世界最高の精霊術師 ~双子だからと虐げられていた私は、実は世界最高の精霊術師の才能を持っていたようです。私を追放してしまったことを後悔してももう遅いです~
私は伯爵家に生まれた。
女性、というのはとても歓迎されていた。
なぜなら、この国には女性しかなることができない精霊術師という職業があったからだ。
貴族の家では、家を継ぐ男と、それを支える数人の精霊術師を家族から輩出するのが基本だった。
だから、普通の女性だったら……何も問題はなかった。
しかし、私は双子。……それも、双子の妹だった。
この家では双子という存在は嫌われていた。
双子が嫌われている原因は様々だ。
母体を傷つけて生まれてくること。
犬や猫など、家に何も益をもたらさない生物たちが複数の子どもを生むこと。
一度の出産では本来一人しか生まれないという神様の決め事を破った存在……。
どれが理由で双子が嫌われるようになったかは分からないが、きっとどれもこれもが組み合わさった結果なんだと思う。
だから、私はすぐに殺される予定だった。しかし、母が全力で私を庇ってくれたおかげで私は生きている。
生きているといっても、外に出ることは許されない。私の生活空間はここ……この屋敷の地下だけだ。
当主である私の父は言った。
『冒険者登録が出来るようになる12歳までは家においてやる』、と。
私は来週12歳の誕生日を迎える。そうしたら、この家から追放されることになっていた。
この地下でのこれまでの生活は……退屈しかなかった。部屋にはたくさんの本が置いてあるからだ。
私が今知った知識も、それらの本を読み漁っていたから得たものだ。
読んでいた本を閉じた私は、それからしばらくして周囲を眺めた。
ふわふわと周囲には半透明の妖精のようなものが浮かんでいた。
それは微精霊、だと思われる。絵本に描かれていた精霊とまったく同じだったからだ。
……私の目は変だ。本来、精霊というものは目で見ることが出来ないらしい。
どれだけの本を読んでも、この目についての情報は今もまだ分かっていなかった。
今も私の近くでは微精霊が飛んでいて、それに手の平を向けるとちょこんと乗ってきた。
にこーっと微笑んできた微精霊に私も同じように笑みを返した。そして再び微精霊は自由に飛び出した。
この目を持っている人はこの世界にはいないらしい。
つまり、『双子の妹は欠陥品』というこの家の考え方はあながち間違いでもないのかもしれない。
そんなことを考えていると、部屋の扉がノックされた。この地下にわざわざ訪れる人は数人しかいない。
私がベッドから立ち上がり、扉の方へと向かうと、すぐに鍵が開いた。
私の部屋は外側に鍵がついている。勝手に私が外に出ないためだ。
入ってきたのは母だ。
ぎゅっと抱きつくと、母も抱き返してくれる。温かな感触が私の体を包んでくれた。
「楽しそうね?」
「うん、さっきも新しい本を読んでいた」
「そうなのね。今日はどの本を読んでいたの?」
「北方の侍の話」
私がそういって、買ってもらった本を母へと見せる。
「そっか、本当に北方の侍の話が好きなのね」
「うん」
この家を追放された後は、侍に弟子入りでもしようかなと思っていたくらいだ。
私はあまり服などは買ってもらえなかったけど、それでも今身に着けている和装だけは許してもらえた。
これを身に着け、部屋で木刀を振るうのも密かな趣味の一つであった。
「もうすぐ12歳の誕生日ね」
母は悲しそうな声音でそう言う。
「うん、これで母さんに迷惑をかけなくて済む」
私はにこりと微笑んでそういった。
母は私を庇ってから家での立場が悪くなってしまった。そんな母も、私がいなくなればきっと立場が戻るだろう。
私の言葉を聞いた瞬間、母は涙を浮かべ私の体を抱きしめた。
ぎゅっと強く抱きしめてきた母は、嗚咽をもらしていた。
私は母を元気づけるためにそう言ったのに、母の反応は私の想像とは大きく違っていた。
「ごめんね、ごめんね……!」
母の言葉に、私はなぜ母が泣いているのかその理由が良く分かった。
私は抱きしめてくれる母の腕を握り返すことしかできなかった。
12歳の誕生日。
私は久しぶりに外へと出た。もう二度とあの地下に戻ることもないだろう。
部屋に向かうと、母とティーネ姉さんがいた。私の双子の姉だ。
母が先に私の体を抱きしめた後、ティーネ姉さんも同じように私の体を抱きしめてくれた。
私とほとんど変わらない顔と体。でも、私よりも少し肉付きは良いかな?
