2-5
本日は2話分投稿です。
2-4~2-5
きゅぃーきゅぃー叫び過ぎて疲れて眠りました妖精少女サクラです、どうも。
もうちょっと語尾にも気を張りたいと思う次第であります。
さて、日も変わって気分も変わりましたので昨日出来なかった確認の続きをしたいと思います、むしゃむしゃ。
ふぅ、ごちそうさまです。
水魔法で手と顔を洗いまして、いざ検証です!
あ、素手で果肉を削るとかやっぱり嫌なので、妖精鉱生成でマイスプーンを作って文明人らしい生活にしました。
良いですよね、マイスプーン!
ごほん、新しく覚えたスキルや魔法の事ですね、ええ。
スキルは妖精鉱生成だけでしたので魔法の方をと思ったのですが、先に習得の可能性の高い雷魔法を試してみる事にしました。
昨日の氷魔法を習得した出来事を参考にすれば科学的考察が役に立ち、意識して使う事が習得の切っ掛けになるはずです。
ですので雷に付いて考えてみましょう。
あ、ほとんど分りません。
だって雷、ようは電気ですけど普通にコンセントに刺せば使えますもん。
そういう当たり前の事ほど仕組みとか気にしないですよ、ええ。
こ、困りました。
ですが雷魔法の習得に、風魔法と光魔法が関わってくるというのが大きなヒントになるはずです。
あと、身近で簡単に発生させられる電気から考えて静電気でしょうか。
静電気が発生する場合って空気が乾燥した状態で擦り合わせると起きる現象のはずです、あってます?
あってると仮定して、風魔法が関わるという事から風と風を擦り合わせるように動かしてみましょう。
「ウィンド」
うん、ただの風魔法ですね、残念。
あ、光魔法どこ行った、ですね。
では、今度は光魔法、特にライトを付与しながら静電気、といいますか放電現象を意識して使ってみましょう。
「放電」
お、出来ましたね、雷魔法。
手の平からびりびりって放電しましたし、これは雷魔法とみて間違いないでしょう。
ステータスチェックしてみたら、やっぱり雷魔法をレベル1で習得してました、やったね!
これで私が使える魔法の種類が妖精魔法が2種類、属性魔法が水と風と光で3種類、派生魔法が氷と癒と雷で3種類、合計11種類の魔法が使える事になりました。
おお、こ、これはもう魔法使いと名乗って良さそうな気がします。
あ、すでに職業魔術師でした。
11種類の魔法を使う魔術師と考えたら結構凄いですよね、私。
これはもう行けちゃうのでは、とあぶないあぶない、調子に乗るところでした。
いくら魔法が一杯使えようが、私は小さな妖精さんですし、簡単にぷちんされちゃう弱者です。
ちゃんと出来る事と出来ない事を見極めて行動したいと思います。
昔の人は言いました、敵を知り己を知らば百戦危うからず、と。
ちょっと違った気がしますが、自分を知る事は重要です。
ですのでそろそろ魔法の確認に戻ろうと思います、能書きはもういいですよね、すみません、浮かれてました。
水魔法がレベル2になって覚えたのはクールとピュリファイです。
クールは温度を下げる魔法で、ただしどんなに冷やしても1℃までのようです。
ただし無生物の液体限定なので対象の体温を下げるとかの攻撃転用は出来ないようですね。
ピュリファイの方は液体を純水に変える魔法で、毒やアルコールも純水に変える凄い魔法です。
やっぱりこの魔法も無生物限定なので血液を純水に変えて即死攻撃、とはいかないようですね。
あくまでも水魔法は補助とレベルが上がれば回復に特化した魔法のようです、しくしく。
気を取り直して癒魔法ですが、これは所謂ポーションを作り出す魔法のようです。
レベル1で覚えたヒールウォーターは治癒効果を持った魔法薬を作り出す魔法です。
HPやMPを回復させる効果があるようで、水魔法か光魔法を込める割合でHP回復かMP回復かが分れるようですね。
赤眼様に使った時はその配分を気にせず無意識で使いましたから両方回復するポーションだった模様。
まあ、もし人里に出た場合でも魔法薬屋として生計を立てる算段が立った、とでも思っておきましょう。
もちろん製造過程は秘密でですけど。
そして待望の攻撃に特化した魔法である雷魔法さんです。
レベル1で覚えたショックは至近距離限定ではありますが、放電による攻撃が可能な魔法です。
ダメージと共にスタミナを奪い麻痺を与える感電状態にする効果があり、要するにHPとSPにダメージを与える素晴らしい魔法です、やっきゅぃー!
