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楽しい馬車

 遅くなり申し訳ありません、これからは不定期で行かせてもらいます。

 馬が雄々しく前足の片方を上げて地面に下ろすと鼻から息が出しひづめが地面を抉り緑色を凹ませ茶色い部分が頭を覗かせる。

 黒い背広を着た男性が馬車の先頭に向かうと灯里は馬車の中に入りティムとクロウベルが後を続く。


 白を基準とした物が置かれており清潔感が大事にされていると解るソファにティムは自身の臀部を軽く叩いて席に座り、クロウベルはティムの見様見真似と言いたげに強めに叩き音の大きさから力が強すぎた為顔を顰める演技を披露しティムの顔も同じく痛々しい物に変わっていく。

 クロウベルを横目で見た灯里は瞳をティムに向けなおし目で頼りになるのか語り掛けるがティムは困った様に曖昧にほほ笑んで自身の銃の点検をし始める。


 灯里から見たら良く解らない作業だがティムの表情は真剣そのもの、邪魔をして自分にしっぺ返しが来る可能性がある灯里は話し相手にクロウベルを選び顔を向ける。

 勿論点検などあらかじめしてあるし何時襲われるか解らない馬車の中で点検をし始めるなど普通はしない、ティムは顔を伏せたまま片目でクロウベルに目をやり如何にも緊張していると言いたげに辺りを見回し肩身を狭めている光景を見て自然と軽くため息が漏れる。


 「…何でそんなにオドオドしてるのよ」

 「えっ!? だ、だって凄く高そうな馬車ですから………その、汚したら大変だなって…」

 「………はぁ、貴女達に身なりや作法を求めてないから気にしなくても良いわよ、正しい所作なんて解らないでしょ?」

 「はい………すみません」


 うなだれて低い声で消えそうに呟くクロウベルに眉を吊り上げる灯里はティムを見つめるが初めから関わるつもりのないティムは灯里とクロウベルを無視して一人黙々と作業をし続ける。

 手入れに使う道具を手元に増やし火薬特有の歪なにおいが辺りに漏れはじめ灯里は手元の窓を開けて匂いを外に流す。


 クロウベルが咳き込み体を揺すると灯里は片目を瞑りクロウベルに語気を強めて、しかし言葉に注意して口を開く。


 「リティ、貴女本当に大丈夫なの?」

 「ティムさんがいるから大丈夫です!」

 「…ティム、貴女お荷物を連れてきてどういうつもり? まさかピクニックだと思ってるんじゃないでしょうね」


 灯里の中傷めいたセリフにティムは静かに口元を三日月模様を浮かべ首を左右に振って灯里の問いに答えた。ティムからしたら今のクロウベルの姿は恐怖の対象でしかなく、気軽に付き合っていられる相手ではないと再認識させられるだけ。

 この場にいる全員を一撃で殺せる化物が誰よりも弱いと思わせる振る舞いをすることに恐怖を感じずにいられるものか、ティムはそう思いながらクロウベルに向かい口を開く。


 「リティ、お嬢様が疑ってるけど何も変な事はしないで欲しい、君が何かをすると比喩抜きで首が飛びかねないからね」

 「私を何だと思ってるんですか! そんな事出来ませんししませんよ!」

 「今のは笑う所で良かったのかな?」


 下手な冗談を聞いたと言いたげにティムは口元に笑みを作り聞いているのに自己完結している質問をクロウベルに飛ばす。


 「しかし良く飛んでいこうって思わなかったね、てっきり僕は何時ぞやの時見たく飛ばされるものかと思ってたんだけど」

 「馬車を用意してあるなら余計なお世話になるかと思ってですね…もしかして瞬間移動の方が良かったですか?」

 「僕はそっちの方が良かったかな」

 「ちょっと待ちなさいよ、瞬間移動が出来るの?」


 訝し気にクロウベルを見つめる灯里に緊張した様に汗を浮かべて両手を前に振り慌ててクロウベルは顔をひきつらせた。

 生唾を飲み込み目をティムに向けるが無視し続けるティムにクロウベルは恥ずかしそうに顔を下に向けて両手の人差し指をぶつけて手首を引いて押してを繰り返す。


 少女の態度にいら立ちを感じた灯里は薄いブラウンで彩られた丸い目でクロウベルを鋭く射抜き、軽く舌打ちを鳴らしてから何処か失望したような視線をティムに向けてからクロウベルに語り掛ける。


