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不幸な少女

どうもー、今日のはあんまり自信無かったんですけどどうでしょう、やっぱり読みにくいと思いますがそこは勘弁してあげてください、書いてるとそのうち文章力が上がる………はずですから

かなり長い距離を飛んで移動しそろそろ体力的にも精神的にもまともな思考ができない状況に陥るとそのまま失速しながら適当に決めた地面に落ちる。

 地上に降りる際遥か上空に飛んでいた時なら問題はないが地面に近づくときはそれなりに周りに気を配る必要はあるが周り一体に木が生い茂っている森な為そういった心配もなく近づくがある一定の距離を近づいてその森がエルフ、もしくはハイエルフの森だと充満している神聖な魔力で悟るがもうすでに身体は限界が来ているのでどうする事もできずに降り立つ。


 「ぐっ………があッッッ!!!」


 体中を襲う激しい痛みのせいで真面に動くことも出来ず取りあえずと言ったように身体から生えている白い四枚の翼を小さくし、色を消して隠し木の葉で出来た天然のクッションに身体を預けて仰向けに倒れる、全身から脂汗が滝のようにでて高熱を発し、激しい頭痛を感じて目を開けるが先程と同じように視界も霞んでまともに周りを見渡すこともできずにいた。

 急に人型に変わった為身体にその代償としてあらゆる異常が身体を襲う、知識としては知っていたがここまできつい物なのかと疑いたくなる気持ちを抑えて必死に痛みに耐える。


 (ああ………もしかしたらこのまま死んじゃったりして…)


 そう思いながら瞳を閉じようとしたが思いとどまる、今の所さして周りに生物らしき存在を感知できないがエルフの里が近くにあるためうかつに眠るわけにもいかない、そう思い直したら最後の力を振り絞って両腕で地面から身体を持ち上げようとする、腕に足が震えてまともに立ち上がる事すらできずに地面に倒れるという行いを数分間繰り返して何十回目かの挑戦でようやく立ち上がることに成功する。


 立ち上がったが今度はその高熱から視界が揺れて足に地面を踏んでいるという感覚が無い、しかしそんな事気にせずに彼女は森の中をさまよう、明らかに体調不良の域を超えているが周りに気を配りうっかりエルフ達と鉢合わせにならないようにしながら歩く、自分でも変な歩き方をしているのだろうと一度立ち止まって振り返り足跡をみると霞んだ目でも解るぐらいに足跡の歩幅と両足の距離が離れている事が解る、他人が見たら酔っ払いが歩いた後に見えるそれに奥歯を力強く噛みあわせてから歩みを再開させる。


 どの距離をどの方角に歩いているのか解らない状態で歩き続けていると近くからエルフの気配を察知し急いで近くの木に隠れて気配を殺す、近くのエルフが近づいてくる事に気づき自分と同じように相手にも察知された事に苛立つと同時に相手がエルフではなくハイエルフだという事に気づくと元々感じていた眩暈がより一層ひどくなることを感じた。

 歩いてくる足跡からして成人したハイエルフのそれだと認識すると誤魔化すことをあきらめて戦闘準備を取る、震える両腕を何とか抑えようと試みるが意識すると余計に震える両腕に舌打ちを打ちたくなる気分になるとハイエルフがすぐ近くにまで来ている事を察すると息をひそめてその瞬間を狙う。


 ハイエルフが自分の横に現れた瞬間に右手を相手ののど元に素早い動作で伸ばすと喉を締め上げる、相手のハイエルフが目を見開かせて女性を見るがまるで気にするそぶりを見せずに絞め続ける、そうすると魔術を発動させようと右手と左手で違う術式を作るがそれが完成するよりも早く自分が落ちると解ると腰に差していた小型ナイフで女性に切りかかる、その抵抗を予想していなかったわけではないが身体を自由に動かせない女性は何とか軸をずらして致命傷になることを免れると右手の力を増す。


 「ぎぃ………ぐっ……………」


 ハイエルフが白目をむいて泡を吹き体の力を失うと喉を絞めていた右手を解いて切り裂かれた自分の腹に手を当てて一応出血を少なくしようと魔法を発動させようとする。


 (…もしかしたら魔法を使うと私の存在がばれるかもしれない………)


 そう思い直すと生暖かく感じる腹から手を放してあたりを歩き回る、歩いた後には血痕がついていて明らかにけが人が通った後だとわかるがそんな事を気にしていられる、気づく余裕も無くある気ままると膝が地面に付く、体の痛みを感じられない事に気づくと顔を歪ませて立ち上がろうとするが体に力が入らず失敗に終わる。


