったけど、4時間目には英語のテストの結果が返ってきたんだ。

「私、英語は満点でしたのよ?」

 英語は負けませんわといっていた皐月たんだ。流石!

「おそろいですね」

 サンドイッチを口に入れながら、ティーカッププードルちゃんこと芽維たんが嬉しそうに笑った。

「そうですか、流石芽維様ですね」

 皐月たんが肩を落とした。


 勝ったと思ったのに、引き分けとか、芽維たんに悪気はないんだろうけど、嬉しそうに笑う場面じゃないよ?

「璃々亜さんは?」

 あ、満点二人組みに言わなくちゃだめ?

「お二人ともすばらしいですわ、私は英語は96点でした……。」

 言うけどさ。

 だって、90点以上あれば、全然恥かしくないでしょ?

 それに、私だって、自慢の一つや二つできるよ?

「国語は満点だったのですが、英語はあまり得意ではありませんの」

 ふふふ。

 やりましたとも!前世の高校時代に取ったことの無い満点!

 ドヤッ!


「流石ですわ、璃々亜様」

 と、皐月たん。

「おそろいだね、璃々亜さん」

 にっこり笑う芽維たん。

 うん、あのね、そうだね、おそろいだよね……。

 満点なんて芽維たんにとったら、さほどすごいことなんかじゃ……。


 ぐすっ。


 数学の点数の話題は出なかった。

 よかった。皐月たんも、数学は話題にしたくない点数だったのかな?

 芽維たんは……。いや、聞かないけどね。聞いたら自分の点数も言わないと悪いし。

 もっと兄に数学教えてもらわないと……。


「午後は部活動見学の時間ですわね。もう、何部にするかお決めになりましたか?」

 そうだった。今日の午後は部活見学だ。

 決めてる人は体験入部として活動に参加する。田中くんなんてもうお弁当食べ終わって部室に向かっていった。

 よっぽど楽しみだったらしい。

「全然まだ。璃々亜さんと皐月さんは?」

「私は、テニス部か茶道部にしようかと思っているのですが……璃々亜様は?」

 もちろん、漫研!

 っていいたいけれど……。あるのかな?あったとしても……。

 生徒会長の妹が漫研とか……、お兄様に恥をかかせてしまうだろうし、そもそも、璃々亜の部屋にはそれらしいものが全然なかったから……。

 急に漫研とか、いったいどうしたんだ?って家族に不審に思われそうだ。

 が、我慢するよ。我慢。

「そうですわねぇ。運動部以外を、見て決めようかと思っておりますわ」

 運動部はない。

 いくら、璃々亜として生まれ変わったと言っても、中身はばりばりのインドア派のままだからね!

 漫研を我慢するからといって、いきなりバスケとか、ソフトボールとかやったりしないからね!運動部のマネージャーとかも、全然あこがれてないんだからね!

 あ、いや、バスケ部のマネージャーになって、妄想三昧とか……。

 ないない!私、3次元興味ないから!

「文化部かぁ。何があるんだろうね!」

 楽しみだなって芽維たんがかわいい顔をした。

 漫研に入れないんだから、このさい何部だっていいんだよね。芽維たんとおんなじ部にしようかなー。

 いや、まてまて……。

 攻略対象がいなさそうな部を選ばないとだめだ。

 キラキライケメンいる部はなし!絶対に近づかない。

 ……ってことは、ヒロイン候補である芽維たんや皐月たんとも部活では離れたほうが無難なんだろうか……。

 ……。

 ボ、ボ、ボ、……部活でボッチ……。

 あ、ああ、あああ……。


 ど、どうしよう。多少の危険を承知で、芽維たんか皐月たんと同じ部を選ぶべきか……。

 ぐぐぐっ、な、悩む。


 チャイムが鳴ったら、それぞれ好きな部活を自由に見学できるんだけど

「テニス部を見てから、文化部を一緒にまわろう?」

 芽維たんの提案に、私と皐月たんはうなづいた。

「では、少し準備をさせてくださいませ」

 革張りのノートと、ステンレス製のシャープペンを手に持ち、黒縁のめがねをかける。

「璃々亜様、準備万端ですわね。メモを取りながら見学するんですね」

「そっか。わたしもメモとペン持って行こう。でも、璃々亜さん、視力悪いの?」


 メモは、キラキラ要注意イケメンがいる部をメモするため。

 めがねは変装用の伊達めがねです。

 孤高の女帝が見てるとか言われないためのね!


ご覧頂ありがとうございます!

次回、芽維たんが嘉久と遭遇!


更新を楽しみにしている作品がいくつかあります。更新されてるとわーい!と嬉しくまります。

「あんた誰?」も一人でも更新を楽しみにしていてくださると嬉しいです(^-^)/また明日ね!

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