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「君に友人はいない」

「君に友人はいない」


A君に友人はいない


君が問う

友人がいなくてなにが問題なのかと


私が答える

なにも問題はない


君が問う

友人は必ず必要なものだろうか


私が答える

強制的に必要なものではないけれど

そこに誰かが居れば

良くも悪くも支えになり足かせになる


君が問う

なぜ友人がいないだけで責められるのか


私が答える

人は話して理解しようとする

理解できても、できなくてもいい

だけど

話すことを放棄した人は怖いからだ


君が問う

友人がいなくて、彼は強いのか

友人がいなくて、彼は弱いのか

友人がいなくて、彼は寂しくないのか


私が答える

友人がいなくても、生きていける人はいる

それでも友人がいる楽しさも苦しみも嬉しさも寂しさも

知らないままよりかはいいだろう

その程度のものだ


A君が問う

なぜ僕に友人がいないと思うの?


君は言葉に詰まる


私が答える

君に友人はいない

私は君の心にしかいない

私は笑った


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