 「こ、ここまで………なのかな…?」


 そう思いながら地面に顔から倒れる身体を支えることができずにそのまま地面に頭を沈める、その瞬間近くから足跡が聞こえたから先程のハイエルフが以上にタフなのか、もしくは仲間が近くにいたのかと想像すると自分がどうでもいいと思えることを考えている事に気づき僅かに口元に笑みを作ると段々と意識が闇に沈んで行く。





 「わっ! こ、これなんだよ…!?」


 過去にあった経験から里からさほど離れていない森を歩いて探検まがいの事をしていたカリナは目の前の惨劇に驚愕する、もう死んでいるんじゃないかと思えるぐらいに地面に落ちている木の葉に茶色い土を赤黒く染めていてその血の色は普段見ることが無いぐらいに禍々しい物で流れてはいけない物だと解るには十分なものだった。

 足跡もあるのかそれを見ると赤黒い血の跡がありかなり前から出血していたことが解った。


 「ど、どうしよう…オレ魔法とか魔術まだ使えないんだよな………」


 慌てながら周りに視線をくばるが大人のハイエルフがいる気配は無く現在置かれている状況でなんとかするしかないと悟るとつい先ほどまで掻いていた疲れから来る汗とは別の寒さを感じる汗が流れ出す。


 (こんなことならもっと勉強しておくんだった…!)


 普段からサボっていたから周囲の者達が扱える簡単な魔法の類でも扱う事が出来ない自分を呪いながら女性を見つめる、このままでは確実に死を迎える彼女を今現在助けられることができるのは自分だけだという現実が重たくカリナにのしかかる、未知の恐怖からか涙目になり涙が流れる瞬間にあの時の光景がよみがえる、過去に自分を助けてくれた自分と同じぐらいの少女、あの勇敢な姿を思い出して自分にもできると思い直し混乱から復活すると服の袖で目元を拭って集中する。


 (別段難しいことじゃない…治療系の魔法は基礎何だ、授業で習ったことを思い出せばオレでもできるはずだ!)


 今だに血を流し続けている女性の近くに座り両腕を彼女の方に向けて瞳を閉じて集中する、魔術といった分野なら知識の領域であり今現在の自分にはどうする事も出来ないが、魔法は思いに魔力の量が関係するため何とかなるかもしれない、そう思い女性が元気に立っているという姿を想像しながら魔法を唱えようとするが形に定まらない、時間がたつにしろ焦りが起こるがそれを何とか沈めながらもっと深く集中する、そうするとカリナの手から白い霧のようなものが現れて彼女の身体を覆い隠す、自身の身体から魔力が大量に抜けていく感覚を味わいながら目を開くと白い霧が視界一杯に広がり慌てて後ろに飛ぶ、そうすると簡単に霧から脱出でき安心しているとその霧が晴れて良き先程のように女性が横たわっている姿が確認できた。


 先程と違うのは女性の表情が先程より柔らかくなっている事ぐらいだがそれを見て何とか助けることができたと思うといつの間にかできていた顔中の汗を袖で拭うと一つの現実にぶち当たる。


 「………この人どうしよう」


 里に連れて行くのが一番だと思うが下手に動かしたら傷跡が広がる可能性がある、彼女の近くに行き傷跡がどうなっているか確認しようと服の中を覗くが見るからに痛々しい傷跡ができており動かすことはほぼ不可能と言って良い状態だと言う事を認識した、戻って大人の意見を聞こうと離れようと右足を前に出して左足も前に出そうとすると動かずにその場で転んでしまう、顔に付いた土や木の葉を払いながら左足を見ると女性が手で掴んでいる、離そうと思い手を反対方向に引っ張ろうとするがかたくなに離れない。


 「…姉ちゃん起きてる?」


 そう呼びかけながら身体を揺さぶって起こそうとするが反応は無く意識が回復したというわけではない事を理解する。


 「………ここらへん人来ないんだよなぁ、これから外歩きまわるの控えた方がいいのかな、この前からロクな目にあってないや」


 普段人が通る場所でない為どうしたらいいか考えていると段々と面倒くさくなり寝て彼女が起きるのを待てばいいという考えを思いつき女性の隣で寝ようと寝転がる、晴天でちょうどいい気温だったことも幸いしてゆっくりと睡魔に意識を預けていく。

この時期のおでんって美味しいですよね、美味しいんですけど下手に旨いって言うと何日も連続してそれになるから言いにくいんですよねぇ…

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