↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】オタクガール、悪役令嬢に転生する。【web版】  作者: 富士とまと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

205/565

第184話 BL好きってバレたらしい

「僕が……イベントに足を運んでいたと知られたら……両親になんと言われるか……。鳳凰学園の品位を損ねたと……もしかすると……圧力をかけて……」

 ああ、やっぱり鳳凰学園関係者なんですね。

 卒業生ってことはないよね?ってことは、やっぱり現役の生徒。何年生なんだろう?

 圧力をかけて何?

 学校で、漫画とか全面禁止にでもなるってこと?元々持ち込みも禁止だから、さほど影響ないんじゃないの?

「主要な会場で同人誌即売会が禁止されるかもしれない……」

 同人誌即売会禁止?

 主要な会場で?


 えっ!

 えっ?

「えええーーーーーっ?そ、それは、困るよっ」

 東京ピックサイトで同人誌即売会ができなくなるってことでしょ?

 コミケにはかつて幕張メッシから追い出された歴史もあるけど、またもや追い出されるってこと?

 っていうか、今回はその事件の非じゃないってことだよね?主要な会場でってことは、追い出されたからって、別の会場が使えるってわけでもないんだよね?

 つぅか、それだけの圧力をかけるとか……。

「一体、貴方、何者ですか?」

 いや、違う。両親は何者だ!

 ……そういえば、クラスの自己紹介のときに、国会議員の息子だとかいろいろいたなぁ。

 どっちの方面から圧力掛けるつもりだ!

 児童なんたら保護法とかそっちから行くのか?

 くっそ!まだ規制が足りないのか!

 ぐぬぬぅっ……。


「え?」

 オレンジジュースのストローを加えたまま、弟が止まった。

 あ、飲むときには、マスクの下を少し浮かせて、その隙間からストローを口に入れるんですよ?

 もちろん、私もその状態。

 ストローが付いた飲み物ならではですね。

 マスクを外さなくていいので、顔が隠せる。

 ……だが、想像してほしい。

 前髪で目を多い、黒縁メガネでさらに目元を隠し、でっかいマスクで顔の下半分を覆った人間が、向かい合わせで座っている。そして、マスクの下からストローをさしこんでちゅぅーっとジュースを飲んでいる姿を……。

 イベント会場で、コスプレだと認められなければ……、近寄りたくはない。

 いやいや、花粉症だから完全防備とかそういう人もいるだろうけど、向かい合わせで二人ってのは……。しかも、全身黒いジャージ姿。

 うん、怖いね。


「えーっと、僕の正体を知っているんじゃないの?」

 知らん。

 そんな怪しい格好……じゃない、顔が判別できない格好で分かるものか。

 首を横に振る。

「でも、確かに、僕を見て鳳凰学園の名前を出したよね?」

 確かに。

 私は、弟の靴を指さす。

 弟は、指さされた足元を見て、ああと頷いた。

「靴か……迂闊だった。小さな印だし、誰にも分からないと思ったのに……」

 そう言って、弟は私の足元を見る。

「もしかして、君も……?」

 ぐっ。

 う、迂闊は私もだ!

 靴で分かったなんて言えば、何故だと思うのは当然だろう。

 だって、私もこれくらいわかんないよねーとか思って、学校指定の鳳凰学園の印入りのローファー履いてるんだからさっ。

「そうか……」

 表情は見えないけど、弟は、嬉しそうだ。

 声のトーンが喜色ばんでいる。

「姉さんも、鳳凰学園の生徒だったんだね!何年何組?僕は」

 弟が自己紹介を始めようとするのを、マスクの上から口をふさいで阻止する。

「私も、学校に仲間がいることはとても嬉しいですわ。ですが、危険だとは思いませんか?」

「危険?」

「ええ、そうですわ。思わず、学校でコッチ系の会話に花をさかせてしまったり……」

 弟は、ぐっと黙って、想像してみたようだ。

「よくも悪くも……僕の会話は注目されているのは間違いないな……。会話から、イベントに行っていたことがばれるのはすぐだろうな……」

 注目されている?

 ん?なんで?

 っと、正体を暴くようなことはしないんだった。なんで注目されるなんてどうでもいい。

 あの学園には、有名人の子息も多いから、注目されてる人なんていっぱいいるから不思議じゃないし。

「……そうだね。姉さんの言う通り、お互いに知らない人間でいた方が安全そうだ……。でも、聞いてもいいかな?君も家族には漫画やアニメやゲームは反対されてるの?」

 ん?反対されてるのか?

 んー、反対されるのかなぁ?

 とりあえず、生徒会がらみで漫画を読んだりしてるから、反対したりはしないだろうなぁ?

 アニメも、シアタールームの有料チャンネル契約されてたし。もし反対するなら、アニメは見られないように契約してないと思うんだよね。

 ゲームは……どうなんだろうか?

 とにかく、反対されるもなにも、過去の璃々亜が漫画やアニメやゲームに手を出していなかったからよく分からないんだよね。

 ……それに……、もし反対されてなかったとしても……。

「BL」

 さすがに、オープンにできないな。

 BL好きってのは……。

「ああ、そうなんだ。姉さんはBLが好きなんだ。それは、さすがに……反対も何も……」

 うっ、弟、何故私がBL好きだって知ってるんだ!

「そ、そういう弟は、エロゲーとか好きなんじゃないの?まだ18未満なのだから、ダメだよっ!」

「ちっ、違うよ、エロゲーとか、興味はあるけど、やったことはないしっ」

「興味はあるんだ、ふぅーんニヤニヤ」

「ねっ、姉さんこそ、まだ18歳じゃないんでしょ?BLだって、そういうの見ちゃだめなんだよっ!」

 ぐふっ。

 私、前世ではとっくに18歳超えてましたからね。年齢制限なんて関係ないもーん。

 って、今はあれか。


いつもごらんいただきありがとうございます。

同人誌即売会の会場が想像つかない方、フリーマーケットの会場みたいなの想像してください。ブースごとに分かれて並んでいます。

ただ、フリーマーケットと違うのは、机と椅子が並んでいるところです。

1ブースが、会議室とかにあるような長机の半分の広さです。椅子2脚並べるとぎちぎちな感じ。そんなブースがずらりと並んでおります。

人気のあるサークルのブースは、行列ができるため、行列を作れる場所が確保された場所に配置されます。それが、建物の壁際です。通路が広めにとってありそこに行列を並ばせたり、出入り口のシャッターが開けられ、そこから外に並ばせたりします。あと、誕生日席な位置、島とか、中堅のサークルさんが配置される場所とかもあります。もし、突然人気がでて行列ができたサークルさんは、途中でスタッフに移動を支持されることもあります。

どうでもいい豆知識でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
。
― 新着の感想 ―
[良い点] あらー、田中くん、嘉久くん、かなり強力なライバルになりそうな攻略対象者?出現ですよ。このまま田中君がリードしていくか、嘉久くんが漫画好きになって、腐男子になったら、逆転かと思っていたけど。…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。