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バトラコス

誰も読んでいないと思いますが、更新続けます。


のんびりライフなのでのんびり更新で行きます。


次があるかもわかりませんが・・・

結局大した話も聞き出せずキモイ根っこ女?に時間だけを取られた気がするが、やっと解放されていよいよ東の家を目指し歩き出した。


「ちぇっ!このままじゃ日が暮れちまう!ちょっと急ぐか」


守は家の正確な場所もわからないまま、小走りで駆け出した。


「やばいぞ!日が沈んじまう!モークに言われたよな、夜は危険だ寝床探した方が良さそうだ!」


辺りを見渡すがこれといってモークほど大きな木もない・・・。このままだと・・・。


焦り始めたその時、急に日が沈み白い霧が立ち込めてきた。


あれ俺どうなるんだ?


白い霧を吸いこみ意識が朦朧としてくる。


「フゴ~!!!フゴ~~!!!」


んっ?何かヤバいかも!

自分を覆い尽くすほどの影がのし掛かってきた!

その瞬間、目の前の霧だけが少し薄くなりそこに見えた者は


「三つ編み?をしたカエ・・・?」


圧力に潰されそうになり意識を失う寸前に見た者を口にする・・・が、俺の意識はここで途絶えた。


ようやく俺は目を覚ました。

しかし辺りは真っ暗で何も見えない。

どのくらい俺は気を失っていたんだろうか。

ここはいったいどこなのか?

今度こそ俺は死んだのか?

ここは地獄というところなのか?

まっ痛みなく死ねたなら光栄だ!とそう思っていた。

しばらく大の字になったままボケーッとしていた。

すると!急に足元から光が差してきた。

ん?今度はなんだ?天国への入り口でも開いたか?

そんな事を考えながら体を起こした。

光の先に見えたのは永遠に広がる草原アルダビール。


「「「はぁっ???」」」


何がなんだかさっぱりわからん!

とりあえず外へ出てみよう。

目の前に見えるのは依然と変わらぬ風景。

俺がいたところは?と思いゆっくり振り返る。


「「「えーーーーーっっっ!!!」」」

驚き腰を抜かし尻から崩れ落ちた。

俺はこいつの口のなかで・・・


目の前には見上げるほど大きな!三つ編みをしたカエルが厳つい顔をしてジッと俺を見ている!

どっどうする?俺?


すると、三つ編みカエルが急に体に適したサイズのマイクを持ち出しアニメに出てくるキャラクターのような高い声で喋り出した。


「あ~あ~あ~マイクマイク、テストテスト~ト~ト~」


「???」


「えっへん!やぁ!おはよう!良いお目覚めかい~かい~かい~?」


「えっ?どういうこと?」


「おいお~~~い!助けてやったのに何だそれは~は~は~」


「えっ?助けたって?俺を?怖がらせて気絶させたじゃかいか?それにしてもちょっとマイクのエコーがきき過ぎじゃないか?」


「えっ?あーあーあこれでオーケーかな?」


ネタかっ!


「ところでなぜあの時、俺を口の中へ?」


「あーあーあー、えっへん!あのままじゃ君確実に死んでたで!アルダビールの夜を舐めたらあかんで!ほんまにほんまっ!」


なんで?大阪弁・・・?


「アルダビールは昼と夜の顔があるんや、そりゃ~もうまったく違てな、まぁ君みたいなんは、わしがなんとかせんかったらチーン!ご愁傷様~やったで。」


「それは前に出会ったものにも聞いた。だが怖いとしか聞いてない。どうなるんだ?日が沈むと?」


「いや~それは教えられへんわ!知りたいなら自分が死を覚悟にして体験するまでやな。」


「そこまでしては・・・ちょっと別に知らなくても良いかな…。」


「ところでお前何て名だ?グレルリン様の遣いだろ?」


「俺は本城守、えっ?ってか君もあのサルみたいなゴリラみたいな変キャラ知ってるのか?」


「グレルリン様だ!今度はどんなやつ送り込んでくるのかと思ったけど、まっ肉付きは良いから強そうには見えるな。ここへ来るのも君でもう5人目や!みんな命を落とした。東にたどり着く前にな・・・。」


「えっそうなのか…」


「あ~そうや!み~んな日が沈む恐ろしさを言っても聞かんのが悪いんやけどな。お前はとりあえずは気にかけてるみたいで今までのやつとはそこが違うな。あー言い遅れた、わしはこう見えてここアルダビールのモナークやってますー!バトラコスって言うねんよろしく!」


「あ~よろしく!っで1つ聞いても良いかな?」


「言えない事以外はなんでも答えるで~なんや?」


「その髪型って・・・流行り?おしゃれ?ネタ?」


「あ~これか!これは1つの変装や。敵を威嚇するためやで」


「あ~は~そうなんだ・・・」


「わしは今日からお前の付き人!いや違うな、付きカエルや!東の家まで案内する!よろしくな!」


「え?そうなのね?んじゃよろしくバトラコス!」


「さぁわしの三つ編みに捕まりな!先を急ごう守!」


守はよくわからないが危機を助けられ仲間を得た。

勇者にはならん。ただ異世界で暮らしてくれればそれでだけいいんじゃって言われてここへ飛ばされたがなんか少し話と違う気がするのは気のせいか?

ここへ来てからは日が沈むことに恐れ寝床を急いで探したり食事もイマイチ取れない。

あげくのはてにバトラコスはグレルリン様の遣い?って俺の事言ってたし?

やっぱり俺は勇者か?何か敵と戦うのか?東の家が気になる反面、そこへ辿り着く事が少し恐怖にも思えてきていた。




いつも読んで頂きありがとうごいます。

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