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キングダム!

感想を頂ければ幸いです。


どうぞよろしくお願いします。

「飯などは何もない!一人で自給自足じゃ、さぞ頑張ってくれたまえ、本城 守よグッドラックじゃ~」


「おいっ!!!そっそんなっ待てよっ飯くらい~」


「「「「うぉぉぉぉぉ~~~」」」」


神の姿が消えると同時に辺りは真っ暗闇になり、ものすごい勢いで俺の体は真っ逆さまに吸い込まれながら落ちていった。


夢から目を覚ますとそこは無限に広がる草原だった。


「ええっ!まじかよっ!異世界召喚は承諾したけどよ!なんかアイテムとかもらっとけば良かった~クッソ~やりかけのゲームもあったのによっ」


睡眠中の出来事だったので守は上下ジャージのまま、何も荷物は持っていない。

ここがどこかもわからない。

ただただ見渡す限りに草原が広がっている・・・。


「なんだろうあれ?なんか太った生き物がいるよ!なに?なに?なに?」


周りからたくさんの声が聞こえ見わたすが・・・何も見あたらない。

何もない草原に俺ただ一人しかいないようだが?


「いったいこの声は何なんだ???俺とうとう頭おかしくなったか?いや、そういや~あの神って言ってたやつなんか言ってたよな?」


確か~こんなことを~

『人間以外の生物と話せる力をやろう!さらにそいつらを使役する力もつけてやろうではないか』


その言葉を思い出し、守はもう一度辺りをゆっくりと見わたした。途端に何かに気付き尻餅をついた。

目の前に見えていた草原そこにあるすべてのものが俺を不思議そうに見ながら話をしている。


「マジかよっ!信じらんね~!ってかあの神マジもんだった・・・夢・・・じゃねぇーんだなこれ!さっ俺どうする?どうする?いったい何をどうしていきゃいーんだよっ」


その場をウロウロして考えるが答えは見つからず。


「でも待てよ・・・せっかくもらった能力使ってみるのも悪くないか?よしっ!」


「おいっ!ちょっと聞きたいんだがここはいったいどこだ?」


「そういうお前さんは何物だ?いったい僕たちの中の誰に話しかけてるんだ?いきなり僕たちのハウスに来て偉そうな聞き方で何様だ!」


「えっあっいや~すまないすまない。誰でも良いけど~ここのこと教えてもらえないだろうか・・・?俺は本城ほんじょう まもる、人間界から神って名乗るちっちゃい猿みたいなゴリラみたいな変なキャラにここへ飛ばされて今ここにいる。」


「もしかして~グレルリン様かしら?グレルリン様は私達家族にとっての偉大なるゴッドよ!グレルリン様があなたをここへ?それでは悪いやつではなさそうね?」


「んじゃ~私が説明するわ。私の名はスティファニー、ここは私達み~んなのキングダムで“アルダビール”って言うの、私達は5千年前からここでこうして支え合って生きているのよ、ここにいるすべての生き物みんなが家族なの」


「家族?」


「ええ!あなたが今立っているクロムも私達の家族よ!私みたいに踏まれても傷つけられても痛みを感じないものもいるけれど、家族の中には痛みを感じ傷つけられると死んでしまうものもいるのよ。だから十分に気をつけて。」


「クロム?ってこの石のことか?」 


「やぁ!えへへっ僕クロム、よろしく」


「あ~踏んづけてごめんよ、クロム」


「全然オッケ僕は痛みを感じないから気にするな」


「そっか…良かった~。何か大変だな・・・どうやって見分けりゃ良いんだよそれは?」


「それはあなたがグレルリン様から戴いたその力をつかいこのキングダムの家族みーんなのことを知ることね。まずはそこから始めたらどうかしら」


「始めるって言ったってどうすりゃいいんだ?この草原はどこまで続くんだ?」


「そうね~?私はここから動けないからわからないわ!でもいろんなものに話しかけてみたらどう!?」


「え~そっか・・・そこから始めるしかないか?」


守はとにかくいろんなものに話しかけた。

石・草・花・木・虫など声が聞こえる者すべてに話しかけて、東の方に家があること知った。


「よしっ!一歩前進!まずは~食料確保だな!あとはゆっくりとくつろいで寝れるところがあったら良いんだけどな」


そんなこんなで気がつけば太陽が沈みかけていた。


「あ~どっと疲れたぜ…。やばいなこの草原もうじき暗くなっちまう。今日はここまでだなここで野宿か・・・。ついてないぜっ。」


「おいっお前!」


「ん?誰だ?」


「目の前だよ!お前さんの!」


「あっ君か?俺を呼んだのは?」


見上げた先には、大きな木がいた。


「やぁ!おいらはモークって名前だ。キングダムの夜はとっても危険だ!時期に日が沈む。今日動くのは危険だ。おいらの中で眠ると良いよ、さぁ」


と言うと大きな音をたてながら木の根元部分が大きく口を開いた。


「ここへ入るんだ!」


「あっうん、わかったよ」


中へ入るとすぐに開いた口は閉まっていった。


「ありがとうモーク、助かったよこれでゆっくり眠れそうだ。俺は守、よろしく!」


「キングダムの生き物以外のやつがあんな無防備に外で夜を過ごしちゃ危険がいっぱいだ。気をつけなきゃダメだよ守。」


「いったい何がどう危険なんだ?」


「それは教えられない。だけど覚えておくんだよ」


「う、うんわかった。覚えておくよ、今日は疲れた眠らせてもらうよ。」



読んで頂きありがとうございます。

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