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1-4

本日投稿分の最後です。

1-1~1-4を投稿してます。

ね、眠たいです。


気が付けば朝を迎えておりました、皆さまおはようございます。


前世ではオタク少女だったとはいえ徹夜など体験した事はなかったのですが、よほど集中していたのか魔法を習得するまで一睡もせずやり遂げました。


あ、ちゃんと食事はしてましたよ、何せ目の前には美味しい美味しいご飯があるのですから。


さて、折角覚えた魔法を使って色々してみたいのですが、まずはステータスをチェックしましょうか。


・・・うん、スキルが増えてきたのでだんだんと把握しづらくなってきましたね。


せめて常時効果があるものと能動的に効果があるもので分けてしまいましょうか。


という事で、頭の中を整理したいと思います。


========================


名前:サクラ=シンドウ(女/0歳)


種族:妖精種幼体(LV3)


状態:衰弱(睡眠不足)


所属:幻惑の森


職業:ニート(LV2) *高校生(LV11)/メイド(LV15)


HP:6/6 MP:20/20 SP:4/10


筋力:H 器用:H 敏捷:H 知力:A- 魔力:C 感知:B- 精神:C- 幸運:G+


種族スキル:糸生成


クラススキル:集中力増加/省エネルギー


スキル:料理(LV4)/裁縫(LV3)/家事(LV5)/算術(LV4)/魔力吸収効率上昇/MP回復率上昇(LV1)


    自己能力確認/鑑定(LV1)/魔力操作(LV2)/身体強化(LV1)/光魔法(LV1)


ギフト:異世界神の加護(小)/全言語解読/風属性適正/光属性適正


========================


すっきりしました。


11個もスキルがあるから整理していないと、ですよね。


でも前世だったらこういう事は無意識で把握していたわけですから、何気に前世世界アースの人たちの方が優秀なのかもしれませんね。


何せ表記化されていない能力を使って過ごしていたのですから。


ある意味ではこっちの世界ファンタジアの方が易しい、いえ、厳しい世界だから易しいのかもしれません。


魔物や魔王が居る世界ですから。


あ、魔王の1人は前世からの転生者でした。


さてさて、これで私も魔法使いの一員になれた訳ですが、魔法レベル1で出来る事はほとんどありません。


現在できるのは光源を作り出す魔法、ライトが使えるくらいです。


どうやって使うかですが、やはり魔力をイメージに乗せて変化させる、であっていたようです。


一応詠唱とかキーなどは存在していますが、これは効率良く魔法を使う為の手段のようで、光魔法を習得した段階で頭の中にその情報が入ってきました。


ただ、私はきゅぃーとしか発せれないですから詠唱魔法は使えない、というのが現状です。


無詠唱魔法や詠唱破棄魔法と呼ばれる技法ですね、よくある。


こっちの方が凄いのでは?と思われるのですが、実はそうでもないようです。


詠唱せずにイメージで変化させる無詠唱や、詠唱やイメージを必要とせずいきなり変化させる詠唱破棄をすると、魔法の効果や魔力変換効率が悪くなるようです。


詠唱についてはよくある魔法言語が存在する訳ではなく、どのような言語でも構いませんが意味が解る言葉であればイメージを増幅させれる、といったシステムのようですね。


だったら私の可愛いきゅぃーも詠唱扱いして欲しいのですが、これ鳴き声であって言語ではない扱いのようです、ひどいです、ファンタジア世界。


うーん、しかしほとんどの作品では無詠唱魔法や詠唱破棄魔法は詠唱魔法より優れている、とされているのにこれは一体どういう事なのでしょうか?


やっぱりそれを効率良く、効果的に行使できるスキルが存在していて習得していないからなのでしょうか?


