表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/221

「吹いて消えるように」

「吹いて消えるように」


一度きりの人生というけれど

私の体は

昨日まで食べたもので出来ている

私の心は

昨日までの出来事で出来ている

私の頭は

昨日までの情報で出来ている


今日は幸せ

昨日も幸せ

だから

明日が地獄でも

たぶん耐えられる


昨日までのすべてが

今日にあって

明日からのことはわからないけれど

それでも昨日までの自分が

それを支えてくれるか

それを理解してくれるか


人に答えを求めるのは難しいけれど

昨日までの私のなかに答えがある


風が吹いたら消えるような命でも

昨日が幸せ

今日が幸せ

そう思えたら

明日も過ごしていける

これから先になにも見えなくても


一度きりの人生というけれど

風が吹いたら消えるような明日でも

とりあえず今日は幸せ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