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「写真」「あきらめの想」

「写真」


モノクロの写真ばかり撮る君に

カラーのほうがきれいなのにと言ったら


カラーで見える色は一色だから

モノクロに写る色はその人次第でしょ


困った顔のぼくに

君はただ微笑んだ



風景ばかり撮る君に

人物も撮れば良いのにと言ったら


風景は誰にでも平等なの

撮る側の感情で左右されることがないわ


困った僕の顔を

君は撮った



「あきらめの想」


君を見つめて

君を見つめて

一度も目が合わない


君を見つめて

君を見つめて

話しかけてこない


君を見つめて

君に微笑みかけても

いつもと同じ


こんな話を知っているか

相手への想いにつりあう物は

相手からの想いしかないのだと


君を見つめても

君から見つめられない


君に微笑みかけても

君から微笑まれない


君に話しかけても

君から話しかけてもらえない


いつしか

君の横を歩いて微笑む

幻想さえ見えなくなった


あきらめたのではなく

あきらめさせられたのだ


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