 「瞬間移動なんて一人で出来る芸当じゃないわよ、というより貴女かなり魔力薄いじゃない、あるかないか解らないわよ」

 「えっと…私魔力が無いんです、生まれつきでして………」

 「はぁ? 魔力が無いって…そんな障害を抱えてよく大規模な魔道が出来るって言えたわね」

 「魔道は使えますよ、自分の魔力がないなら人や周り、空中に浮いてるものを使えば―」

 「理想論じゃない、非現実的だわ」


 そう切り捨てると灯里は肩を怒らせ足踏みを数回始める。

 馬車の振動が心なしか増し空気が重くなったのを感じクロウベルは右手の手のひらを真上に向けて丸い球体を幾つか作り出して手のひらの上にある球体を手首のスナップを生かして持ち上げ左に向ける。


 手のひら大程の大きさはある5色の球で次々とお手玉をしだすクロウベルに灯里は目を丸くし見とれ、ティムは嫌な物を見たと言いたげな顔を作り整備している手を止めてクロウベルに目線を向け力なく肩を落とす。

 含まれている魔力が自分と灯里の物だと解る当たり本当にしてみせている、魔力の塊を作り物質化させるというのがどれほど高度な魔力操作が要求される事か理解していないのだろうと楽しそうにほほ笑んでお手玉を続けるクロウベルを見てティムは思う。


 「ちょ、ちょっと貴女何でそんなことができるのよ!」

 「えっ? 先ほど言いましたけど周りの魔力を使ってますけど…?」

 「そんな気軽な! 口で言うほど簡単な事じゃないでしょ! 貴女だって魔道を習ったことがあるなら解る事じゃない!!!」

 「えぇ…こんなの初歩の初歩じゃないですか…あっ」


 気軽に球を手元で操り空中に放っていた所突然手元から零した球が揺れる木の床を弾みながら転がり灯里の足元にぶつかる。

 目を見開かせ、浅く呼吸を数回繰り返すと灯里はゆっくりと体を屈ませて球を広い掴んだ手で中を覗き込む。


 赤色の球体の内部は絶え間なく炎が揺れ動き、激しく破裂するように飛び散ると再度別の炎が燃え上がり終わりが見えない。

 眉間の皺を深め続けるティムはすぐさま灯里の手元にある球を取り上げたい衝動に駆られるが貴族相手にそんなことが出来るはずが無く静かに、必要以上クロウベルに興味を持たないように神に祈り続ける。


 数舜迷ったような装いをするが灯里がこちらに興味が無いと解ると真顔になり残った球でお手玉を再開させるクロウベルにティムは内心舌打ちを鳴らす。

 どう考えてもわざと手元から零したと丸わかりな程雑な演技だったがそれが解るのは元のクロウベルを知っているティムにしか解らない事であり、それを何も知らない灯里に悟れと言うのも無理な話だろうとティムはタバコを口元に加えられない事から緊張に苛立ちが溜まっていく事を感じる。


 よく観察しなくてもティムには理解できた、その球ひとつにどれほどの力量を要求されるのかが。

 ただの魔力の具現化ではなく、幾つもの魔道を一つの球体に押し入れ、手元から離れても消失、または崩壊させないほど完璧に具現化させる腕前、しかも、五つの属性全てを。


 クロウベルの力量を悟るにはこれ以上必要ないほどの物的証拠がそこにはあった。

 それを子どもの玩具のように気軽に扱う姿がティムには信じられない、手元が狂ったと言って球の一つでも崩壊したら馬車の中で生きていられる人物は恐らくクロウベルだけだ、ティムはそう思い軽く眉間を揉むとクロウベルに声をかけた。


 「リティ、手元が狂った…なんていうオチだけはごめんだよ?」

 「はい? 私こう見えてもお手玉には自信がありますよ、ほら」


 そういうとクロウベルは自身の言うお手玉の球を空中に放り投げると揺れる馬車の中屈んで背中で柔らかく受け止め、次の瞬間高速で球を転がし左手の手のひらから右手に投げうつしそれを同じように背中に回して左手にもう一度持たせる。

 馬車の揺れすら利用し気や魔力を使わず体の動きだけでして見せる曲芸にティムは諦めながら軽く口笛を吹き、灯里は先程まで観察していた球から視線を外し目を限界まで見開いて信じられないという表情をしてクロウベルを見つめる。


