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「あの人の歌」

「あの人の歌」


なぜかしら

初めて聞いたあの人の歌


あの人の歌詞は前向きなのに

なぜかしら

あの人の曲は美しいのに

なぜかしら


あの人が歌う詩は

溺れるような苦しさがあって

ずっと聞くのが怖い

何度も聞くのが怖い


湿度多めの満員電車内で

聞くような息苦しさ


ささやくような声のせいだろうか

やわらかな音のせいだろうか


空の歌を歌うのに

水の中に引き込まれるよう


夢がかなう歌なのに

声が出なくなるよう


背中を向けたくなるような歌は

あの人の歌だけじゃなくても

たまに流れている

選択する自由もあって


溺れたくない私は聞けないけれど

きっと多くの人が上を見て

泣きながら聞くのだろう


上を見て

前を向いて

今日も流れるのだろう

私は避けて

引き込まれないように

目をそらし続けるだろう


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