「良かったわ、ルクス……久しぶりね」
「ティーネ姉さんも久しぶり。今日は、家に戻ってきてたんだ?」
「ええ、精霊術師の訓練中だったんだけど、抜け出してきちゃったわ」
「……それは駄目」
私はそう言うが、ティーネ姉さんはぺろりと誤魔化すように舌を出した。
「……今日で、最後、なのよね」
「うん……」
「……これからどうするの?」
ティーネ姉さんはそう訊ねてきた。彼女は申し訳なさそうな様子で、そう言ってきた。
「……私はとりあえず、冒険者として頑張る」
「そっか……そうよね。……そんなあなたにプレゼントがあるの」
ティーネ姉さんがそういうと、執事が布に包まれた何かを持ってきた。
執事からそれを受け取ったティーネ姉さんがこちらに差し出して布をはいだ。
……それは、黒い鞘に入った一振りの刀だった。
「こ、これ……!」
受け取った私はそれを鞘から抜いた。綺麗な刃文の刀身、確かな重量のあるそれに心が震えた。
「誕生日プレゼントよ。ごめんね? 今まで渡したことなかったでしょ?」
「……で、でもこんなの、お父様が怒る」
「私の稼いだお金で作ってもらった刀よ。誰にも文句は言わせないわ」
そういってウインクしてきたティーネ姉さんに、私はこみ上げる涙をぐっと抑えて笑顔を返した。
「……ありがとう」
刀を握りしめると、ティーネ姉さんは嬉しそうに笑い、少し涙の浮かんだ顔でもう一度抱きしめてくれた。
「冒険者、頑張ってね? ……死なないように、気をつけてね」
「うん、ティーネ姉さんも精霊術師目指して……頑張って。……それに、この刀に恥じないような困っている人を助けられる冒険者になる」
「……うん」
ティーネ姉さんの体を抱きしめ返した後、私はその刀を腰に差した。
それが終わったところで、部屋に別の女性たちが入ってきた。
……他の姉たちだ。私に気づくと、彼女らは露骨に表情をゆがめた。
「ちょっと、いい加減にしてくれない?」
「そうよ、ティーネ。そんなゴミに触れるのやめなさいよ?」
「あなたはこの家の精霊術師なのよ?」
私たちの姉だ。確か側室の娘だった。
今は宮廷で仕事をするために鍛錬を積んでいるとか。
……確か、三年連続精霊術師の試験に落ちて今不機嫌なんだ、とか母さんが話していたかな?