 「よっ、ほっ」

 「あーあー………君は本当にやることなすこと滅茶苦茶だなぁ」

 「だ、駄目駄目駄目!!! 何やってんの! 馬鹿なの!? もっと丁寧に扱いなさいよこの馬鹿!!!」


 口を大きく開けて叫ぶ灯里にティムは悟ったように首を振り、次いでクロウベルを見てから同じように首を横に振る。

 クロウベルはティムの動きが何を意味しているのかを察せられなかったが依頼主である灯里がやめろと言った為手元の球を破裂させる。


 瞬間乾いた破裂音が馬車の中を幾つも反響し音同士がぶつかり合い静かに消えていく。

 灯里は口を大きく開けたまま固まっており顔中に汗を出して頬を伝わせて、ティムは目を見開きゆっくりと瞬きを行うと胸元に手を置く。


 置いた手が呼吸をするたびに上下するのを見下ろしてティムは改めて生きていられると言う喜び、死にたくないという恐怖を一人同時に味わう。

 灯里は頭の中の情報を処理しきれず固まり、ようやく動きだすと震える手で持っていた赤い球を見る為視線を落とし、球の重さが消えた手元を静かに見つめ続け、開けた口をゆっくりと閉じていく。


 そんな二人を不思議そうに観察した後クロウベルは灯里に向かい口を開く。


 「す、すみません、何やら驚かせてしまったみたいで………」

 「こ、この…この大馬鹿!!!」


 次の瞬間灯里はそう口から大声を放つと勢いよく立ち上がり如何にも怒っていると思わせる歩行でクロウベルに向かい歩んでいく。

 瞬間ティムは灯里の腕を掴もうとするがクロウベルを庇う理由を上手く説明できない為迷い、その間にクロウベルの下にたどり着いた灯里は勢いよく腕を振り上げる。


 金髪を縛ってツインテールにしている為中心に白い筋が伺えそこに腰を捻り肩から体重をかけて遠慮なしに拳を振り下ろす。

 人間の貴族の娘にしては良い打撃だ、クロウベルは内心評価を付けると頭を気で強化せず、また自身が持つ強靭な体を弱体化させる魔道をかけて灯里の拳を頭上で受け止めた。


 瞬間骨と骨のぶつかり合う音が鳴り、余りの激痛からじわじわと伝わる痛みに瞳を潤ませる灯里が赤くはれた右手を摩りながらクロウベルを睨む。

 頭を両手でさすりながら体を震わせるクロウベルにティムは心臓が止まったような感覚に陥り瞬時に色々な考えが頭を巡る。


 (えっ…? 今、リティを殴った………? アトラスのお姫様かもしれない子をメイジスの貴族が…?)


 クロウベルが化物と呼ばれる力量を持っているかなど関係ない、今の行いは明らかに戦争の火ぶたを切るに足る行いだ。


 「アカリ様!!! 今の行いは明らかに依頼を受理している私達に対する冒涜です!!! 庶民と貴族とは言え契約の内容に反しています!」

 「はぁ!? 貴女今のを見ていて何でそんな言葉が出てくるのよ! というより私を誰だと思っているの、犬飼、公爵の娘よ!!! ギルドを通した正規の依頼でもないのにこんなことで問題にされるはずがないでしょうが!」

 「て、ティムさん…今のは私が悪かったんです………だから大丈夫ですよ」


 痛々しい顔を作り目元から静かに涙を流すクロウベルにティムは息をのみクロウベルの真意を確かめる様に注意深く観察する。

 今の行いだけでクロウベルは灯里に、メイジス何かしらのダメージを与えることが出来る。


 含むもの、恩や貸しを期待しているのではないかとティムはクロウベルを伺うが猫を被ることに全力を注ぐクロウベルからは何も感じ取ることが出来ない。

 そもクロウベルからしたらこの出来事は茶番に他ならない、純粋にその場を全力で楽しんでいるだけなのだから他意などあるわけがない。


 頭に血が上り顔全体を上気させて激しく膝を上下させ靴の踵で足元の木の板を警戒に叩きながら音を刻みティムを睨み、それからクロウベルを見た灯里は口元を歪ませてクロウベルに向けて人差し指を射す。


