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hate  作者: ズガイ
1/4

第1話 鳥と獣

「おーい。雀、電話だぞ」

大きな声が聞こえる。そこで雀は本を閉じて獅子を見る。

電話をプラプラさせている獅子が立っている。

「今、代わるよ」



hate 1



「もしもし、何かご用ですか」雀が聞く。

「それが……」

相手は一旦間をおいてから言った。

「霞崎を殺してほしい」

「分かりました。詳細を教えてもらえますか。それといつ頃がよろしいでしょうか」そういうと相手は言った。

「喫茶店。あなた方のいるところの近くの喫茶店で会えませんか」


「獅子。一時間したら出かけるぞ。準備しろよ」

言いながら獅子を見ると何かを探している。

雀が獅子に近ずくと足にしがみ付いてくる。

「何だよ。急に」

雀が言う。獅子は泣き出しそうになりながら言ってくる。

「たすけてくれよぉ。これ見て」

机の上にトランプがマーク別に並んでいる。獅子は必死にハートの7と9の間を指さしている。

「8がないんだよ。8が」

雀は、足にしがみつく獅子を離してからハンガーからコートを取ってからパンパンと埃を払う。

「おい、8は諦めろ。おっ、あんな所にあったぞ」

雀は外に向かって指をさす。獅子がいきなり動き出す。

「どこだ。どこだ。愛する俺のハートの8」

雀は笑いを堪えながら言った。

「あそこにいっぱいいるじゃないか。8じゃなくて蜂が」

ガクッと肩を落とした獅子が言った。

「おまえ、覚えとけよ。絶対殺してやる。おまえ」

雀は、足にしがみつく獅子を離してからハンガーからコートを取ってからパンパンと埃を払う。

「おい、8は諦めろ。おっ、あんな所にあったぞ」

雀は外に向かって指をさす。獅子がいきなり動き出す。

「どこだ。どこだ。愛する俺のハートの8」

雀は笑いを堪えながら言った。

「あそこにいっぱいいるじゃないか。8じゃなくて蜂が」

ガクッと肩を落とした獅子が言った。

「おまえ、覚えとけよ。絶対殺してやる。おまえ」

「冗談に聞こえないな」

雀は、永遠苦笑いを続けた。

時計を見る。あと30分。

「作戦たてるぞ。獅子」

そういうと獅子はイヤイヤソファーに座った。「冗談に聞こえないな」

雀は、永遠苦笑いを続けた。

時計を見る。あと30分。

「作戦たてるぞ。獅子」

そういうと獅子はイヤイヤソファーに座った。

「で、今回は勝算あんのか」獅子は手に近所のスーパーのチラシを持っている。「何割ぐらいだよ」

それを聞いて雀は黙る。

「分からないな」

雀は顔を上げると獅子は寝ている。

雀はしょうがなく本を開き読み始める。


だめだな。こりゃ。

「で、今回は勝算あんのか」獅子は手に近所のスーパーのチラシを持っている。「何割ぐらいだよ」

それを聞いて雀は黙る。

「分からないな」

雀は顔を上げると獅子は寝ている。

雀はしょうがなく本を開き読み始める。


だめだな。こりゃ。

「で、今回は勝算あんのか」獅子は手に近所のスーパーのチラシを持っている。「何割ぐらいだよ」

それを聞いて雀は黙る。

「分からないな」

雀は顔を上げると獅子は寝ている。

雀はしょうがなく本を開き読み始める。


だめだな。こりゃ。

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