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「感謝の向け先」
「感謝の向け先」
たくさんの人の中にいるから
声をあげなければならない
私が努力したのだ
運でさえも私のものだ
私が掴んだのだ、と
私を輝かせたものは私で
私が輝いたのだ、と
声をあげなければならない
決められた人の中にいるから
声はあげてもらわなければならない
私の努力はさておき
運もあるけれど
皆様のおかげです、と
皆様に支えていただいて
私は輝かせていただいているのだ、と
声をあげてもらわなければならない
そんな両国を見た者は
自分はどちらに属するのか
多くの者に見てもらうことを選ぶのか
見てくれる人が現れるのを待つのか
ずっと考え動く日々になるのだ