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「本と電子と」「言語」

「本と電子と」


誰かが言う

電子になっても本はなくならないと

そうだそうだ

と声がして

振り返れば電子のほうを見つめる群衆がいる


誰かが言う

活字離れがひどいと

そうだそうだ

と声がして

振り返れば機械の前で遊んでいる


誰かが言う

本なんかやめてしまえ

そうだそうだ

と声がしない

振り返れば誰もが聞こえないふりをしている



「言語」


茜色の空にトンボが飛ぶ

もうトンボも漢字で書けなくなって

そのうち茜色なんて言葉もなくなる


新しい言葉が生まれて

古い言葉ではなく

使われなくなった言葉が消える


言葉は生き物だからと君が笑う


僕らの言葉以外で消えていく言葉があるのだろうか



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