この世界の歴史と悪魔な副官と諸兵科連合たまみ連隊爆誕!
この異世界転生最高だ。前世?の時のしょうもないただのモブ人間として生きていくのではなく、明らかに戦争が起きるであろう世界に大佐になったのだ。これは、教科書に良い意味で乗るために頑張るしかない。そのために今日からこの世界の歴史を学ばなければいけないんだが、どうしたものか……授業受けるの嫌いなんだよな
「失礼します」
少し虚無に至っていたら一人のおじさんが入ってきた。
「ヤルマールシーラスヴオと申します。たまみさん」
手を出してきた。しかし、ここにきて驚いた。あの最強の校長先生だったのだ。軍の教科書にも載っているあのスオムッサルミで包囲しまくった。あの最強の校長先生だ。
「たまみです。お話は聞いていると思いますが。今日からよろしくお願いします。」
しっかりと握手を交わし、席に着いた。この人の授業ならしっかり受けなければならない。
「まず宗教のお話をしますか。歴史において宗教というものはとても根深く繋がっていますからね。ローザ大公国という超巨大国家がこの大陸を統一し、この国は予想つくと思いますが、宗教を母体とした国家で、今も存在するローザ大教公国と東ローザ教公国に分裂しました。これがローザ歴250年のことです。その後570年代まで群雄割拠戦国時代が続き、その過程で今ほどではありませんが、国がまとまりました。このシスランドは部族的に同じでしたから、各3国の王の話し合いで国民主権の今でいう共和制国家を樹立しようとなりこのシスランドができました。細かい年代まではわかりませんが、400年代であったと言われています。」
ローマ帝国みたいな巨大国家が分裂し東西に分かれ、影響力の低下で戦国時代に突入したってコトかな?元の世界の地理で見たらローザ大教公国はイタリアで東ローザ教公国はバルカン半島にあるのおもろいかな。でも、共和制と言いつつこの時代まで続いているのは不思議だな。
「疑問なのですが、共和制と言っても今は936年ですよね。私の過去の世界だと初期の共和制というものは続かないと思うのですが……議会制みたいな現行のシステムとか導入していたんですか?」
「よくわからんが、今と同じ体制だったとしか言えない。悪く言えば確かに数百年同じ体制で進んでいないと見れるが、特に問題も無く今に至るわけだ。」
「誰が今の体制を作ったのですか?」
「それが3国の王が話し合って作ったと、伝わっていて誰がとは分かりません。時代的に資料も少ないですし。」
「残念ですね、私も知っているこの共和制は自分の生きていた時代の物に酷似しています。なぜ、こうなったのか研究しがいとかありそうです。もしかしたら私のような存在がいたのかもしれませんね」
「転生者というわけですか……確かに時代の要点、要点に明らかに歴史を動かす人物が出てくる。可能性もあるかもしれません。それでは続きを」
ローザ歴500年後半に東方の島国ジパングが地殻変動で大陸につながり、キエ―ウ大公国と陸でつながりその土地を求め戦争が起き、おとぎ話では覇王軍と猿軍団が無双したらしい。
ローザ歴623年に、イギリスポジションのグレートブリアンがアメーカ大陸とサバリンカ大陸を掌握した。新大陸とアフリカを手に入れたらしいが、645年にはフランスもと言いナポレーン・ボルパヌト率いるフランセーズが、大陸大軍が周辺に、戦争を吹っ掛けその影響で685年には、アメーカ独立戦争が起き812年にはサバリンカを維持できず、とりあえず東西南北に分けて独立。832年には大プロシア主義に基づいてドイツ帝国完全体が誕生したらしい。因みにアメーカさん南北戦争起きて連合国側が勝ったらしい。キエ―ウはレレーニンがボルシェズム革命たるものを起こしたらしい。南アメーカは合衆国残党が統一しカルト国家とかしたとか……
「歴史好きとして一つ聞きたいのですが、この世界における3大海戦の一つ904年に起きたジパング・キーエウ戦争におけるサンクトペテル沖海戦で、東郷平三郎率いる聯合艦隊が地球半周もして勝利したのだが、そういったことはありましたか?」
えっと、逆です。なに、聯合艦隊が半周してるんすか・・・・・