ティーネ姉さんがむっとした様子で眉根を寄せる。
……私のために何か言えばその分ティーネ姉さんの立場が悪くなる。
ティーネ姉さんが何かを言う前に、私はすっと頭を下げた。
「……今までお世話になりました」
「ほんとよ!」
「あんたみたいな疫病神がいたせいで、私たちは試験を落ち続けたんだから!」
「もう、ほんと最悪! さっさと消えなさいよ!」
三人の姉たちが私を追い払うように手を払った。
……言われなくても、これでお別れだ。
私がすっと頭を下げ、部屋を立ち去ろうとした時だった。
彼女らの後ろから、ぼてっと太った一人の男性がこちらへとやってきた。
……私の父だ。
「女、12歳になったな」
そう声をかけてきた男性は穏やかな声をしていた。
私の名前さえも呼ばない彼は、眉間を寄せていた。
「……はい、お父様」
父は笑顔とともに安堵の息を吐いた。
「貴様の父ではない。……とにかく、ようやく、貴様の顔を見なくて済むと思ったら清々するわ。さっさと家を出ていけ、この忌み子が」
「ええ、お父様の言う通りよ!」
「あなたのような人間、この家にはふさわしくないの!」
「さっさと立ち去りなさい!」
父に合わせそう言ってきた姉さんたち。
ティーネ姉さんが何か言おうとしたようだったが、それで姉さんが傷つけられるのは嫌だったので、私は笑顔を浮かべて口を開いた。
「これまで育ててくれてありがとうございました。今日から私は、アリーストの苗字をすて、ただのルクスとして生きます」
すっと父たちに頭を下げ、すぐに私は屋敷を去った。
母と、ティーネ姉さんにもう会えない。……それは涙が出るほどに悲しかったけど。
でも、もうこれで私を庇って二人が傷つけられることもないんだ。
……うん、だからこれでいいんだ。
私は目元をごしごしとぬぐう。それでも少し歪んだままの景色の中を、歩いていく。
そして冒険者登録を行い、冒険者としての活動を始めた。
◆
そうして三年が経った。
私は15歳になり、今はある村を拠点に冒険者活動をしていた。
この村は、村を守れるような人がいないそうで困っていたのでしばらく私はここで暮らすことにしたのだ。
ティーネ姉さんと約束したからね。困っている人を助けられる冒険者になるって。
そして今――私は操っていた微精霊たちの声を頼りに、村の子どもたちを探していた。
発見した。
今まさに魔物に襲われる瞬間だったそこに割り込み、刀を振りぬいた。
「ぎゃ……っ!?」
子どもへととびかかっていたゴブリンの首がとんだ。
さらにもう一体のゴブリンが私の方に迫ってきたが、すでにもう――斬っている。
ゴブリンは遅れて自分が斬られていたことに気づいたようだ。私が刀を鞘にしまうのに合わせ、悲鳴をあげた。
「大丈夫?」
「う、うん……!」
「だから、まだ外に出ちゃ駄目。強くなったっていっても、まだまだ魔物と戦えるだけの力はないんだから」
「……ごめんなさい」
目の前にいた三人の子どもたち……といっても12歳の彼女らは私の言葉に酷く落ち込んでいた。
可哀そうだけど、仕方ない。命がかかっているんだからきちんと叱らないといけない。
「家族の人たちも心配していた。ほら、一緒に戻ろう」
「……お、怒られるかな、ルクス先生」
「怒られると思う」
「だ、だよね」
「でも、先生も一緒に謝るから」
そういって少女の頭を軽く撫でると、少女はぱっと目を輝かせた。
……12歳の子ってこんなに幼いんだなぁ、とそれを見て思う。
いや、私が達観しすぎていたのかもしれない。
子どもらしさについて考えながら一緒に村へと戻る。
すぐに、少女らの親がやってきて、叱りつける。それから彼女らをぎゅっと抱きしめていた。
「……私にも責任があります。彼女らの指導を行っていますから」
私のこの村での仕事は村の防衛と冒険者の育成だ。
この村にいた数少ない三人の少女は皆精霊術師としての才能があったため、私が指導を行っていた。
「いえ、ルクス先生は悪くありません! まったくもう! ルクス先生に迷惑かけるんじゃないよ!」
ぽかんと母が少女の頭を殴りつける。わんわんと声をあげ助けを求めてきた少女に、私は苦笑を浮かべた。
……いいなあ、と思う。家族がいて、心配してくれる人がいて――。
わずかな疎外感。どれほど親しくなっても、友人以上の関係にはならない。
「そういえば、ルクス先生。そろそろ、騎士の方たちが村のほうに到着する予定ですが……大丈夫ですか?」
母親が少女の頭を撫でながらこちらに問いかけてきた。
……そういえば、そんな話があった。
「……そういえば、私に用事がある、だっけ?」
「は、はい。優秀な精霊術師がいるのなら是非とも宮廷にスカウトしたい、と。良かったですねルクス先生! 王様お抱えの集団に入ることが出来るんですよ!」
「でも、私がいなくなったら村は大変だし……」
「そんな! 村のことよりもルクス先生の人生のほうが大切ですよ! 宮廷は王様の後宮などもあるんですよ!? 上手くすれば王族に見初められることも……! ルクス先生ほどの容姿ならば、それも可能ですよ!」
……別にそういうの興味ないし。
でも、断ったりしたら大変だしなぁ。そうだ、双子の片割れとして家を追い出された身、とでもいえば大丈夫かしら?
