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「氷流」
「氷流」
一目お会いしたくて
どうしても貴方の視界にと
毎日
道を共に歩けたらなど
同じ屋根の下に帰れるなら
笑う声も聞けて
手を差し出せば掴めるなど
夢の夢
私が笑われても
私が責められても
私が問われても
貴方が好みそうな言葉を
私は歌にしましょう
伝えられぬ苦しみを
私は詩にしましょう
ただの人ならば黙って消えられた
お互いに表舞台の人
ただの人じゃないから
お互いに会えた
失うものとあなたへの愛を秤に
心に傷がつくのを糧に
どうしても貴方の視界にと
御目にかかりたくて
今日も表舞台で唄うのです
珍しく?演歌風味!