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「天気と君」
「天気と君」
今日も雨だと
眉を潜め
野菜が高くなると文句をいう
今日も晴だと
しかめ面
水撒きが面倒だと愚痴をいう
誰しもが
毎日何かしらに不満を抱えながら
自分の力ではどうしようもないことにため息をつく
好きだな
雨
恵みだね
いいよね
晴
綺麗だね
いつも明るい君の世界がたまに羨ましい
新しい傘
新しい靴
可愛いレインコート
お気に入りのバック
晴れても降っても
一喜一憂
誰もがそうで
それでも君は楽しそう
やっぱり君の世界が
本当はものすごく羨ましい