表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
chisha  作者: team月下美人
プロローグ
9/9

Episode8:疑問

【もなか。パート】

 ELSFYへと向かうCW-79達は、無事敵に見つからず、攻撃も受けず、なんとか到着するところであった。

「お疲れ様です。もう少しでELSFYへと到着します。やっぱり僕のサポートのおかげですかn」

「そういうことじゃないから。はぁ、被害なしで行けただけでも今日はラッキーかもしれませんね。」

そんな安心した表情のアザミを見て、CW-79は安心しただけでなく他の感情が見えた気がした。

(何故安心だけじゃないのだろうか…、過去に何かあったのだろうか…?)

「どうかしました?CW-79?私の顔になんかついてましたか?」

「ん?あぁ、なにもついていないが…。何でもない。」

「CW-79さんもちょっとお疲れ気味なのかもしれないですね。ELSFYについたらサポートドックでしっかり休みましょう。」

「あぁ、分かった。」

(いや、そんなことを考えている場合ではない。だが、どうしてもアザミのもう一つの感情がわからない。だがしかし私の任務は、いや私たちの任務はELSFYへと到着し、資料のチップを運ぶことである…。)

 そうこうしている間にELSFYへと到着した。

ELSFY(ここ)の人たちは頼りになる人がほとんどなので、困ったときは頼りにしてくださいね。」

「あぁ、そうだな。」

(私のことを見ている者が大勢いるが、人造人間とは珍しいものなのだろうか?BY-76とかもいるのだろうに…。)

落ち着きながら疑問がわく中、アザミはELSFYの代表者と話を終えるところだった。つい2時間前、行方不明となった小鳥遊の捜索願いを出していた様子であった。

 そのあと、CW-79は用意されていた自室に案内され<休む>という感覚を覚えた。ふと、一人の無音の空間に彼女はぼやいた。

「なぜ彼はいなくなったのだろうか?彼は孤独を望んだのだろうか?いや、違うだろうし…。今日は疑問が多すぎる。そういう知能をもって作られたからだろうか…。」

疑問を持ったまま、CW-79は何者かによってスリープ状態におちる。


この回で、第1章完結となります。

4月中旬から第2章スタートになります!

何卒、これからもご愛読よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