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「愛の切れっぱなし」

「愛の切れっぱなし」


永遠などないと誰もが知りながら

その切れっぱしでもいいとを捕まえようと

手を伸ばす

本気で追いかける人

そんなものは幻と言う人

そして手を伸ばしているふりをする人

追いかけるのにはと理由を探す人

自分には無理だとあきらめる人


あったらそれだけで必ず幸せになれると

信じてやまない青い鳥のように

手をのばして捕まえられるのを待つ

離婚を繰り返すバラード歌手は

今日も永遠があると

言い聞かせるように歌って

今日もその歌は売れている


最初から手元にあると笑う人

いつまでも手に入らないと

目を伏せる人

切れ端では足りないと

つぶやくキミが隣で笑う

しっかりと隣の人の手をつないで

相手を見つめて微笑む

相手の目の中に

切れっぱなしを探しながら


君はいつしか自分で切れっぱしを

たくさん掴み布を折り

あまった切れっぱしをまた

ふわりと離すのだろう

誰かが掴めるように

未来が掴んでくれるように

誰かと繋がるために


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