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自力本願  作者: 宮城夜月
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部活動体験

 部活動体験初日は、ピアノのレッスンのため、部活動に参加できなかった。2日目には、バドミントン部に体験にいった。吹奏楽部の次に人数の多いこの部活は、人間関係が大変そうだという理由から却下した。3日目には卓球部の体験に行った。卓球部はバドミントン部とは正反対で女子の先輩が4人に男子の先輩が6人という少人数だった。先輩も優しく、入部したら直ぐにレギュラーになれるかも知れないと言われたが、やはりもっと体を全力で動かす要素がほしくてこれも却下した。

 足は遅いが、知り合いの先輩から何度も誘われたのだから体験だけでも行かなければという使命感に駆られ、陸上競技部の体験にも参加した。練習内容は、陸上経験のないカンナにとっては、分からないことも多く、またしばらく運動していなかったため、始めのジョギングでさえ先導する先輩についていくのがやっとだった。練習は大変だったが、部の雰囲気を一言で言えば、とても楽しそうだった。先輩方は皆優しく、男女の仲も良く、フレンドリーで、話し掛けやすい。それに加えて、上下関係もしっかりしていて、まさに求めていた理想の部活だった。この部活が陸上部でなければ、ほぼ即決で決めていたかもしれない。だが、走るのは辛い。ましてやクラスや学年でトップを争うような人達と走るのは、やはり気が引けた。


 その夜、カンナは人生最大に苦悩した。たかが部活でと母や兄に言われたが、青春をどんなスポーツで過ごすかは、自分にとって死活問題だった。そんなとき、兄がこんなことを言った。___走るのが嫌なら、走り幅跳びとか、走り高跳びとか、砲丸投げとかやっとけば?___あっさりと言われたその言葉にピンときた。

「決めた。走り幅跳びやる!」

そう宣言をした次の日、カンナは早速入部届けを提出した。

こんにちは。宮城夜月です。

ようやく部活要素が入ってきました。

これからも続きを期待していただけたら幸いです。

それではメリークリスマス!

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