「私のいる国のジパングは半周してきた、当時最強と言われていた艦隊を撃退しました。工業化して30年ほどの国がです。完全勝利でした。」
やっぱり、転生者はたくさんいるのではないだろうか。
「今度でいいので、たまみさんがいた世界について色々教えてもらいたいものですな。気がつけば日が傾いてしまいましたな。それではここまでとしましょうか。」
「ありがとうございます。」
この世界のなんとなくの歴史は理解できた。ノートにまとめといた立地的には
シスランド共和国=北欧3国
グレートブリラン王国=衰退したwイギリス
ボルシェズム大連邦=ウラル以東がないwソビエト
ローザリア大教公国=イタリア
東ローザ教国=バルカン地方
フランセーズ共和国=スペイン+フランス
大プロシア帝国=大ドイツ主義達成したドイツ
サバリンカ東西南北=アフリカを4等分w
チベッティング帝国=チベット+中東+インド
陰中茶井=中国
ジパング皇国=大陸とつながったウラル以東持っている日本
アメーカ連合国=大正義wアメリカ
ブラデール=狂気のカルト集団が統治する南アメリカ
こんな感じだろうか因みに国はこれしか存在しないらしい。この世界のポイントとしては資源の含有量が話を聞いている感じ少ないと思った。そして、有名な資源地帯は少しこの世界は陸地が違うわけだがその変わった土地にたくさん資源があるというわけだ。因みにシスランドは資源はあるけど気候の問題でそこまで国力は高くないらしい。
少し時間がたったらマンネルハイムが入ってきた。
「たまみ、ご飯も食べないで勉強していたらしいじゃないか」
「楽しかったのでつい……」
「まあ、楽しかっただろう?。これからご飯行くぞ、副官が待ってる」
「あ、ありがとうございます。」
車に乗せられ数十分走っただろうか。すごい、高そうなレストランに連れていかれた。個室に案内されたのだが、個室には金髪でつんつんしてそうな女が……
「マンネルハイム閣下お会いできて光栄だ。そして、たまみ大佐私はユーティ・アル―ネ中尉よろしく」
「話に聞くのと同じように元気な軍人だ。私はグフタール・マンネルハイムそして、」
「たまみと言います。これからお願いします……キャッ」
「可愛いいぃー黒髪で清楚系大きくもなく小さくもない胸!、私の好みだわ。ご飯食べ終わったら一緒に遊びましょー」
いきなり抱き着かれた……なんか、名前的にしょうがない気もしなくはない
「申し訳ありません!、ユーティ・アル―ネ中尉これよりたまみ大佐の指揮下に入ります!」
「まあ、そういうことだ。ご飯を食べながら話そう」
「分かりました。」
お昼ご飯食べてないからがつがつ食べる。副官ちゃんの目線をすごい感じるが……楽しく雑談しながら食べることができた。食事を終えマンネルハイムが真剣な顔で口を開いた。
「ここで話に入るが、たまみ大佐には新編成の連隊を指揮してもらおうと思っている」
「新編成ですか?」
「そうだ。旅の途中たまみ大佐の話を聞いてな。隣国に比べ国力に劣る我々は精鋭の即応部隊をと、言いたいが幸いボルシェズム大連邦としか、国境を接していないのを鑑みて、一部戦線を精鋭部隊で支えられるような防衛向きの部隊を作ろうと思ったのだ。連隊規模だが、3個歩兵大隊、2個砲兵中隊、1個高射砲中隊、1個対戦車砲中隊、1個戦車中隊の戦闘能力を持つ部隊でまとめる。さらに、1個歩兵大隊は狩猟を生業とする人で編成する。その他支援兵科もしっかりとつける」
「諸兵科連合ですね。」
「よくわからないけどすごそう」
「結構無理した編成なのだが、有事の際役に立ってくれると願う。それと、ユーティ・アル―ネ中尉」
「はい!」
「たまみ大佐の面倒をしっかり見てやってくれ。体力づくりもしないといけないだろうしな」
「了解しました!たまみちゃんをしっかり管理しますね!」
目を輝かせてるのはいいんだがこれじゃ、疲れて毎日が大変になるのではないか……でも、体力づくりか、そもそも動くのがめんどくさいたちだからいいかもな。なんだかんだ、この子なら女らしい会話とかしなくても済みそうだし。
「変なことしないでくださいね。あくまで私は上官なんですから」
教からこの子と生活すると考えると実はそんなに悪くないのかなと思ったりした。
頑張って投稿ペースを上げたいです。