取りあえず解らないので一眠りする事にしましょう、寝不足はお肌に良くありませんからね。


でも眩しくて寝づらいので穴を糸で塞いで少しでも暗くしておかなくては。




またまたおはようございます、皆さま。


気を失うように眠った私ですが、どれぐらい時間が経ったのか分かりません。


まだ外は明るいのでそれほどでもないのかもしれません。


寝不足も解消されましたし、それでは食事を取りましょう、むしゃむしゃ。


ふう、お腹一杯です。


腹ごなしに訓練ですが、やっぱりここは魔法をどんどん検証していく事に致しましょう。


現在使える魔法はライトのみですが、光魔法ってどういう物かを確認しながら他の魔法についても考えていきます。


光源以外であれば回復だったり透明になったり、幻影を見せる、といったところでしょうか。


あとは光線による攻撃でしょうが、やっぱり光魔法はどちらかといえば補助魔法的な物の方が多そうです。


そしてそれらの魔法が使えないか試しておりますが、どうやらレベル不足的な要因が大きいようで発動しません。


なぜそう思うかと言えば、何となくイメージは出来るし使えそうな感覚があるのですが、最後の変化の部分で魔力が霧散してしまうのです。


ですから魔法レベルを上げていけば使えるようになる、という仮定でどんどん魔法を使って経験点を稼ごうと思います。


なお、ライトを使うと経験点が入りますし、他のお試し魔法も失敗しているのに経験点が入ります。


魔力操作も併用してますからMPが物凄い勢いで減っていき、僅かずつですが回復するという状況が続いております。


まあ、枯渇したら目の前のMP回復に適した桃(仮)を頂いてすぐに回復するのですけどね。


などと続けて数時間、辺りが夕焼け色に染まるころには魔力操作がレベル3に、MP回復率上昇と光魔法がレベル2になりました。


こんなに早くレベルって上がるのかな?と何度目かの疑問が過りますが、神様の加護の恩恵と低レベルだから、という理論武装で納得しておく事にしました。


魔力操作とMP回復率上昇については取りあえず横に置いておきますが、光魔法がレベル2になって使えるようになった魔法について検証です。


光量を調節したり集光するコンセントレーションと離れた場所も良く見えるようになるリモートビューイングの二つです。


コンセントレーションはライトの光量を調節したり明るくなる範囲を限定したりと、使用する魔法に作用する補助魔法の補助みたいな魔法です。


流石になんだかなぁ、と思ったのですが、これ自然光にも作用できるようで、外から入る光も調節出来ました。


ただし、完全に光が届かないようにする事は出来ず、完全な暗闇は作れませんでした。


そっちはおそらく闇魔法の分野なのでしょうね、残念です。


リモートビューイングですが、所謂千里眼的な視界を飛ばす物ではなく、どちらかといえば視力が良くなる魔法でした。


ただしその分目に入る光量も増えるので、コンセントレーションなしでは使い辛い魔法です、某大佐のように転げまわりましたよ、ええ。


今のところ光魔法もライトぐらいしか役に立ちませんが、コンセントレーションの存在から察するに、魔法レベルが上がっていけば、使える魔法が増えるというより応用力が付く感じでしょうか。


なので今は微妙に見える魔法でも、そのうち切り札になる日がやってくると、私は信じてます。


取りあえず、もう完全に日が暮れましたし、今日はもう休みましょう。


徹夜を連続で、とかは避けたいですからね。


あ、でもその前に軽く食事をしておきましょう。


寝る子は育つと言いますから。




そして翌朝、というよりもまだ明けてない時間帯、びゅーだとか凄い音と物凄い揺れによって目が覚めました。


うん、体を糸で補強しておいてよかったです。


どうやら暴風がやってきているようで、枝からぶら下がった果実なのでダイレクトに被害を感じております。


果実が落ちないか心配ではありますが、逆に言えば実の中に居て良かったと思います。


これだけ揺れる風だったら間違いなく吹き飛ばされて地面に落下していたでしょう、兄姉たちは大丈夫でしょうか?


あ、糸が・・・


す、凄い勢いで風が入ってきました。


これ、ちょっとどころかかなり危険だと思います。


身体強化を使って踏ん張り、糸で体を固定したりして何とか耐えていますが、揺れによって出口が下の方を向く時が本当に危険です、下が見えちゃいます。


これは全力で抵抗しなくては、と魔力操作をしつつ身体強化を更に強化したり、糸に魔力を混ぜ見たりとMP消費を気にせず使えるものを使って耐える所存です。


MPが減って枯渇しそうになればむしゃむしゃ。


SPが減ってきたらむしゃむしゃ。


兎に角、この強風に耐える為にできる事をやっている内にスキルを覚え、いくつかレベルアップしました。


種族レベル、MP回復率上昇、魔力操作、身体強化がそれぞれ1つずつ上がり、途中から僅かながらに楽になりました。


そして新たに覚えたスキルのお陰でかなり楽になったのですが、そのスキルは中々習得できなかった風魔法です。


レベル1では微風を放つウィンド位しか使えませんが、この魔法を使いまくって吹き込んで切る強風に対抗して風圧による疲労がかなり軽減されたのが大きいです。


うん、私、凄く頑張ってます。


ファンタジア世界に転生してから一番頑張っているのではないでしょうか?