そんなことを考えている時だった。村長と傷だらけの騎士が駆け寄ってきた。
「た、大変じゃルクス殿ー!」
「……どうされたんですか?」
私が村長に問いかけると、騎士がこちらへとやってきた。
「こ、ここに向かう途中で魔族に襲われました! 今現在我々の部隊が戦っているのですが……隊長以外まるで歯が立たず! す、助太刀に向かってくれませんか!?」
「うん、わかった。場所は?」
「南、500メートルほど進んだ場所です!」
「了解」
……困っている人がいるのなら助ける。ティーネ姉さんにこの刀をもらったその時に決断したことだった。
「行こう、ぺこ丸」
私は腰に差した刀を一撫でしてから、走り出した。
刀には名前がついているものがある。だから、私も業物をアピールするために名前を付けた。
……結構悩んだ末に、かなりかっこいいものがつけられたと自負している。
周囲にいた微精霊に頼み、風をまとい一気に加速する。
そして……見えた。
騎士が戦っているのは、まるで人間のような姿をした魔物だ。ここ最近現れている――魔物と呼ばれる生物が進化した――魔族と呼ばれる存在だ。
見た目は人間のようであるが、知能などは一切ない。まさに、人の姿をした化け物だ。
魔族と戦っていた女性は眉根を寄せながら、剣を振りぬいていた。両手に剣を持った二刀流だ。
アレは中々大変なんだよね。かっこいいから私も真似したことがあったものだ。
私は一気に迫り、その体へと刀を振りぬいた。魔族は腕で私の一撃を受け止める。
思っていた以上に頑丈だ。その体を一撃で切断するのは難しいと判断した私は、刀を抜きながら体を蹴りつける。土の微精霊の力を体内に宿し、頑丈さをあげる。
そして、風の微精霊を足に纏ったままの蹴りで魔族の体を吹き飛ばすのは容易だった。起き上がったその魔族へと、追撃に火の微精霊にお願いをして、火の矢を放ってもらう。
そして時間を稼ぐことに成功したところで女性に声をかけようとすると、
「無詠唱か!?」
女性が驚いたように声をあげた。
無詠唱? ああ、私の精霊術に対してか。
私は周囲にいる精霊にお願いしているだけだ。
「とにかく、大丈夫?」
「……ああ、大丈夫さ。とにかく、助かったよ。キミはもしかして村にいる優秀な精霊術師という人だね?」
女性の言葉に、私はこくりと頷いた。
「優秀か……は分からないけど、村にいる精霊術師。といっても、国に認められているわけではないから精霊が使えるだけの冒険者が正しい」
「そうだね。……とにかく、援護してくれるというのなら心強い。とにかく……あの魔族をさっさと潰そうか。私が囮になるから、トドメは頼む!」
「……だいぶ怪我をしているようだけど、大丈夫? 囮は私が――」
「私はこれでも宮廷の精霊術師だよ。これから部下になるかもしれないキミにお願いするわけにはいかないよ」
「……それなら、分かった」
彼女の面目というのもあるだろう。私がこくりと頷くと、女性は両手に持った剣を構えると、魔族へと駆けだした。
起き上がった魔族が一気に彼女へと迫り、その爪を振りぬく。
……女性の剣術は荒々しくも、美しい。女性と魔族の戦いを見守っていた私は、魔族の意識が完全に私から消えたその瞬間に駆け出した。
精霊に力を貸してもらい剣に風と水をまとわせる。剣の鋭さが一気に跳ね上がる。
体に風をまとい、土と火の力を体内へと取り込む。
燃えるような火の力がエネルギーとなり、私の肉体が力を増していく。土の力によって、体の丈夫さが強化されていく。
