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【プロットタイプ】お気持ち表明

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

プロットタイプ お読みの方、

鏡花と瑠衣がくっつくとかないわー。

って思われてるでしょう。


私も我に帰って時折思います。

でも『だからなんだ』精神で書いてます。

恋愛漫画、ラブコメ、そう言うジャンルは総じて荒れやすい。大抵自分が気に入ったヒロインがヒーローとくっつかなかった場合、荒れる。そりゃもう荒れる。

推しには幸せになって欲しい。そんな思いが火に油をくべて、意図も容易く燃え上がる。

この子が一番可愛い。この子が一番推し。それは貴方のただの感想で、物語にはなんら関係ない。その事をちゃんと弁えて欲しいものだね。


常に騒がしいと思われがちな鏡花であるが、静かな時はとことん静かである。特に何かに夢中になっている時、深く思考をしたい時には非常に大人しい。

例えば今。物語を読んでいる時は大抵感情移入するので、表情筋が激しく変わるものであるが、今は熟考しているらしく、物静かな一面を覗かせる。

鮮やかな黒髪、胸元まで。女特有の長い睫毛に縁取られた黒い目が真剣に本に注がれている。やや厚めな唇が僅かに開かれて、白亜の牙がチラリと覗いていた。

人の表情とは面白く、喜怒哀楽によって、気配が大いに変化する。何時もは子供じみた演技を行う鏡花も、今だけは年相応な大人びた雰囲気を醸し出していた。

「ラブコメって面倒臭いよね。なんかもう、色んな意味で。全ての範囲で。そりゃ勿論、自分も含めて。クソめんど……。……っ。ごめぇん、ゆらりぃ!! 今の聞かなかったことにしてぇ!!」

「諭羅いねぇぞ」

意識が浮上したらしい。何時もの様にころころと表情を変化させながら、様々な怒り方をした。女帝から勝気、怠惰、乙女、僅か数行の文章に此奴の数多の人格が相見える。

「そう!! 聞いて、瑠衣たん!! あのね、私は自分の最推しが報われて欲しいとは当然思ってんの!! でもそれやって物語が『これじゃなくね?』って思ったら、報われなくても仕方ないと思ってんの!!

それに対して『なんでこの子が一番可愛いのに、ヒーローとくっつけねぇんだよ!!』っていうコメント見る度に『貴方だけの物語じゃねえんだが?』って思うの!!

『作者の物語』であり『ヒーローの物語』であると思ってんの!! だからうちらは何よりもヒーローの見る目、選んだ相手を受け入れるべきだと思うの!!

可哀想だけど!! 苦しいけど!! 幸せに……させて……上げたいけど!! でも其の意見を作者に強要させんの嫌いなの!!」

感情が混じっている分、説明が分かりにくいが、どうやら『解釈違いを起こしても、読者は物語を見守るしか出来ない。だからとやかく言うな』という事を言いたいらしい。

ま、自分の物語が気に入らないと言われたら『じゃあ自分に合った物語を探すことをお勧めするが?』と俺も返してしまうだろう。

「鏡花、最初に言っとく。万人を納得させる物を作ろうと思うな。またあると思うな。自分の中の価値観に合わないやつは漏れなく切れ」

納得させるのもまた一興。自分の意見に従わせるのもまた一興。だが、皆お前の様に、人格を飼い慣らせる訳じゃねえんだ。

人の心情と体付きにしか興味のない瑠衣たんです。

でも強いて好きなタイプを上げるなら、多分……。


・自分が居なくても生きてける、依存しないつえー女。

・騒がしいよりも理知的で、大人びた人。


だと思います。

だから女帝モードが一番のお気に入りな気がします。

下手に世話焼かなくて済むし、気質が自分と似てるから、変な気疲れ起こさない。


でも別に他の人格に興味無いとか、生理的に受け付けないという訳ではないと思うんですよ。

だからちょくちょく構ったり、遊んだりしてる訳で。

……ぞんざいだけど……。


ただ性格がほぼ真反対故に、『なんでくっ付けたんだよ』とは言われそうだなと。

訳は二つ。

鏡花から人生を貰った事が第一。

麗衣(瑠衣の双子の妹)の依存先を増やすのが第二。

です。


まぁ、プロットタイプでラブコメするとしても、当て馬はいません。

荒れるの分かってるし、作る必要を感じないから。


でもまぁ、ラブコメは荒れる。兎に角荒れる。

ヲタクの『推しには幸せでいて欲しい!!』『この子が一番可愛い。異論は認めない』という感情が理性より先に来るから。

恋は人を狂わせるとはよく言ったもので。


でも作者(括りがデカイの許して下さい。でもこう思ってる作者様沢山いらっしゃると思うので)的には、

『読者の為の物語でもあるけれど、作者の物語でもある。そしてヒロインとヒーローの物語でもある』

『この子なら間違いなくこの子を選ぶ。こういう選択をする。だから「君に決めた!!」って動かしているのに、其れをねじ曲げると、「アンタ誰だよ!!」ってなる』

『特に商業系、かっちりやりたい方は、プロットがあって、大きな運命は既に決まってる』


それに対して『なんでこのキャラとこのキャラをくっ付けないんだよ』って言われても困る。

という意見なんですよ。


もし仮に、

『瑠衣はこんな騒がしい子選ばない!! 穏やかで暖かい人と付き合う』

と言われても

『ヤダ!! 解釈違い!! 自分の信念に忠実な分、相手にも其れを求めるし、それ以外興味持たない!!

バレンタインチョコ返却するノンデリだぞ!? そんな子ぶつけたら、相手の精神病んじゃうでしょ!!』

と返します。


そうしてこんな高火力なクソデカ感情が『面倒臭い』んです。

鏡花が最初に『ラブコメ面倒』と言ったのは、何も『推しの幸せ最優先高火力ファン』だけじゃないんですよ。

同じくらいの物を心に抱えた自分にも『面倒臭い』と言ってるんですよ。

あとはラブコメ特有の『話し合え!! 貴様らぁ!!』も面倒臭い。

まぁ、そこが面白いところなんですが。

恋愛漫画の良いところは感情がぐっちゃぐちゃになるとこ。


そうして口調が荒くなって、諭羅に注意をされるから、『ごめぇん』なんです。

我に帰った証拠ですね。

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