 「貴女が他国の住民でどのぐらいの地位かは知らないけど、ここはメイジスなんだから私達の法に伴って動いてもらうわ! 良いわね!」

 「は、はい! 解りました!!! というよりも貴族様に逆らおうだなんて思ってもいません!!!」

 「………解っていればいいのよ、解っていればね」


 訝し気にクロウベルを見つめて心を鎮めながらそういうと灯里はクロウベルから指を反らして地面に向け、それからティムを半眼で睨む。

 灯里にとってティムとはとても利己主義な人物であり常に天秤でどちらに転んだほうが得をするかで行動する女性であると認識している。


 自身の父親からそのように説明を受けたし実際に会ってみて灯里もそう感じ取った、社交界でどういった人物かを見抜くのにも自信はある。

 ならば、ティムから見てクロウベルとはそれだけの価値があるという事に他ならない、公爵である自分と比べて尚そちらを優先する程の人物であると言いたいのだ。


 涙目で頭を摩りながら灯里とティムを小動物のように怯えた表情で見比べる姿からはとてもではないがそんな人物とは見受けられない。

 先ほどの魔導を見たことから実力者に対する暴行で恐れを抱いたのかと理由を付けて納得し唇を軽く尖らせてソファに態と音が立つように座りクロウベルに視線を向ける。


 クロウベルがスカートを両手で膝の部分から持ち軽い動作で腰を下ろし背筋を正した所作で一つの可能性に思い至ると灯里はゆっくりとティムに目線を配る。

 灯里から向けられる視線と自身の瞳がぶつかった時ティムは苦笑しながら灯里と同じようにゆっくりと首を縦に振り答える。


 ティムの動作が答えだと解り灯里は軽く俯いて小さな右手で自身の頬を支える、地位があるとは思ったが自身と同じ方向性だとは露ほども思っていなかった灯里は頭の中で先ほどの行いがどういう意味を成すのかを自分自身と問答を始め、そんな灯里に同情したような視線を向けてからクロウベルに向けてゆっくりと語り掛けた。


 「これから一日かけてアカリ様を護衛するんだけどさ、何か質問はある?」

 「えっと…その、スレディさんが来た時はどうしたらいいんでしょうか、ティムさんが護衛しますか? それとも私がアカリ様の近くに付いた方がいいんでしょうか」

 「護衛は僕がするよ、というより得物が魔操銃の僕が前線に出るのはおかしいじゃないか」

 「そ、そうですよね…あはははは………」


 下手な事を言ったと言いたげに顔を引きつらせるクロウベルにそんな表情も作れたのかと思っていると灯里が2人の会話に横やりを入れる。


 「待ちなさいよ、リティは魔導士じゃないの? 大きな剣を背負ってるようだけど貴女に振り回せるとは思えないわ」

 「まぁ確かにあまり使いませんね…」

 「…はぁ、しょうがないわね…ティム、貴女が前に出なさい」

 「待ってくださいアカリ様、リティはそう見えてもですね」


 聞く耳を持たないと言いたげに灯里は2人から誰もいない空間へと顔を背けて口を閉ざす。

 顔を引きつらせて拗ねる灯里を見てからクロウベルに視線を移すと音を出さないように鼻から静かに息を出し瞳を瞑りほほ笑んでいるのを見て異論を出すつもりは無いのだと悟る。


 ティムには灯里の考えがよく解っていた、理由が解らないが他国の貴族の娘に危険な役目を押し付けるのは誰でも躊躇する、そもそも知らなかったとはいえ頭を遠慮なく殴った後、点数稼ぎとまではいかなくとも自分に言い訳が出来る材料が欲しいと言うのが本音なのだろう。

 推測を立てたは良いが相手がスレイヤなのが頂けない、真正面から勝ち合って勝つというのはかなり厳しいと解っているから助けを求めたのに自分が守る役目をするとなると本末転倒である。


 それよりもティムにはどうしてもその条件をのめない理由があった、クロウベルを灯里の近くに置く、これは下手をしたらこの依頼で唯一と言っていい灯里が死ぬかもしれない可能性を秘めているとティムは睨んでいた。

 焦りから顔の形が歪むのを自覚しながら口を開こうとしたときクロウベルの片目が閉じた。


 一瞬だけ顔つきがティムの知るクロウベルになったのを確認してティムは煮えた油を飲みこむような思いで成り行きに身を任せて流れることを選ぶ。

 あのクロウベルがただ黙って灯里の近くにいるとは思えない、流石にティムが危機的状況に追い詰められたら手助けの一つや二つはしてくれるだろうと踏んでではあるがティムはそれを受け入れた。


 空気が重く沈む中クロウベルは話題を変える為顔を引きつらせて控えめに下からのぞき込む様に灯里に向けて質問する。

 青空を思わせる済んだ瞳に見つめられ息を飲むがそれを悟らせないように灯里は表情に余裕を作り迎える。


 「そ、それより馬車が一台だけだったのが意外です、てっきり騎士様が何十人も馬車で着いてくるものだとばかり…」

 「ふんっ、お父様の騎士に見守られて学園に出向けって言いたいわけ? 冗談じゃないわよそんなことしたら学園の子たちに笑われちゃうじゃない」

 「なんでですか?」

 「なんでって…貴女ね、そんなの自分は子離れできてないって言って回ってるようなものじゃないの」


 人間の常識にただでさえ疎い上に生きていた時代の誤差からクロウベルには理解できなかったがそれが灯里とティムには親に囲われた箱入り娘の無垢な質問に聞こえた。

 暗い雰囲気が明るく和やかな物になったはいい物の先の事を思い胃のあたりを腹部越しにティムは摩った。

 今回は情景描写が甘かったかなと思いました、次から頑張ります。

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