私が近づいたのに気づいた魔族が私の方へぎょっとした目を向けてくる。
だけど、もう遅い。
私の刀が魔族の首を跳ね飛ばした後、その心臓を刀で貫いた。魔族の鮮血が周囲へと飛び散り、私はそれから逃れるように距離をとった。
刀の血を払ってから、女性へと近づいた。
彼女はぺたりと座っていた。
「大丈夫?」
「……ああ、大丈夫だよ。ありがとう……それにしても、キミは大丈夫だった?」
「おかげ様で……何とか」
「それは良かったよ。いや……それにしても本当に強いね。どうだい? 宮廷で仕事をしないかい?」
私はそんな彼女に用意していた言葉を伝えることにした。
「その話はとても嬉しいですが、私は双子として捨てられた子どもです。だから、その……そういった場で働くことは――」
……双子と聞けば、きっと帰るだろう。
私がそういうと、彼女は首を傾げた。
「双子が何だい?」
「え? そ、その……双子を忌み嫌う人もいるって」
「確かにいるね……でも、その考えを改めている家もあるよ。少なくとも……私の家――公爵家なんだけど、少なくともうちは考えを改めた側の家だよ」
「……え?」
こ、公爵家?
想像もしていなかったほどに位の高い人だった。私はこれまでの自分の態度を思い出して、頬が引きつってしまう。
「……例外、というものは必ずあるからね」
そういった彼女は少し寂し気に目を細めた。
「……そう、なの?」
「ああ、そうだよ。それに……キミが双子というのなら、なおさら宮廷で仕事をするといいよ」
「……どうして?」
「宮廷で成果をあげれば、それだけ立場が得られる。立場が得られれば、救える命も増えるはずだ。キミが活躍をすれば双子に対しての考えを改める人も出てくるはずだからね」
……そんな発想はなかった。
私が活躍すれば……もしかしたら、救える命もあるのかもしれない。
私は握っていた刀をじっと見た。
ティーネ姉さんと約束した。……困っている人を助けられる人になるって。
……私が宮廷で活躍すれば、それで世の中の、双子という理由だけで捨てられていた子どもたちが救われるかもしれない。
そう思ってから、私の考えはすぐに変わった。
「……宮廷での仕事、受けさせてもらえるのなら、受けたいです」
「本当かい? 嬉しいよ」
「けど……今私がいる村は冒険者がいません。何か、援助を受けることは可能でしょうか?」
「ああ、そのくらいは手配しよう。とにかく、歓迎するよ。確か……ルクスという名前だったね?」
「はい」
「そうか。私で力になれることがあればいくらでも相談してほしい」
「……ありがとうございます」
にっと笑った彼女が立ち上がろうとしたところで、体がよろけた。
「大丈夫?」
「さ、さすがに……疲れたよ」
彼女の素直すぎる感想に私は思わず笑みをこぼした。
……そういえば、宮廷の精霊術師ということはもしかして、姉さんたちもいるのだろうか?
何度も試験を受けていたし……たぶん、いるよね?
面白かったという方は、
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別の短編になります。↓
贋作鍛冶師の幸せな日常 ~宮廷鍛冶師だった俺を追放した奴らが、困り果てているようだが今さら戻ってきてと言われてももう遅い。隣国で幸せに暮らしています~
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