あ、今のはやったね、と言いましたが興奮して噛みました。
しかし雷魔法ですよ、雷魔法。
魔法の中でも一番派手で目立つ、これぞ魔法と全力で言えるものですからテンションがあがりまきゅぃー!
ごほん、兎に角ですね、これでオタクなら誰もが夢見た超電磁砲が使える日が訪れたのですよ。
早速使ってみましょう!
「超電磁砲!」
・・・うんともすんとも何も起きませんね。
「あの超有名なアニメをイメージしてレールガンと言ったつもりが考え通りの超電磁砲と音に出て、ただの恥ずかしい娘でしかありまきゅぃー!?」
理解とレベルが足りないようですね、しくしく。
ともあれ、発動実験は失敗に終わりましたが、本当に発動していたら危険でしたね、超電磁砲。
イメージ通りの魔法だった場合、我が家どころか主様の枝もふっとぶはずですから、使用と共に死亡しなくてもその後に死亡確定でした、危ない危ない。
まあ、何事もほどほどがよろしいようです。
さて、確認も終わりましたのでお出かけしたいと思います。
何時もの様に視界と聴覚を飛ばして安全確認した後、我が家を飛び立ち赤眼様の元に。
あれ?
赤眼様の寝床に向かったのですが、今日はいらっしゃらないようですね、残念。
赤眼様との交流は楽しいですし、何かしらの行動をしていればレベル差でレベルアップとか狙え、げふんげふん。
早朝パトロールにでも出かけているのかな?
まあ分りませんし、昨日やったように植物を育てる妖精さんらしい事でもやってみましょう。
ではまず、水魔法で草たちに魔力たっぷりの水を与えます。
「ウォーター。そして、ウィンド」
今の私はスプリンクラーの如き栄養満点散布機です。
取りあえず暫定的な私の花園となるべき場所と決めた範囲に飛び回りながら水を降らせます。
そして続いては植物に重要な要素である光合成のお時間です。
この幻惑の森は木々が高く鬱蒼としていますから地表にまで日光が届きにくく、草花たちの育ちが悪かったりします。
ですので私がこの辺りを棲家としている間は専用のお花畑を作りたいと思い、こんな事をしているのです。
ですから癒しの光を草たちに降り注ぎましょう。
「リラックス、からの、ライト」
草たちの成長促進だけなら妖精魔法(樹)の成長で十分なのですが、あれだけだと味気ないし、光の素晴らしさを彼らにも味わって欲しかったですからね。
ですから魔力たっぷりの水と光を与えて良い草花に育って欲しい、そういう思いを込めてやりました。
「さあ、どんどん育っておくれ」
おや、私の思いが早速届いたのか、どんどん草たちが育っていきますよ。
「これって妖精魔法の効果じゃないですきゅぃー!?」
うん、妖精魔法ってば、気持ちを込めちゃうだけで発動しちゃう、とても優秀な魔法でした、しくしく。
急成長して私の花園だけ元気な草たちで溢れ、もういいや、この際花もいっちゃえ、と妖精魔法で開花もさせました。
うん、色取り取りの花が咲き乱れ、光り溢れる正に妖精の花園が出来上がりです。
出来上がりには満足してますが、これほど短時間に出来てしまうと感動成分が薄れてしまいます。
魔法は便利ですが、便利過ぎるのも考え物ですね。
まあ、それは兎も角、これだけの成果を出したのですから何か成長していないかと確認しましたら、やっぱり成長してました職業魔術師。
何と一気にレベルが7まで上がっており、新しく消費魔力減少(極小)というクラススキルを覚えました。
これは魔法を使った場合のMPの消費を若干抑えるという効果で、まあ、微妙なものでした。
何でしょう、ニートの方が職業としては優秀だった気がします。
イメージ的にはニートの方が圧倒的に劣っていますが、クラススキルで考えたらニートの方が上ですよね。
うーん、ファンタジア世界のニートはアース世界のニートと意味合いが違うのかもしれませんね。
あ、そもそもニートっていう職業が存在しているだけで違うのは当たり前ですか、ニートは修学意欲もなく職に就いていない、ですものね。
などと職業の事を考えていましたら、転職先が頭に浮かびました、何ぞ?