何せ命が係った危機的状況なのですからのんびりなんてしていられません。


目が覚めてから強風が止むまでの十数時間、辺りが夕焼けが差し込むまでスキルや魔法を使い、桃(仮)を美味しく頂き、全力全開で頑張り続けた結果、生き延びる事ができました。


いやぁ、穴から見える小枝や葉が飛ぶ姿とか、兄姉と思われる緑色の何かとかが通り過ぎるのを戦々恐々とむしゃむしゃしてましたよ。


そんな甲斐が有ったのか、新たにスキルを習得し、幾つかのスキルがレベルアップしました。


そして私のステータスは現在こんな感じです。


========================


名前:サクラ=シンドウ(女/0歳)


種族:妖精種幼体(LV7)


状態:普通


所属:幻惑の森


職業:ニート(LV3) *高校生(LV11)/メイド(LV15)


HP:11/14 MP:13/60 SP:7/10


筋力:H 器用:H 敏捷:H 知力:A 魔力:C 感知:B 精神:C 幸運:G+


種族スキル:糸生成/フェロモン生成


クラススキル:集中力増加/省エネルギー


スキル:HP回復率上昇(LV1)/MP回復率上昇(LV3)/魔力吸収効率上昇/料理(LV4)/裁縫(LV3)/家事(LV5)/算術(LV4)


    自己能力確認/鑑定(LV1)/魔力操作(LV3)/魔力付与/身体強化(LV3)/光魔法(LV2)/風魔法(LV2)


ギフト:異世界神の加護(小)/全言語解読/風属性適正/光属性適正


========================


かなり強く、は解りませんが成長したと思いませんか?


新しく覚えたスキルですが、HP回復率上昇はそのまんまですから割愛します。


まずは種族スキルであるフェロモン生成ですが、これは誘因物質を放出するスキルのようでちょっと試しましたが桜色のオーラのような物がでました。


私自身には効果はありませんが、相手を誘惑したり嫌悪させたり畏怖させる効果があるようです。


どうやら魔力依存の効果らしく、抵抗するのは精神のようですね、ただし相手が格上すぎる場合は関係ないようですが。


魔力付与ですが、込められる魔力の量は魔力操作に依存するようで、身に着けた物に魔力を付与出来るようになり、一時的にですが魔法属性も付与出来るようです。


何となく魔法剣が!と忘れ去った過去の心が疼きましたが、核心はそんな事ではありませんでした。


なんと糸生成時に魔力付与が可能で、この場合は効果時間はとても長い、おそらく永続効果が付与されるようです。


試しに鑑定してみたら生成後の糸の場合、一時的に魔力が付与されたという解説が付き、生成と同時だと魔力が付与されたとなっていました。


魔法を込めた場合だと風の精霊力がとかの解説が付きましたから、これは今後に大いに期待できるのではないでしょうか。


あ、ちなみに風渦巻く糸とかには成りませんでしたからご安心下さい。


ちなみに糸の鑑定結果ですが、通常だと昆虫の糸でロウ、魔力付与済みで妖精糸でノーマルからハイ、魔法付与の場合は風の妖精糸でレアとなりました。


うん、ますます人間なんかに捕まったら飼い殺しされそうですね、気を付けませんと。


まあ、名付きのエンシェントトレントである主様が居るよな森に態々やってくる人間はいないでしょうから、この森に居る限りは安心ですね。


などとフラグを立てつつ、そろそろ真っ暗になってきましたから寝ようと思います。


ああ、本当に今日は頑張ったなぁ、などときゅぃーと呟き、私は眠るのでした。

お読みくださってありがとうございました。


そういえば、感想とか誰でも出来るようにしてありますので、よろしければ宜しくお願いします。



次回の投稿日は未定です。

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