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オールナイトッ!

久々更新楽しみにしてたかな?

新たな仲間を得た守。

バトラコスの道案内のお陰で意外と簡単に東にあると言う家の門まで辿りついた。


その大きな門をくぐると小さな平屋があった。

赤い屋根に煉瓦でつくられた壁、どこか中世ヨーロッパの頃の家を連想させた。


「中に入ってみようやないか~~~い!!!」


ミュージカル調に話すバトラコスに冷たい目線を向けながら扉を開けると兎が椅子に座って紅茶を飲んでいた。


「あ、あの~…すいません。。。」


「なんだって言うんだっ!meは高級お紅茶しか口に合わないって言ってるのにっ!このクソマズいお紅茶は!誰が持ってきた!おまえ達か!?」


「えーいやいや、違います違います!俺たちは今やっとここにたどり着いたばかりで」


「これだから最近の若い奴は礼儀がなってないと言われるんだ!お前達も手土産の一つでも持参したらどうなんだ!」


「あ・・・は~すいません」


「そんなに~カリカリせんで~ええやんかぁ~♪♪♪人生楽しく過ごそうじゃじゃ~ん♪」


バトラコスのやつ!怒られてるって言うのに空気くらい詠めよ・・・


「!!!」


「ちょっと you!!!」


「へいへい♪なんだぁ~い♪兎ちゃ~ん♪」


「you!youのリズム!奏でる音感!最高に良いよ!me超気に入った!」


「サンサンサササンキューベイべー♪」


なんじゃこのやり取りは・・・。

呆れ顔で見守るしか出来ない守だった。


「ところでyou達は誰?何しにここへ来た?」


「あっ俺はいろいろあってここに連れて来られた、名前は守。こいつは俺の仲間でちょっと変わったやつでバトラコスって言う。よろしく!」


「ほほーん。meはチュリッピ!ここタージャンの管理をしてる。趣味は~美味し~いお紅茶を楽しむこと!ってまたさっきのクソマズいお紅茶の事を思い出したっ!ムキーッ!」


「まぁまぁ落ち着いて・・・」


「お~ち~つけ~~~♪わしが~ついてるさ~♪」


「you!まじ最高!!!しびれるその美声~!」


「あちゃ~・・・厄介な二人だ・・・まったく話が進まねぇ」


「チュリッピ、少し俺の話し聞いてもらっても良いかな?」


「どーぞどーぞ」


「俺はこのキングダムにグレルリンって言うやつに送り込まれた。だが大した戦い能力も与えられずとりあえず生物と話せると言う力だけが与えられた。いろんな生物と話したが東の家に行けば何かがわかると言われ、何度も危機を乗り越え、ようやく、いや…バトラコスのお陰で意外と簡単にたどり着いた。いったいここへ来れば何がわかるんだ?何があるんだ?教えて欲しい・・・。」


「ほほ~ん・・・youかぁ~待ってたよ耳を長~~~くしてね。プププゥ」


「待ってたって俺をか?」


「い~やyouとは限らな~い。辿り着けたyouは運が良かっただけさ。でもここへ来たのはyouがお初!噂によるとみ~んなここへ向かう途中で死んじまった。本番はここからだよ~ようこそタージャンへ」


「それで?俺は何をすれば良い?」


「そんなの言ったら簡単に終わっちゃうじゃん何聞いてんの!バッカじゃな~い!プププゥ~これだけは言っておこう!キングダムのこれからはyouにかかっている!まっとりあえずお紅茶でも・・・」


「え?マジかよ?そんなん飲んでる場合じゃないよ、何なんだよいったい・・・どうすりゃいいんだよ・・・グレルリンに騙されたな俺は・・・」


「こらっyou!グレルリン様だ!口に気をつけろ!」


「チュリッピあいつを慕ってるのか?」


「あたりまえだのクラッカー!神様だ!二度と呼び捨てするな!わかったか!」


「すっすまなかった・・・。」


「どうせyouは見た目も悪いしモテやしない女経験もないんだろう!?中途半端な年齢みっともない腹!プププゥ~」


「お~~い♪ベイビーそれは~言いすぎやろ~~♪♪♪悲しくなるぜ~♪あーあーあー久しぶりに声だしたら声の延び悪いや~ん!」


「あ~やっぱりしびれる~その声~!!!」


「ありがとう~~~♪そない言ってくれるんわ~君だけさ~ベイビー~~~♪んじゃ~もう一曲いっちゃいますかぁ~~~♪ノってきたか~~~い♪」


「you youヘイヘイ~♪」


ダメだこりゃ・・・守はもう呆れて物も言えず二人のやりとりが終わるのを待つしかないと断念し座り込んだ。


だが…何時間経ってもバトラコスの歌なのかよくわからないミニライブとそれを予想以上に盛り上げてしまうチュリッピの声援は終わることがなかった。


あーもうすぐ夜が明ける・・・。

今日と言う日は何か進展があれば良いなぁ・・・。とりあえず終わるまで仮眠だ。

グッナーイ。

読んでくれてありがとう

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