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「ショー」

「ショー」


スパンコールの衣装

当たるライト

声と言うよりも叫び


向こう側が見えないほどの

ライトに目を細めながら

ギリギリしか見えない

足元を気にしながら

歩いていく


顔もぼんやりしか見えなくても

狂気の声だけは聞こえている

一瞬も見逃さないギラギラした

目玉だけが暗い中浮いている


額に見える汗をふきながら

背中に感じる冷や汗を隠し

歩いていく道しかない

たくさんの手が自分を

支えているのか

逃げられないように背中を

囲っているのか


歩くしかない

壊れるまで

歩くしかない

歌えなくなるまで

歩くしかない

先に見えたものが崖だとしても


重い衣装

背中には掛けられた札束

耳を塞いでも

狂気の声が呼んでいるから


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