今までこんな事は無かったのですが、どうやら別の職業に就く可能性がある者は転職が可能になるようですね。
ただ、これおそらくですが、アース世界の神様の恩恵が絡んでいる気がします。
何せあのイケメンおにーさんは成長と転生を司る神様ですからね。
転職に有利みたいな事おっしゃってたし、普通はぽんぽん転職なぞ出来るとは思えません、流石神様です。
ともあれ、どのような転職先があるのかによっては魔術師から転職してもよさそうですね、クラススキルがしょぼ、は言い過ぎですが、はい、そんな感じで。
それで肝心の転職先ですが、ニートもしくはメイドへの再就職か妖精術師もしくは妖精庭園師への転職のようです。
ニートとメイドは取りあえず後回しに致しまして、妖精●●師について考えていきましょう。
この職業はどうやら妖精魔法を使って仕事をするもののようで、妖精種かエルフにしか就けない種族限定職業のようです。
妖精術師は主に妖精魔法を使う何でも屋と言った感じの職業で、魔術師を極めた妖精種が次に就く職業ナンバーワンな職のようですね。
何でしょう、全然魅力を感じない職業です。
妖精庭園師の方は妖精魔法を使って庭園を管理する職業で、ドライアドなどの樹妖精が就く職業のようですね。
まあ、人里だったら人が庭園を管理してそうですし、妖精庭園師はレア職業ぽいです。
うん、これだったら今すぐではなく、他に就く職業が無かったら、でよさそうです。
それでは再就職の方ですが、ニートは極めてますから却下で良いと思います、上級職も無いようですし。
そしてメイドですが、これ何かしらの報酬を与えてくれる相手がいない限り経験点が溜まらない職業なのですよ、困ったことに。
報酬は有形無形問わない模様ですが、要するにご主人様がいない、もしくは雇い主がいないメイドはメイドにあらず、という事なのです。
ですから現状ではメイドに転職してもクラススキルが復活しても、レベルアップは望めない状況です。
・・・赤眼様にご主人様になってもらうようお願いしてみるのもありかもしれません。
熊に甲斐甲斐しく仕える妖精さん。
無いですね、ええ。
うーん、というかですね。
妖精に転生したからというもの、誰かの下に付きたいとか、そういう庇護されたい気持ちが一切湧かないのですよ。
何となくそういう発言をしたかもしれませんが、実はこれぽっちも思ってなかったりします。
やっぱり自由気ままな妖精さん、特にその傾向が強い羽妖精は仲間意識とかは芽生えても誰かに仕えるというのは難しい生き物なのでしょうね。
あ、でもちゃんと有形な報酬もらえるのなら仕えるのはありだと思いますよ、本気で。
要するに、貴方にお仕え出来て私はそれだけで満足です、とかあり得ない、というやつです。
よく考えたら前世でもお父さんの為に家事をしている、というよりも自分の生活の為、自分の生活を支えてくれるお父さんへの感謝、という事でがんばってましたね。
特売セールへ突撃するのも1円でも家計を浮かせて趣味に注ぎ込、げふんげふん。
どうやら私は妖精さんへ転生したからではなく、元々そういう人間だったようですね。
「こんなだったからボッチだったんじゃ、とか思いたくなきゅぃー!」
「ふむ、サクラは独り言が多いのだな」
「きゅ、きゅぃー!?」
いつの間にか帰ってきていた赤眼様に独り言を思いっきり聞かれておりました。
は、はずかきゅぃー!?
えっと、こんな娘、やっぱり雇ってくれませんよね、赤眼様?
あ、雇うとか概念がありませんかそうですか。
どうやらそれ以前の問題で、メイドへの再就職は辞めておいた方が良さそうです。
もうしばらく魔術師を続けたいと思います。
「あ、赤眼様。花園を作ってみたのですが、如何ですか?」
「うむ、妖精女王がいた頃を思い出すな。出来れば主殿の傍を全てこう変えてもらいたいものだ」
何と、仕事をもらえちゃいましたよ。
うーん、これは転職しちゃっても良いのかなー?
と、一瞬考えましたが別に今のままでも出来ますし、取りあえず返事をしておきました。
「はい、お任せあれです!」
さあ、これから忙しくなりますよー!
お読みくださってありがとうございました。
気が付けば総合評価50PTに到達しており、とても驚いております。
それだけ読んでくれている人がいるんだなぁ、とうれしい限りです。
どうもありがとうございます。
次回の投稿ですが、やっぱり未定です。
本当は投稿予定は固定にした方がよいのでしょうが、そうすると締め切りぽくなってやる気が(
こんなやつが書いてる自己満足小説ですが、今後ともよろしくお願いします。
それでは。




