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「なんどでも」
「なんどでも」
ふと見つめて
もう一度ちきんと見つめて
それから理解する現実がある
理解できないこともあるけれど
理解したくないこともあるけれど
目をそむけて
それでも残像に心奪われて
走っても逃げだしても
それは事実なのだろう
なんどでも見つめて
そこにあるならば
それはきっと夢でもなく幻でもなく
嬉しい事実も
悲しい現実も
驚いた未来も
愕然な今も
なんどでも瞬きをして
見つめるのだろう
受け止められたなら
いや
受け止められなくとも
なんどでも
なんどでも見つめて
あきらめるのか
走り出すのか
それこそなんどでも
※川に弁当が、浮いてまして。何度も見直してしまいました・・・。
中身ではなく、弁当のまま、浮いていたのです。