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「雪の舞い 2018」

「雪の舞い 2018」


雪の世界を

動物は走り

寒さに負けそうな飼い主を笑う

室内の動物は

寒いのは嫌だと窓の向こうから見ている


子供は騒ぎ

大人はしかめた顔で空を見上げる

ついたため息も白い

それでも

いつまでもあるものではないと

遊ぶけれど

あしたにはこの景色は変わると

カメラを向けるけれど

今日も明日も明後日も

いつまでもあると

まだあるのかと

次はいつと楽しみにすることなく

そして

跡形もなく消えるのをただ

待つ

たまに積み上げられた雪の黒さを

ちらりと見てただ

待つ

雪に負けるかもしれないと

不安を抱きながら

そんなことはないと

未来が言ってくれるのを待つ

待つ 待つ 待って 待つ


見たことのない人の

見たことがあっても

再発見する人の

雪の季節が今年もおわる


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