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「行方不明は何」「橋の上」

「行方不明は何」


ふと気がつけば

たまにしか行かなくなった本屋が消えた


いつのまにか

読まなくなっていた雑誌が


いつのまにか

休刊になり廃刊になっていた


昔読んでいた本の今を聞いたら

出版社がなくなっていた


作者はいつのまにか

本の世界から消えていた


そんなことばかりが

最近続く




「橋の上」


何が起こるかわからないからと

本人の意見も聞かずに

橋を壊した


何か起きたら困ると

自分だけの感情で

橋を壊した


向こう岸にいた人間は

ため息をつき

もう橋など目にくれない


壊した側から

橋を架けようとしても

もう二度と架からない


それでもいいじゃなかと

壊した男は上から言う


橋の上にいた自分は

結局川に乗って

消えていく道しかないのだ






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